「ジュリアはここで終わりじゃない。こっからでしょ」スターダム退団濃厚のジュリアがSTRONG女子王座陥落!大江戸隊の襲撃を撃退した中野たむと絆のシングルマッチへ!

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 10日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2024』が開催。ジュリアがステファニー・バッケルに敗れてSTRONG女子王座から陥落した。

 STRONG女子王座は、新日本プロレスが製作しているアメリカのプロレス番組『NJPW STRONG』から生まれたシングル王座。
 昨年7月には、ジュリアが初代王者のウィロー・ナイチンゲールを撃破して同王座を戴冠。その後も海外を中心に9度の防衛に成功するなど世界レベルの実力を見せつけている。

 ジュリアの10度目の防衛戦の相手は、CMLLのステファニー・バッケル。
 バッケルはCMLLのシングル&タッグの二冠王者。かつてはアイスリボンで安納サオリが保持していたICE×∞王座に挑戦したり、アメリカで岩谷麻優の持つIWGP女子王座に挑戦したりと日本のプロレスファンが名前を聞くことも多い名選手だ。


 試合が始まるやいなや、両者はトップギアで激突。バッケルが首4の字固めから首への一点集中攻撃を組み立てようとしていくが、ジュリアは場外戦に引き込みつつ断崖式ネックブリーカーで首攻めの意趣返し。
 バッケルが体格とパワーで圧倒的に上回るものの、ジュリアは真っ向から食らいついて行って激しいヘッドバッド合戦やバックドロップで投げ合っての意地の張り合いを展開。バッケルのパッケージ・ドライバーを阻止したジュリアは、ビアンカや雪崩式ダブルアーム・スープレックスで猛攻をかけてグロリアス・ドライバー。
 最後の仕上げとばかりに必殺のノーザンライト・ボムを狙ったところでバッケルが変形の回転エビ固めで3カウント。終わってみればバッケルが大技を使わず11分30秒で完勝した試合となった。

 CMLLの2本のベルトと合わせて三冠王となったバッケルは、「イマカラ、ワタシハ、STRONGチャンピオン!サンキュー!」と日本語と英語を交えたマイクアピールを行って観衆から大歓声を浴びる。

 リングに残されたジュリアは空元気を振り絞って締めの挨拶を行おうとするが、その瞬間に大江戸隊の面々がリングになだれ込んできてジュリアを集団リンチ。
 鈴季すずや星来芽依といったユニット未所属でジュリアと行動をともにする選手たちが慌ててリングに上っていくが、その中にジュリアの最大のライバルである中野たむも加わってジュリアを救出。


 マイクを取った大江戸隊の首魁・刀羅ナツコは「おいジュリア、お前退団すんだろ?ベルトも落としたし、もう用無しだな。さっさと失せろ!」と罵倒。ジュリアはナツコの顔面にツバを吐きかけ、たむの肩を借りて退場していった。

 どうにかジュリアをインタビュースペースに送り届けたたむは、「ジュリア、アンタがどこに行こうが勝手にすればいいと思ってる。でも、私にとってアンタは唯一無二のライバルだし、アンタ以上に本気になって殴り合える相手はいない。それはアンタにとってもそうなはず。アンタにとって私以上のライバルなんてこの先現れるはず無い。もしどっか行って、私以上のライバル作るとか、絶対許さないッ!アンタは中野たむを一生引きずって生きろ。最後に、私がアンタに呪いをかけてあげる。1vs1で闘って」と、束縛キツめの重い愛を叫ぶ。

 これを受けたジュリアは「遅くなったけど、おかえり。帰ってこねーと思ってたよ。お前みてーなメンヘラのぶりっ子女はいついなくなっちゃうか分からないから心配になるよね。だけど、今この瞬間、私と中野たむがいるってことは、やんなきゃいけないよね。やりたいと思ってたよ」と対戦を受諾。


 たむはキリッとした表情となるも、直後に「中野たむのこと、一生わしゅれられしぇ……」と噛んでしまったため、ジュリアに「帰れよもう!ホントにブスだなあ?!」とド突かれて追い出されてしまう。

 その後、ジュリアは「プロレスラー・ジュリアはここで終わりじゃない。こっからでしょ。今までSTRONGに挑戦してきてくれたみんな、1人も忘れねーよ?全員のこと、ちゃんと頭の中にこびりついてるよ。そしてバッケル、テメーにこともだよ。そして、刀羅ナツコ!大江戸隊の諸君、テメーらもだよ。ジュリアは、ここで終わりじゃねーよ。ここからが始まりなんだよ。テメーら見とけよ。まだ終わりじゃねーからな」と再起を誓って会場をあとにした。

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