【会見全文】マリーゴールド両国国技館大会の全カード発表!ジュリアvsSareeeの試合は実施されれば赤いベルト戦へ!白いベルトを目指すボジラがMIRAI&青野を「オウムと年老いた未亡人」と罵倒!LLPW-Xとの抗争は道場をかけての一戦に?!
1日、マリーゴールドが記者会見を実施。7月13日に東京都・両国国技館で開催される『MARIGOLD SUMMER DESTINY 2024』の全対戦カードが発表された。
マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その直後から地方巡業も精力的に行っており、7月13日に開催する両国国技館大会に向けて驀進中だ。
まずはロッシー小川代表より挨拶が行われた。
ロッシー小川
「小川です。いよいよ両国国技館まであと12日となりました。なんかあっという間に過ぎた感じがするんですけど、前売り券の方もまあまあの状態でして、このカード発表でグーンと行ったら嬉しいですね。今日実は、両国大会の会場使用料を払ってきました。我々みたいなちっちゃな団体にとって、両国は大きな大きなビッグマッチなので、成功させて、そのあとにまた大きいことをやりたいと思います」
記者会見は、試合順にカードが発表されていき、出場する選手が登壇する方式で進行。
『MARIGOLD SUMMER DESTINY 2024』
日程:2024年7月13日(土)
開始:14:30
会場:東京都・両国国技館
本戦に先駆け、14:10より第0試合が行われることが発表。
▼第0試合 シングルマッチ 10分1本勝負
南小桃
vs
瀬戸レア
レアは、リングネームを以前の“丸森レア”から“瀬戸レア”に変更。レアには背番号0が与えられた。
小桃「南小桃です!両国、第0試合。まずは私がエンジン全開で盛り上げていきます!そして、瀬戸レア。私はずっと意識してました。瀬戸レアにとって初めてのマリーゴールドの試合。私がぶっ飛ばします。おぼえとけぇっ!」
レア「7・13両国国技館大会から再デビューさせていただきます、背番号0番、丸森レアあらため瀬戸レアです。第0試合ということなんですが、こじつけといったらこじつけなんですけども、私自身の背番号も0。これもなにかの縁だと思って。小桃、さっき自分に『ぶっ飛ばす』とか言ってましたけど、アンタが悔しがってた私のドロップキックでアンタのことロープまでぶっ飛ばしてやるからな。以上です」
▼第1試合 タッグマッチ 10分1本勝負
[ツインタワー]天麗皇希/後藤智香
vs
ビクトリア弓月/X
皇希「皆さんこんにちは!天を舞うアメジスト・バタフライ、天麗皇希です。私はこのマリーゴールドのリングに来て、新たな目標が1つ出来ました。それは、後藤智香、天麗皇希のツインタワータッグでタッグのベルトを巻きたいと思ってます。そのために、この両国大会でしっかりと勝ち星を挙げてタッグベルトにつなげていきたいと思います。よろしくお願いします」
後藤「ビクトリア弓月!お前を両国国技館というでっかい舞台で必ず私が勝って負けを認めさせてやる!覚悟しとけ!」
弓月「ビクトリア弓月です。両国大会、対戦相手はツインタワー。私はツインタワーであろうが誰であろうが、関係ない。Xは誰か分からないけど、私が1人でこのツインタワー2人をぶっ潰して両国大会、私が1番に輝きます。ありがとうございました」
▼アクトレスガールズ with プリンセス天功~アクトレスタイム~
・Magical Junngle KinG
・LOVE RIDDLE
※本家アクトレスガールズのキャスト(20人)&プリンセス天功によるダンスパフォーマンス
▼第2試合 タッグマッチ 15分1本勝負
CHIAKI/野崎渚(フリー)
vs
マイラ・グレース/ゼイダ・スティール
本日、野崎は欠席。CHIAKI、マイラ、ゼイダの3人が出席した。
