【試合詳細】4・29 スターダム広島大会 小波&朱里&壮麗亜美vs安納サオリ&なつぽい&水森由菜 中野たむ&スターライト・キッドvs刀羅ナツコ&琉悪夏 岩谷麻優&葉月&羽南&飯田沙耶&向後桃vs舞華&白川未奈&ジーナ&月山和香&HANAKO
『STARDOM GoldenWeek FightTour 2024 in FUKUYAMA』
日程:2024年4月29日(月祝)
開始:13:00
会場:広島県立ふくやま産業交流館 ビッグ・ローズ
観衆:462人
▼シングルマッチ 15分1本勝負
[Queens Quest]○AZM
7分39秒 ダイビングフットスタンプ→体固め
[God‘s Eye]●八神蘭奈
▼シングルマッチ 15分1本勝負
[STARS]○コグマ(STARS)
6分35秒 120%スクールボーイ
●梨杏
▼タッグマッチ 15分1本勝負
鈴季すず/○天咲光由
9分41秒 天聖→片エビ固め
[COSMIC ANGELS]●さくらあや/玖麗さやか
▼タッグマッチ 20分1本勝負
[Queens Quest]上谷沙弥/●レディ・C
12分8秒 毒グモデスドロップ→体固め
[大江戸隊]渡辺桃/○テクラ
▼10人タッグマッチ 20分1本勝負
[STARS]岩谷麻優/葉月/○羽南/飯田沙耶/向後桃
15分48秒 セブンティーン
[E neXus V]舞華/●白川未奈/ジーナ/月山和香/HANAKO
▼タッグマッチ 20分1本勝負
中野たむ/●スターライト・キッド
14分0秒 冷凍庫爆弾→体固め
[大江戸隊]刀羅ナツコ/○琉悪夏
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
[COSMIC ANGELS]安納サオリ/なつぽい/●水森由菜
12分15秒 トライアングルランサー
[God‘s Eye]朱里/壮麗亜美/○小波
スターダム復帰を果たした小波が故郷・広島に凱旋し笑顔の勝利!岩谷が大江戸隊を追放されたキッドへSTARS復帰を提案?!
第1試合
八神と対峙したAZMが「握手しない」と、八神にプレッシャーをかけ試合開始。グラウンドの攻防からAZMが八神をヘッドロックに捕らえる。八神のドロップキックを受けてAZMもドロップキックを返す。AZMが八神をロープに張り付け。ミドルキックを連射したあと背面にドロップキックを突き刺しフォール。八神がキックアウトしてエルボーの打ち合い。八神がAZMをコーナーに詰めてドロップキック。さらにさっきのお返しとばかり今度はAZMをロープに固定してミドル連打し背面にドロップキック。フォールを返したAZMに八神がサッカーボールキック。そこから意地の張り合いのサッカーボールキックの蹴り合い。八神がAZMの腕を引き込んで腕ひしぎ逆十字固めの体勢。AZMが逃れてエルボーの打ち合い。八神のミドルの足をAZMが捕らえてPK、フットスタンプからフォール。返した八神にミサイルキックを見舞う。八神が丸め込みの連続。切り返したAZMがアームバーも。ニアロープで八神がロープに逃れる。八神のハイキックをかわしたAZMがハイキック2発からダイビングフットスタンプで決め3カウント。
第2試合
コグマがいつものクマポーズでかく乱。梨杏がつきあわずコグマに蹴りを入れドロップキック2連発。3発目をコグマが薙ぎ払ってドロップキックを見舞う。コグマはキャメルクラッチから梨杏にクマポーズを強要。梨杏の背面を踏みつけてフットスタンプ。コーナーに向かってくるコグマを梨杏がコルバタで飛ばしてドロップキック。フォールもコグマが返すと梨杏がフィッシャーマンの体勢。投げ切れずスモールパッケージから丸め込みを連続。コグマが返してカウンターのDDTで梨杏をマットに突き刺し押さえ込もうとするがまたも梨杏が丸め込む。返したコグマが串刺しボディーアタック、ブルドッキングヘッドロックと猛攻畳みかけコーナーポストに上がるが梨杏がデッドリードライブで落としてフィッシャーマンスープレックスホールド。コグマが力技で返し、梨杏のエルボーを受けきったあと丸め込み3カウント奪取しクマポーズでフィニッシュ。
第3試合
