WWE行きが濃厚なジュリアが青野未来を次期エースに指名!地元凱旋を果たした青野が「今度は私がジュリアを嫉妬させる」

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 10日、埼玉県・えすぽわ~る伊佐沼にて『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』が開催。青野未来がジュリアとの一騎打ちを経てエースの自覚を持った。

 青野は女優として舞台やTVドラマなどに出演しながら2017年にアクトレスガールズでプロレスデビュー。美しい見た目のイメージとは裏腹にパワーファイトを得意としており、その試合ぶりは若手時代から数多の団体で高く評価されてきた。
 アクトレスが“プロレス団体”で無くなってからも残留した青野は絶対的エースとして君臨。マリーゴールド移籍後は壮絶なトーナメントを制して初代ユナイテッド・ナショナル王座(純白のベルト)を戴冠した。

 見た目も試合も良い青野の弱点として長年指摘されているのが、自主性の不足。
 アクトレス時代に王者であった際にも挑戦者からは必ずと言っていいほど「未来さんは何も発信しない」と批判され、マリーゴールドの選手からも純白のベルトを巻いた後に「王者として率先して動いていない」という旨の批判を受けている。

 今大会は、青野の地元・川越市で行なわれた凱旋記念大会。
 メインイベントでは青野未来vsジュリアのシングルマッチが実施。8月19日の後楽園ホール大会を持って日本を離れて海外へ旅立つジュリアとは1vs1で闘う最後のチャンス。マリーゴールドで切磋琢磨する2017年デビューの同期対決には注目が集まっていた。


 試合前には握手代わりに額を突き合わせてにらみ合い。ジュリアは「久しぶりじゃねーか」とニヤリと笑う。
 試合は互いの足跡を確認し合うかのようなじっくりしたグラウンド戦に始まり、青野がローキックからの39ロックなど足への一点集中攻撃。ジュリアは敢えて青野の技を真っ向から受け切りつつバックドロップやジャーマン・スープレックスの投げ合いで意地をぶつけていく。
 青野がグロリアス・ドライバーを切り返してラリアットを連打して必殺のスタイルズ・クラッシュを狙うが、ダメージが深く体勢を崩してしまう。この隙を見逃さずにジュリアがグロリアス・ドライバーを狙うも、青野は振り払ってダブルアーム・スープレックスからバズソーキック。カバーに入った瞬間に20分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

 試合後、マイクを取ったジュリアは「私はアンタに1つ問いたいことがある。青野未来、アンタは色んな覚悟を持ってここに来たんだろうけど、マリーゴールドを引っ張っていく覚悟、ホントにあんのか?私にはまだわかんねーんだよな」と青野に問う。

 これを受けた青野は「当たり前だろ。私は人生かけてこのマリーゴールドに来た。ジュリア、安心してアメリカ行って来い。私がマリーゴールドをもっともっとデカくして盛り上げていくから、行って来い!」と即答。
 ジュリアは真剣な表情で「あぁ、そう言うと思ってたよ。気持ちはスゲースゲー伝わってるんだけど、だからこそ私が今日アンタと闘って伝えたいこと。それはな、自分から動け。マジで言ってるよこれ。敷かれたレールに乗っかるだけじゃなくてテメーから動け。テメーが動いて動いて先に進めばこの団体ももっと先に進んでいくんだ。お前にはそれが出来ると私は思ってるよ。だからもっと見せてくれよ。遠く遠く海を越えても私に見せてくれ。お前が!お前がやれッ!」と青野の自覚を問うた。

 バックステージに戻った青野が「『自分で動け』というのは本当に私の課題だと思う。私がジュリアに恥じないように自分で動いていく。みんな見ててください。ここからジュリアがいなくてもマリーゴールドをメチャメチャ盛り上げるんで。最高に熱い団体にするんで。ここで約束します」と語るも、今後は自身がエースと名乗っていくかと問われると言葉を濁す。

 この様子を見ていたジュリアがコメント会場に乱入し「『私がエースなんだよ!』って言えよォ~!青野ォ、お前が言えよォ~!」と小突き回す。
 さらに青野の手を掲げながら「エースです!お前がエースなんだってことだよ!言い張れ!言い張るれば近付くんだよそこに!でっかいでっかい夢を言えば言うほどそこに近づいていくんだよ!お前に任せたからな!信じてるからな!必ず私はでっかくなって、オイ!またお前のこと嫉妬させてやるからな」と鼓舞。

 青野は「私が!マリーゴールドのエースだ!もう嫉妬しない!私が嫉妬させる!」と、ジュリアにお膳立てされつつ自主性を絞り出した。

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