CHIAKI「ダークウルフのCHIAKIです。7月13日、自分にとって初めての両国国技館大会。そこで見る初めての景色ももちろん楽しみだし、メチャクチャ気合い入ってます。自分は野崎さんと組んで、対戦相手はマイラとゼイダ。相変わらずチャラチャラしてる奴らに負ける気はないんで。あとタッグを組むからにはもちろんタッグのベルトも目指してやっていくのでよろしくお願いします」
マイラ「来日当初は仲が良かったわけではないけど、日本で一緒に過ごしている内に仲良くなってタッグベルトを獲るという同じ目標を持つようになったの。あのベルトは美しい私たちにこそふさわしいわ」
ゼイダ「私も喋る!私も喋る!現実的に考えてみてよ。彼女たちは私たちが持っている3つのものを持っていないわ。このナイスバディに、2つ目は……」
マイラ「このブロンド!」
ゼイダ「3つ目は……えっと、いいや。あのビッ●たちは私たち2人がやっつけるわ。心配しないで。CHIAKIのことはなんて言えばいいのかしら。そうそう!」
マイラ&ゼイダ「BAKA~~♪」
ゼイダ「ストゥーピ~ッド♪ナギサはどこ?どこどこ~?(笑)」
CHIAKI「おいおいおい、あのなあ、野崎様はおめーらにかまってる暇なんてねーんだよ。おめーらは俺1人で十分だバカヤロー!」
ゼイダ「なにいってんだかぜんぜんわかんない(笑)」
マイラ「かわいいウルフちゃん、ワォ~♪今日はお友達がいないから一匹オオカミちゃんね(笑)」
▼第3試合 初代スーパーフライ級選手権王者決定戦 30分1本勝負
翔月なつみ
vs
松井珠紗
※勝者が初代スーパーフライ級王者となる。
松井は欠席。翔月のみ出席した。
翔月「皆さんこんにちは!未来の初代スーパーフライ級王者・翔月なつみです!今日は折角の機会だから試合前にバチバチした気持ちを伝えようとして来たら、相手の松井はお休みですかぁ?オイ松井!画面の向こうで見てんのか、松井?なんだよ、試合前にビビってんのか?おいおい。それとも舞台の後で燃え尽き症候群ですかぁ~?まあでも、私の知ってる松井はそんな奴じゃないと思ってるんで。だからよ、当日はお互い全力で出し合って、そして、この翔月なつみがすべてを受けきって初代チャンピオンになってやろうと思います。……ところで小川さん。スーパーフライ級のベルトだけないじゃないですか。どうしました?
ロッシー「ベルトはね、恐らく今週中にはアメリカから到着予定です」
翔月「おいおいお~い!小川さん、私はさあ、11年ぶりに両国に立ってやっとまたベルトをかけて出来るのすごい楽しみにしてるんですよ。遅いじゃないですかぁ!今日でしょぉ!?お披露目ェ!」
ロッシー「それだけ良いベルトが出来てくるんじゃないの」
翔月「ホントですね?楽しみにしていますよ。ということで、初代は私が巻くので。また両国の大きい舞台で私が掲げてるのを皆さんにお見せします。松井もリングの上から見とけ!では皆さん、最高の試合をお届けしますので楽しみにしててください」
▼第4試合 マリーゴールドvsLLPW-X 6人タッグマッチ 20分1本勝負
高橋奈七永/桜井麻衣/石川奈青
vs
神取忍(LLPW-X)/井上貴子(LLPW-X)/NØRI(LLPW-X)
桜井「皆様ごきげんよう。マリーゴールドのリングのシン超貴婦人こと桜井麻衣でございます。プロレス界には2種類の人間しかいません。それは、私か、私以外か!私はより強さを求めて、本当の闘いがしたくてこのマリーゴールドに来ました。そして今回、両国庶民レジェンドの高橋奈七永が超庶民レジェンドの神取忍&井上貴子と対戦すると聞いて、私も超庶民レジェンドを体感したくて、そして高橋奈七永の隣でパッションを感じて、より本物のレスラーになるために自らこの試合に志願しました。当初この試合は2vs2のタッグだったかと思いますが、私が志願したことによって3vs3のタッグになりました。なので、マリーゴールドの代表としても絶対に負けれられない闘い。全力で挑みます」