さくらと天咲が先発。さくらのヘッドロックを切った天咲がドロップキック。玖麗が入ってダブルのショルダーも、天咲がふたりまとめてドロップキックで倒す。鈴季がさくらを捕まえ串刺しエルボー、串刺しニーからフライングメイヤーで投げてサッカーボールキック。負けじとさくらもミドルキック4連発叩き込み玖麗も続いてドロップキックを連続で突き刺す。鈴季がニーで玖麗をストップさせエプロンにセット。会場の後方から走り込んで顔面に蹴り。リングに戻ると玖麗にキャメルクラッチ。止めにはいったさくらもろともキャメルクラッチで固め顔面攻撃。玖麗が鈴季に反撃のスリーパーホールド。逃れた鈴季と玖麗がエルボー打ち合い。代わった天咲が玖麗にフェースクラッシャー。天咲と玖麗でエルボー合戦。玖麗がドロップキックでさくらに繋いで、さくらが天咲を串刺し蹴撃。天咲がコンプリートショット。堪えたさくらが天咲に三角絞めを仕掛ける。カットにはいった鈴季もろともに玖麗とさくらでダブルのドロップキック。さくらのハイキックをかわした天咲。さくらが丸め込みを連続。カットにはいった鈴季に玖麗がスピアーも、天咲がさくらにコンプリートショット。フォールを返されると天聖で3カウント奪取。
第4試合
上谷が2日前に横浜で獲得したハイスピード王座のベルトを携えリングイン。テクラと上谷でスタート。テクラがのらりくらりとロックアップをかわして上谷と組もうとしない。テクラは場外へ。桃が上谷をうしろから襲撃、テクラとダブルのストンピング攻撃。上谷は2人をかいくぐりドロップキック。レディがテクラにショルダータックルも、またも桃が介入。リング下からレディの足を引っ張る。テクラと桃がレディに集中攻撃を浴びせかける。桃のサッカーボールキックをレディが返すと、桃は「お前、でけえだけだよな」と毒を吐く。レディのエルボー連打を桃がミドルキック一撃で吹き飛ばす。レディが渾身のビッグブーツからショルダータックルで桃を倒し、上谷が桃へ串刺しニーからドロップキック。さらに上谷が桃にスピンキック、二段蹴り。上谷の足を捕らえた桃が上谷をロープにセットして背面に強烈なミドルを叩き込んでPK。テクラが上谷の顔面を足で小突きながら「アイドルなの?」「アイドルじゃないの?」と挑発をすると上谷が憤怒の形相でエルボーを打ち込むが、テクラは上谷の顔面にエルボーを打ち下ろしDDTでフォールも上谷カウント2で返す。レディがテクラにビッグブーツ。テクラの右足をキャッチしてジャイアントスイングでぶん回す。が、テクラもすかさずヒザ十字。辛くも逃れたレディを今度はダブルアームの体勢に捕らえるテクラ。堪えたレディが上谷と合体。テクラを顔面からマットに叩き落として串刺しビッグブーツ。テクラを三角絞めで捕らえるが今一歩のところで桃がカットにはいる。ならばとレディがチョークスラムの体勢。これも桃がハイキックでカットして、テクラとキックのサンドイッチ攻撃。テクラがレディにバズソーキック。上谷がカットに入るが、テクラが毒グモデスドロップをレディに決めて大江戸隊の完全勝利。
試合後も、テクラが気炎を吐いた。「テクラ、戻ってキタよーっ!サンキュー、サンキュー!なんか、新しいスターダムは面白いんだよ!新しい大江戸隊はもっともっともーっと、面白いだヨーッ!だけどー・・・残念ながらスターライトキッドはどこ?もういないヨネー。新しいスターダム、新しい大江戸隊、新しいテクラを見とけよ!」
第5試合
IWGP女子王者・岩谷とワールド・オブ・スターダム王者・舞華が先発で対峙。
力比べは舞華が優勢とみるや岩谷が腕を取って腕の取り合いからヘッドロックへ。舞華のショルダータックルからSTARSが乱入して舞華を総攻撃、四方からドロップキックで攻め岩谷がサッカーボールキック。向後のドロップキックを受けきった舞華がショルダータックルからボディースラムで叩きつける。白川がはいって舞華と向後を集中攻撃。白川が向後の前後ろにエグ目の角度の低空ドロップキックを突き刺す。月山が向後にヒップアタック。調子づく月山に向後がカウンターのドロップキックを見舞う。ジーナと舞華に飯田と羽南がジャンピングチョップを放ってHANAKOにダブルのドロップキック。STARSがEXVに低空ドロップキックを一斉に発射。飯田が月山にエルボードロップを放つと、HANAKOが月山を飯田に投下。HANAKOがアルゼンチンを狙って飯田を担ぎ上げるが飯田が辛くも逃れてエルボー、チョップの打ち合いへ。飯田がチョップを乱打するがHANAKOがボディースラムで飯田を叩きつけフォール。返した飯田がHANAKOにフライングショルダータックル。葉月がHANAKOに串刺しエルボー、ミサイルキックもHANAKOがビッグブーツで逆襲。