「ちょっとは大人になれたのかな?」“お騒がせ女”から“デンジャラス・クイーン”となったジュリアがスターダムを卒業し次のステージへ!

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 12日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『STARDOM in KORAKUEN 2024 Apr.』が開催。ジュリアがスターダムラストマッチを行った。

 ジュリアは2017年10月にアイスリボンからデビュー。デビュー戦のパートナーを務めた井上貴子が「この子はいいなって。すごい大事に育ててもらいたい。見た目・スタイル・顔がいいのは持って生まれたものだから」と太鼓判を押したほどの逸材であり、団体の次期エースを嘱望されていた。
 しかし、ジュリアは2019年10月にSNS上で突如アイスリボン退団を発表し、その翌日にスターダムのリングに登場。この移籍騒動から“お騒がせ女”の異名を取ったジュリアだったが、その気迫と根性溢れるファイトで醜聞を一蹴。
 2020年度の女子プロレス大賞を受賞するなどプロレス界を代表する選手の1人へと成長し、2021年3月の日本武道館大会で髪切りマッチを行った際に解説を務めた北斗晶さんから“デンジャラス・クイーン”と呼ばれるなどレジェンドレスラーからも高く評価されてきた。

 スターダムは2019年12月に業界最大手団体の新日本プロレスを擁するブシロードグループに加入。2019年度には2億円だった売上が2023年度には15億円になるという大躍進を遂げた。
 世界一の女子団体となったスターダムであったが、組織の成長に対して内部の人員やシステムの整備が追いつかずトラブルが多発。あまりにも過密な大会スケジュールやビッグマッチの連発などで疲弊した選手たちが続々と負傷欠場するなど、多方面での不満が積み重なっていった。

 団体が揺れる中、今年2月にはスターダム創業者のロッシー小川EPが『多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引抜き行為』を理由に然契約解除される事件が起きた。
 その後、3月22日にはジュリア、林下詩美、桜井まい、MIRAI、弓月と第一線級の選手からデビューしたばかりの新人を含む5選手が同月末に退団することが発表。新団体旗揚げなど真偽不明の噂も飛び交う中で女子プロレス界は大きく揺れている。

 この日、ジュリアはフリーとして参戦。スターダムラストマッチとして、ジュリア&朱里vs岩谷麻優&羽南のタッグマッチが行われた。
 ジュリアと朱里は【Alto livello KABALIWAN(通称:アリカバ)】というタッグチームを組んでタッグの一時代を築く大暴れを見せていた盟友。最後の最後でかつての名タッグが復活を果たした。

 会場からはジュリアコールが起き、歓迎ムードで試合が開始。
 岩谷は容赦なく顔面に低空ドロップキックを叩き込み、羽南との連携で痛めつける。だが連携ではアリカバも負けておらず、ダブルドロップキックやエルボードロップで流れを引き込むと朱里が蹴撃し岩谷と羽南がグロッキーに。
 合体技のWe Love Eleven Twenty-Nine(=ダブルフェイスバスター)やダブルの変形朱世界も見せるが、岩谷と羽南も合体フェイスバスターで叩きつけ、岩谷のジャーマン、羽南のブロックバスターやバックドロップ、ジュリアのグロリアや朱里のランニングニーなど必殺技の打ち合いの末時間切れ引き分けとなった。

 試合後、マイクを取った羽南は「ジュリアと闘えてよかった。私とジュリアは同期なんだよね。今日はドローで決着付けられなかったけど、私はスターダムで成長してお前から3獲ってやるよ!」と頼もしい姿を見せて送り出そうとする。

 これを受けたジュリアは「私が言いたいことは、羽南ちゃん、君と初めて会ったときはまだ高校生だったよね。それがさ、ホントにマジ、強くなったねえ!ビックリした!まだまだ未来がたくさん広がってるじゃん。だからこのスターダム、君がいれば大丈夫だよな」とスターダムの未来を託した。
 そして、岩谷には「私は岩谷麻優といつかベルトかけてシングルマッチがしたかったけど、それは叶うことができなかった。けど、私がもっともっとでかくなったときに、岩谷麻優と絶対また闘いたいと思ってる。だから、岩谷麻優。スターダム、女子プロレスのアイコンとして、ポンコツもほどほどによろしくな」と将来の再戦を誓いながら握手を交わした。
 相棒の朱里には「朱里!朱里には一言。出会ってくれてありがとう!」と多くを語らず心で伝え、ガッチリと抱き合った。

 最後に、観衆に向けて「4年前、変な移籍の仕方で来てしまった私を、今こうやってあったかく応援してくれてる諸君、本当にありがとう!ここでの経験は、私の一生の宝だから、スターダムに入れたことしっかり誇りに思って、もっともっと上を目指していくんで、これからも諸君よろしくな!それじゃアリーヴェデルチ、また会おうぜ~~~~!!!!」と絶叫。観衆はこの日一番の大歓声で応えた。


 バックステージに戻ったジュリアは「私はこの4年ちょっとの間、本ッッ当にどうしようも無かった。レスラーとしても人としてもどうしようも無かったけど、ここに来てたくさんの仲間と出会って、たくさんの経験をして、ちょっとは大人になれたのかな?本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と感傷に浸る。
 しかし、直後には「でも、これで終わりなんて思ってねーからな!誰だか分かってんだろうな?ジュリアだぞ?ジュリアはまた現れるんだよ、どこかで。お前らが想像してねえところでな」と不敵な笑み。

 朱里が目に涙を浮かべながら「またリングで会いたい。ジュリアがいたから今の私がある。本当にであってくれてありがとう」と語ると、2人はしっかり抱き合う。
 そして、ジュリアが「また会える。とりあえず飯でも行こうぜ」と朱里と手を繋いで2人で去っていった。

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