(※石川は「隅っこの女」「踏み台」「雑草」「期待されてない女」「口だけ」「連敗」「泥水」「ただの当たり屋」「無様」「噛ませ犬」「スペ体質」「不遇」と過去に自身へ向けられてきた言葉がプリントされた自作Tシャツを着て登場)
石川「マリーゴールドの百万石のニューヒロイン、石川奈青です。私はプロレスラーになって一番立ってみたいと思っていた会場が両国国技館です。その国技館で試合ができることを本当に嬉しく思っています。そして私はプロレスラー・石川奈青として輝くためにこのマリーゴールドに来ました。でも、旗揚げ戦のときからポスターの端っこになったり、期待されてない、口だけ、無様、雑草、色んな人に色んなことを言われてきました。確かに、今までの私は口だけの無様な雑草だったかも知れません。でも……でもなあッ!!今はもう違うんだよッ!(※Tシャツを破り捨てると下からパッションTシャツが出てくる)パッションパッションパッションパッショォォオオオンッ!!昨日も高橋奈七永とパッションタッグで勝ちました!この熱い熱いパッションがあれば、レジェンドだろうと私たちが絶対に勝ってみせます。井上貴子だろうと神取忍だろうと私たちが勝って歴史を変えてやりますよ!パッショォォオオオンッ!!
奈七永「はい!女子プロレス界の人間国宝・高橋奈七永です!パッション!実はですね、両国国技館大会がある7月13日の次の日が私のデビュー記念日なんです。そこで28周年を迎えるので、この試合がいわば28周年記念試合のようなものなんですけど、私は今までプロレスが大好きで、闘うことが大好きで、パッションを合言葉に女子プロレス界で数々のベルトも獲ってきたし、今ここにたどり着きました。その経験を若い選手たちにも伝えていきたいと思って今マリーゴールドにいます。そしてLLPW-Xさんの道場もお借りして汗を流させていただいております。そういった意味でも、神取忍選手、井上貴子選手という超レジェンドのお2人。女子プロレス界の歴史を創ってきてくださった偉大なお2人。そんなお2人と対戦する機会なんてのはなかなか無いんですよ。無いから、歴史に触れるという意味ではとても大切な日になると思うんです。桜井にしろ、石川にしろ、大事な日になる。だけど、歴史に触れるというただそれだけで終わらせるつもりはありませんから。この2人と!桜井と石川と!パッションを合わせて勝ちをもぎ取りに行きますからねッ!パッション!」
桜井「パッション!」
石川「パッション!」
奈七永「パッショーーン!!」
NØRI「LLPW-X所属のNØRIです。本来、貴子さんと神取さんがマリーゴールドにタッグマッチで参戦されると聞いていたんですけど、自分は6人タッグマッチになったのを昨日聞いて今日ここに呼ばれました。すごく数合わせみたいな感じで、このカードに自分が出るっていうのは正直納得は行ってないです。ましてやマリーゴールドさん、LLPW-Xの道場を借りて練習してます。いつも掃除が出来てないというか、いつも自分たちが道場の掃除の後始末をさせられています。なので、すごく今回数合わせみたいな感じで呼ばれましたけども、掃除出来てない、汚れた状態っていうところも日頃から鬱憤は溜まってたんで。これをいい機会だと思って両国ではしっかり鬱憤を晴らしたいと思います」
貴子「LLPW-X、井上貴子です。ここにいるメンバーをよく考えてみたら、昭和デビュー、平成デビュー、そして令和デビューと3つの時代でデビューした人たちの集まりということで。いい機会なので、マリーゴールドの方たちと地獄の昭和のプロレスを楽しみたいと思います。よろしくお願いします」
神取「LLPW-X、神取忍です。そうですねえ、高橋奈七永選手とはこのレスラー生活、今年で37年、38年になるんですけど初めて当たります。そういった意味ではすごく楽しみにしてます。そして……あと2人?なんか話をしてた関係者?付き人?……ごめんね。終わります(笑)」