ジーナが葉月にコルバタ、バックキック。飯田と羽南がドロップキック、葉月がセントーンで続き畳みかける。両軍譲らぬ攻防が続く中白川と羽南が対峙。白川がヒザへのドロップキック。白川がニークラッシャーで羽南を攻め立てるが、羽南が払い腰で切り返して向後が白川に619,羽南がランニングエルボースマッシュでフォールも白川返して舞華が加勢。白川を羽南に叩きつける合体ボディープレスでフォールも羽南が返してゴツいエルボーの打ち合い。ここでまたもSTARSが勢ぞろいして白川に一斉攻撃。合体フェースクラッシャーを狙うがすんでのところでEXVがカット。白川の足4の字固めが羽南にがっちりと決まる。羽南がロープに逃れると舞華とふたりで羽南をマットに叩きつけフォールも岩谷がカット。岩谷が白川にスリングブレイド。一閃羽南が白川を丸め込んで3カウント。白川、呆然としてレフェリーに詰め寄るも判定は覆らず。しばし呆然。
第6試合
ゴングが鳴る前に大江戸隊が中野とキッドを急襲し、場外戦に突入。そのまま試合開始となり中野、キッドがはやくも大苦戦。リングに戻っても大江戸隊がキッドをダブルのショルダータックル、セントーンで痛めつけ、ナツコが片足で踏みつけカバー。ナツコは「キッドがんばれよ」と顔面踏みつけ。休む間も与えずキッドの顔面をロープにこすりつけ目潰し。琉悪夏がキッドにショルダータックル、ボディースラム、顔面踏みつけと壮絶を極める。琉悪夏がビッグブーツ。中野がカットにはいってキッドがドロップキックで逃れようとするが琉悪夏がタッチを阻んでナツコがキッドをロープに固定してマスクに手を掛ける。ナツコがブレーンバスターからボディースラムの体勢も、キッドがコルバタで飛ばしてドロップキックで中野に交代。中野がナツコと琉悪夏をふたりまとめてドロップキック。ナツコにニーアタック。ナツコが中野を担ぐが中野が切り返してニーアタック。ナツコが中野をコーナーに叩きつけ串刺しラリアット、ショルダータックル、バックフリップと畳みかける。中野が返すと、バックキック、クロスボディー。琉悪夏が串刺しラリアット、ショルダータックル、セントーンでフォール。カウント2で中野が返すと、キッドが琉悪夏に619,ダブルのドロップキック。ナツコがリング下からキッドの足を引っぱってこかす。琉悪夏は「わかってんだろ、大江戸隊のやり方くらい」。キッドにナツコがラリアット、琉悪夏がボディーアタック、ナツコがキャノンボール、と容赦のないかわいがりが続く。琉悪夏がフィッシャーマン。中野がカット。大江戸隊が中野、キッドをマットに叩きつけコーナーから同時にダイブもかわされ、逆に中野とキッドに場外ブランチャを見舞われる。キッドがコーナートップから琉悪夏に旋回式ダイビングボディープレスを放つ。琉悪夏がフォールを返すと、キッドは再度コーナーへ。が、琉悪夏がコーナーのキッドをフィッシャーマンで叩き落す。ラリアットで吹っ飛ばされながら琉悪夏を丸め込んだキッドだがナツコがカット。中野のキックがレフェリーに誤爆。この機を逃さずテクラが乱入、キッドに蹴りを入れナツコが鉄パイプでキッドを殴打して、琉悪夏が冷凍庫爆弾投下。ナツコがラリアットでキッドにトドメを刺して琉悪夏がカバー。離脱のレフェリーが戻ってきて3カウント。試合後も大荒れ。ナツコがキッドにセントーン。止めに入った中野とナツコとでエルボーの打ち合いのさなかにも桃がキッドにストンピングを乱れうち。見かねた中野がキッドにかぶさってかばうも攻撃やまず。
そこへいずこともなく現れた岩谷が割ってはいって、両手を広げて中野とキッドをガード。大江戸隊とにらみ合う。大江戸隊が退場すると、岩谷がマイクを手にし、ふたりに語り掛けた。
岩谷「キッド、大江戸隊抜けたんだ。キッドが戻ってくる場所ってSTARSじゃないの? まあいいや。まあまあどうするか、選ぶのは自分自身。キッド自身。だけどさあ、こんな機会ないじゃん。せっかくだから、岩谷麻優の地元山口凱旋で、よかったら・・・ここにたむもいるんだからさあ、久しぶりに3人で組んでみない?(中野の困惑顔を見て)メチャ嫌な顔するやん。(観客に向かって)みなさん、見たいですよね?(観客が拍手喝采)お客さんの反応に応えるのもプロの仕事ですよ。まあまあ山口までまだ日にちあるから、それまでに答え出してください。山口のみんなは、この3人で組んだ試合を見たいと思っているんで。」
中野「思ってる?」