奈七永「ちょ、ちょ、ちょ神取さん神取さん。付き人じゃないですよ」
神取「しらねーもん。名前もわかんねーもん。申し訳ない」
奈七永「言わせてもらっていいですか?勉強してください、今の女子プロレス」
神取「だ・か・ら、ここ(自分の目線)まで来いって言ってんの。見えるところに来いっつってんの。誰もがわかるような選手になれっつってんの」
奈七永「……だって?石川、桜井」
石川「だったら両国国技館でレジェンドから勝って覚えてもらえるようなレスラーになってやりますよ」
桜井「私は貴婦人レジェンドになってやるよ」
奈七永「あのさあ、神取さん、神取忍っていつも怒ってましたよね?」
神取「怒る必要ないし。今」
奈七永「いつも怒ってた。あの伝説の北斗晶との試合も、あのLLPWと全女の対抗戦で堀田祐美子選手と試合したときも、いっつもなんか怒ってんだよこの人は!すごい怒ってんだよ!でも今は怒る相手がいないんでしょ?ねえねえねえ、笑ってる場合じゃないですよ!」
神取「笑ってる場合だよ(笑)」
奈七永「怒らせる相手がいないんでしょ?だったら私が神取忍から勝って、怒る理由作ってあげますよ。それが今の女子プロレスを生きてるって証なんだよ。だから、もうさ、掃除だなんだめんどくせえ。こっちが勝ったら道場よこせよ!」
NØRI「ど、道場?!勝ったら道場よこせって言いました?!ふざけんじゃないよ!掃除もなにも出来ないのに道場よこせってぇ?!」
(※NØRIが感情的に突っかかっていくと、石川&桜井も立ち上がって応戦の構え。神取が「コイツ(NØRI)、強いよ?」と不敵に笑いながらもNØRIを押さえる)
NØRI「納得行かないですよ!勝ったら道場よこせっておかしいじゃないですか!」
神取「いーじゃんいーじゃん。面白くなってきた」
NØRI「絶対道場は渡さないし、もう貸さないでくださいよ!」
神取「分かった分かった。道場だろうがなんだろうが持ってけよ。勝ったらな。そこまでの覚悟はあんのか?!」
奈七永「ホッホッホッホ!(笑)言ったなァ!?」
神取「道場ってのはなあ、分かってんのか?どれだけ選手がどれだけ命かけてるか。それをかけるんだぞ。それくらいの覚悟で来いよ」
奈七永「やってやりますよ!」
全員での記念撮影を促されるも、神取は「写真なんていいだろ」と並んでの撮影を拒否。奈七永は「こっち来てくださいよ、記者会見なんだから一緒に撮りましょうよ」と神取の手を引っ張る。
苛ついた神取が「行け、お前」とNØRIを鉄砲玉として差し向け、ちょっとした乱闘騒ぎとなってからお開きとなった。
▼第5試合 初代ユナイテッド・ナショナル選手権王者決定戦 決勝進出マッチ 30分1本勝負
MIRAIvs青野未来
※勝者が決勝戦進出。
▼第6試合 初代ユナイテッド・ナショナル選手権王者決定戦 30分1本勝負
ボジラvsMIRAIと青野未来の勝者
※勝者が初代ユナイテッド・ナショナル王者となる。
現在初代UN王座決定トーナメントに残っている3選手が登場。
青野「マリーゴールド、背番号39番、青野未来です。このベルトをかけたトーナメントでMIRAI選手と3試合し、3試合ともドロー。計60分試合をしてきました。MIRAIの強さ、魂、しぶとさ、たくさん感じてきた。でも、一番感じたのは悔しさです。『MIRAIとドローでやり合うなんて中々やるな青野未来』って声とか、私が青コーナーでMIRAIが赤コーナー。次こそ、次こそって言いながら決められない自分自身。悔しくて悔しくてたまらない!でも、なんでこんな悔しいかって、このベルトが絶対に欲しいから!絶対巻きたいって気持ちがあるから悔しい。初代チャンピオンという1度しかないチャンスを私はなにがなんでも掴んでみせます。そしてMIRAIに勝った先にいるボジラ。大怪獣とかなんだとか色々言われてますけど、ボジラに負けないものが私にはある。このベルトに対する気持ちです!強くてもデカくても、気持ちの無いただデカい奴になんか私は絶対に負けない!両国国技館でこのベルトを獲って、必ず輝きます。以上です」
MIRAI「宮古観光親善大使、マリーゴールド魂の申し子・MIRAIです。本当だったらボジラと2人で並んでこの会見、このベルトをかけた決勝として行う予定でした。でも、隣には青野未来がいます。合計で3試合60分ドロー。さっき言ってましたけど、お客さんの『青野未来なかなかやるなぁ』っていうその反応。それが全てじゃないかと自分は思っていて。今まで自分のやってきたことににプライドがあるので、今回絶対に勝って、決勝、ボジラに進みたいと思います。2試合連続っていうことで色々お客さんの声が聞こえてきてるんですけど、自分、プロレスラーなんで全然そこは問題ないです。ボジラはここに来て直接土つけられてないはずなんですけど、自分パワー以外にもサブミッション得意にしてるんで。もうボジラがギブアップできる姿は想像できてます。絶対にトーナメント勝って、このベルトを初代王者として巻くのはこのMIRAIです。そしてこのベルト獲ったら自分はSareeeと闘いたい。いまの現状、Sareeeが言ってること、中心っていうところに対して自分はすごい苛ついています。すごいムカつくので、直接Sareeeと1vs1で闘いたい。自分は青野未来の先のボジラの先のSareeeを見ています。以上です」
ボジラ「SIZE DOES MATTER、デカさこそが正義であることの体現者、マリーゴールドのエース。そして大切なことは、このボジラが初代ユナイテッド・ナショナル王者となることだ。英語でもドイツ語でもないから2人が何を言っていたのかは分からないが、この2人が私の相手になるとでも?1人(MIRAI)はオウムみたいだし、もう1人(青野)は年老いた未亡人のようじゃないか。相手がどっちになっても関係ない。私が勝つだけの話。オウムの方がサブミッションがあるとか言っていたのは聞こえたが、私はギブアップなんてしたことはない。今まで1度たりともないし、これからもそんなことはあり得ない。簡単な仕事だ。私が勝つ。私が勝ってこのベルトを巻いて、他のベルトも全部いただいていく。だから、私だけ見てれば良いんだ」
▼第7試合 Queen of Queen~誰を信じるかは自分で決めろ!~ 30分1本勝負
林下詩美
vs
イヨ・スカイ(WWE)
イヨは欠席。詩美のみ出席。
詩美「マリーゴールドのクールにロイヤル、そして美しい。林下詩美です。林下詩美、イヨ・スカイ。これは自分の夢のカードです。こうやって夢が実現できること、非常に嬉しく思います。ファンの時に初めて会場でイヨさんを見たそのときに、ずっと私の憧れの方です。そんなイヨさんと試合ができることをすごく楽しみにしています。ただ、もちろん夢で終わらせるつもりなんてありません。私がイヨ・スカイに勝って超えてみせます。当日は憧れなんてものは捨てて、私は全力でイヨ・スカイに挑みたいと思います。7月13日、両国国技館。主役はこの林下詩美です」
▼第8試合 The DESTINY シングルマッチ 30分1本勝負
ジュリア
vs
Sareee(フリー)
Sareeeは欠席。ジュリアのみ出席。
ロッシー「ジュリアはですね、旗揚げ戦で怪我をしていまして現在欠場しております。この試合を今日発表しましたけど、今週中……遅くても来週頭にはメディカル検査の結果が出ると思います。またその進行具合によって発表させていただきたいと思います」