岩谷「思ってるよね。ぜひ、よろしくお願いします」
岩谷がリングを降りたあと、中野がキッドの耳元でヒソヒソ囁いたあと、キッドに肩を貸して、退場した。
第7試合
メインイベントでは、【God‘s Eye】小波&朱里&壮麗亜美vs【COSMIC ANGELS】安納サオリ&なつぽい&水森由菜の6人タッグマッチが実施。
再入団後初故郷凱旋の小波は、ご当地広島が誇るプロ野球チーム、広島東洋カープのヘルメットカラー「ソウルレッドプレミアムメタリック」を彷彿させる差し色の赤が際立つ”広島限定コスチューム”で闘いに臨んだ。
壮麗が先陣に名乗り挙げ安納を指名もまずは小波と水森から。バックの取り合いからグラウンド。いったん離れて壮麗となつぽいに交代。なつぽいが壮麗の背面に強烈なドロップキックも、直後に壮麗がクロスボディーを捕獲。マットに叩きつけショルダータックル。壮麗はなつぽいにロープ背負わせ逆水平を浴びせかける。朱里がなつぽいに強烈なサッカーボールキックを見舞ってスリーパー。小波がなつぽいをキャメルクラッチ。お客さんから拝借の“赤ヘル”を被せて観客に「福山、ただいま~!」壮麗がなつぽいをコーナーに追い込み逆水平。なつぽいがドロップキックで自力で脱出、安納にタッチ。安納が壮麗と小波をまとめてミサイルキック。壮麗が安納を担ぎ上げアルゼンチン。もがく安納をコーナーに乗せて串刺しボディーアタック、串刺しラリアット。壮麗が安納をなつぽいもろともラリアットで倒したあと、朱里が安納にドロップキック、ニーアタック、フロント・ネックチャンスリーと畳みかける。安納が朱里の足を取って、延髄斬りからフィッシャーマンスープレックス。水森が朱里に串刺しラリアット、ダイビングショルダータックル、ギロチンドロップ。朱里がコードブレイカーで逃れて小波にタッチ。小波が水森に蹴撃ラッシュから水森にコブラツイスト、ミドルキック。フォールもカウント2。小波の三角絞めを水森が力技で持ち上げマットに叩きつけて切り離す。安納となつぽいが小波をサンドイッチ攻撃。なつぽいが場外プランチャでGod’s Eyeを分断し、水森が小波にラリアットでフォール。小波が返すと、ダイビングボディープレスでフォール。これも小波が返して水森の腕を捕らえてトライアングルランサーを狙うがなつぽいがカット。小波が水森のラリアットを受け一回転。フォールを朱里がカット。
朱里&壮麗が肩車した相手に小波がミサイルキックを叩き込むという横浜BUNTAIでの復帰戦でも見せたGod’s Eyeの合体攻撃を炸裂させて窮地を脱出した小波がトライアングルランサーで水森を捕らえてギブアップを奪った。
マイクを取った小波は「福山のみなさん、ただいまーっ!今日もトライアングルランサーで勝利しました。またスターダムの一員として来年もここ福山に帰ってきたいと思います。そしてもっともっとスターダムをこれから盛り上げていきたいと思います。ありがとうございました!」と改めて地元ファンに向けて完全復活をアピール。
最後は、朱里が「勝利しました!小波、ほんとにほんとにお帰りいーっ!メチャクチャうれしいです。うれしいよね。このままの勢いでGod’s Eye突き進んでいくので、注目してくださーい!では締めたいと思います。自分に負けるな、限界を超えろ!God’s Eye!」と叫び、小波が「ネバーエンド!」と決めセリフで締めるマイクリレー。抱擁を交わすGod’s Eyeメンバーに地元広島のファンが惜しみない拍手を送り続けた。
バックステージでのGod’s Eyeコメントも三様にパワフルだった。
小波「福山大会、ありがとうございました。1年で一番忙しい連休、ゴールデンウイークシリーズ、このままGod’s Eyeの新たなスタートとして全部連勝で踏み出せたのは凄い良いことだなと思うので、このままの勢いで突っ走りましょう!」
壮麗「おい、なつぽい。オマエのせいで全然安納サオリとあたれなかったじゃねえか!オマエのことひねり潰して安納サオリの前に立つのは、私だ!」
朱里「God’s Eyeとして、個人としてもベルトを狙っていくしね、亜美も白狙ってるし。個人として狙っていくんですけど、ユニットとしてアーティスト、ゴッデス狙っていくので、God’s Eyeに注目してください!以上です!」
再入団・完全復活を果たした小波を擁するGod‘s Eyeがスターダム戦線の今後の台風の目になることは間違いないだろう。