ジュリア「右手首、旗揚げ戦で折れて絶賛欠場中のジュリアでございます。今小川さんが言ったように、旗揚げ戦から1ヶ月が過ぎて、見ての通りギプスもとっくに取れて、装具も取れました。手もこんなに曲がります。自分の中では、もう今すぐにでも、今ここでも全然闘えるよ?ってくらいかなり治ったなって。治ったんじゃないかなって正直自分では思ってて。ここまですごいスピードで快復出来たのは、周りの方たち、沢山の人が『これが最新の超音波の器具だから、毎日使えるように良かったら家に置いといて』『これは骨がくっつく回復が早まる機械で』『このサプリメントは骨に良くて』って、周りの沢山の人たちに支えられて。すごいスピードでここまで回復できて。『これもしかしたら両国間に合うぞ』って今自分は思ってます。ただ、今ロッシーさんが言ったように最後の検査があって、それをクリアすることが出来たらになってしまいます。ホントは今日ここで『復帰します!』って言えたら良かったんですが、ファンの皆さんほんとにすみません。でも気持ちは両国で試合する気満々です。……そこにあるワールドのベルト持ってきてもらっていいですか?(※大平リングアナの元にあったベルトがジュリアの前に運ばれる)マリーゴールド、世界ワールド王座のベルト。マリーゴールドには他にもいくつかシングル、そしてタッグのベルトが創られて、両国でタッグ以外の初代王者が決まると思うんですが、このベルトだけ誰1人としてほしいって言ってる人いないよね、所属で。どうなってんだと。私が怪我してるから誰が言い出すんだろうって、グッと気持ちをこらえて見てましたけど……このベルトについて触れたのSareeeだけだよ?オイ、所属!どうなってんだよ!……っていう気持ちがちょっとあります。でも、Sareeeが『このベルトかけたら面白いんじゃないか』って言ってた。それは私もそう思う。誰もやる人いないんだったら、この試合、私とSareeeが闘うんだったらベルトもかけるしかねーよな?いいですよね、小川さん?」
ロッシー「そうですねえ。この2人だったら、ベルトにふさわしいかなっていうのはあるんで。これは正式決定したときに、かけるってことで」
ジュリア「いいですね?そして、Sareee。Sareeeには2つ感謝の気持ちを。ここにいないけど、画面見てるか?言いたいことがある。まず5年前、私に“闘い”を教えてくれてありがとう。だから今の私がいる。そして、あの旗揚げから私の代わりにマリーゴールドの若手たちに闘いを見せて来てくれてありがとう。私は最初、『Sareee、お前とはベルトなんていらない。プライドかけて闘いたい相手だ』。そう言ったけど、この両国で私が復帰して、アンタとプライド、そしてベルトもかけて闘ったらもっともっと最高な日になるんじゃないかなと思ってる。そのためにも私は絶対この日、リングに立たなきゃいけない。どうなるか(※涙をこらえて)……分からないけど、私はもう祈るしか出来ないけど、あとは神様の判断に委ねます。でも、ギリギリまで絶対諦めないし。知ってますか?怪我って祈ったら本当に治るらしいんで。あとは皆さん、神様に一緒に祈ってください。私は絶対に両国で闘う。このベルトも巻いて、マリーゴールド、本当に背負う。みんなに闘いを見せてやる。そう思ってすべてかけて、両国、Sareeeと闘う気持ち、『皆さん楽しみにしててください』なんて簡単に言えないけど、私の気持ちは必ずリングに立つ。それだけです。ありがとうございました」
<会見後囲み取材>
ロッシー小川
――ジュリア選手の試合は検査後にまた正式な発表があると
「昔だったら出来ないことはないと思うんだけど、この時代だからそのへんは慎重にしたほうが良いかなというところで。レントゲンとかMRIとか色んなものを撮って最終的な判断をしなくちゃいけないかなと。今週中か、遅くても来週頭には結果が出ると思います。試合をやるときに実際問題ないかということを判断しないといけないなと」
――万が一ジュリア選手が出場できなかった場合にどうするかというパターンは考えてあるか
「色々考えてますよ。そのときに、そうなったらそうなったときに。それは今言うことじゃないなと」
――ビッグマッチのメインが不確定という状態に不安はあるか
「イヨと詩美の試合もあるし、いろいろな選手権もあるから。3大メインだと思ってるんで。柱であることは間違いないんですけど、このメンバーでやっていくしかない」
――タイトルをかけて闘うことは決定?
「向こうの意図も聞かなきゃいけないから。一方的にジュリアが言ってるだけだから」
――現在の券売の状況は
「チケットはまあまあですね。この12日間で恥ずかしくないようにしないといけないんで。両国国技館で旗揚げから2ヶ月足らずでやること自体が普通じゃないんだけど、やるって決めた以上はそのへんの成果を残さないといけないから。わざわざWWEからイヨも招聘するんで。彼女にとっても6年ぶりの凱旋になるし、そこはちゃんと形を付けないといけないですから」
――これから券売が伸びるとしたらジュリア選手の出場可否にかかっていると思う
「いや、そうじゃないと思う。まだ12日あるから。ジュリアが出るとして買ってるわけだけど、自分はパッケージとして見せたいんで、たとえどんな形になろうが来てほしい。変な話、旗揚げ以降はジュリアがいない状態でやってるんだけど、それでリング上はやってるんで、それ自体は問題ない。ただね、予定通りでられることが望ましい。本人もそれを望んでる。昔は、昭和の時代だったらそんなの関係なく骨が折れてようがなにしようが出るんだろうけど、この時代なんでそこは慎重にしたい。そこ昭和を出す必要ないかなってところですね(笑)でもこの夏、女子プロ界にとって一番大きな大会になることは間違いないと思うんで。また色々な発表を両国大会でしますんで。今後のことを発表します」
――プリンセス天功さんとアクトレスガールズによるアクトレスタイムが設けられた
「本家アクトレスガールズですね」
――本家とは?
「分家があるわけじゃなくて、実際のアクトレスガールズが来るということです。ここにいる人たちは元アクトレスガールズだけど、今やってる、現アクトレスガールズが来るということ」
――これは、以前の会見で言っていたアクトレスガールズの坂口代表との話し合いが穏便に決着が付いたと受け取って良いのか
「そういうことですね。2回ほど会ってます。そういう中で参戦を希望したっていうのがあるんで。まあ、雨降って地固まればいいかなって」
――全日本プロレスでもアクトレスタイムが設けられているが、マリーゴールドでも今後やっていく予定はあるか
「無いです。それは向こうも望んでない。あくまで本来のパフォーマンスをやりたいと。試合は、やっぱりこっちで現役でやってる選手いますから」
――アクトレスとは今回限り?
「今回限りですね(笑)今回限りっていうか、分からないけど……今回限りってことにしときましょう」
――第1試合に出場するXについて
「Xはまだ決まってないんですよ、実際。これからあと12日間で決められたら良いかなと」
――瀬戸レア選手のリングネームについて
「これね、本人が考えたんで。なんか、ジョジョに出てくるキャラクターらしいですよ?本人がそんなこと言ってました。私もジョジョって言われても分からないんですけど、彼女にとってそれは好きなアニメっていうか。だから今、本当にね、昭和生まれもいるかも知れないけど、2000年代生の選手がバンバン出てるんで、そういうジェネレーションギャップはかなりあるんですけど、リング上ではそれは全部取っ払ってやっていきたいと思います」