6度目の正直に向けての思いが爆発!葉月が悲願の白いベルト戴冠へ向け驀進!
8日、東京都・後楽園ホールにて『STARDOM in KORAKUEN 2024 Sep.』が開催。葉月が6度目の白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)挑戦が決まった。
葉月は幼い頃からプロレスラーとなることを志し、中学卒業後にスターダムに入団。2014年に“はづき蓮王”の名でデビューし、そのセンスと身体能力で瞬く間に頭角を現し紫雷イオ(現:WWEのイヨ・スカイ)とアーティスト・オブ・スターダム王座を4度戴冠する結果を残すなどスターダムの中心選手となった。
2018年に大江戸隊所属となって肉体改造を行い、スピーディなファイトスタイルにも磨きをかけてハイスピード王座V8を果たすなどその地位を不動のものとしていたが、2019年11月に突然の引退表明。
その後はSNSなどで団体への不満をぶちまけるようになり、2019年12月の引退試合の後には「こういう不本意な引退はしたくなかったし、すると思ってなかったです。これから先、葉月みたいな不本意で辞める人がいないといいなって思ってます」「(引退理由は)「会社からは『言うな』と言われています。なぜかというと、会社が悪くなっちゃうからです」と爆弾を投下。
そして、「白いベルト獲ってお客さんに見せたいなという思いはずっとあったけど『もういいや』って思いましたし、プロレスを嫌いになって辞めたくなかった」と涙を流しながら白いベルトを想う言葉を最後に1度目のプロレスラーとしての生命を終えていた。
スターダムとは完全に絶縁かと思われていた葉月だが、2021年8月に突然スターダムのリングに現れ電撃復帰を宣言し、同年10月に復帰。最初こそ様々な軋轢があったものの、元々の人望やひたむきなファイトであっという間にスターダムの中心選手へ返り咲き、同期の盟友・コグマとともにタッグリーグ優勝&3度のタッグ王座戴冠など結果も残してきた。
この日、葉月は白いベルトの次期挑戦者決定戦に出場。葉月vs羽南vsテクラの3WAY戦に臨んだ。
「復帰した理由の1つに白いベルトがある」と語っていた葉月はチャンスを虎視眈々と狙い続けており、“6度目の正直”を成就させるべくこの試合に向けて意気込んでいた。
葉月と羽南は【STARS】のチームメイトであり、試合序盤は悪の【H.A.T.E.】に属するテクラに集中攻撃。しかし、H.A.T.E.のセコンド陣が場外戦で大暴れしたためテクラ一強の試合状況に。
葉月がなんとかテクラを排除して羽南との一騎打ちの状況に持ち込むが、テクラが隙を突いてのダイブ攻撃で撹乱しスピアーで2人まとめてなぎ倒す。さらにテクラは自らのコスチュームのベルトを用いて葉月の両手首をコーナーに拘束。羽南を蜘蛛絡みで痛めつけ、トラースキック、バズソーキックと連撃してカバーに入る。
葉月はなんとか拘束を解き、2人まとめてダイビング・セントーンで圧殺。テクラのイス攻撃も回避した葉月は羽南のセブンティーンを切り返しての葉・月ストラルで3カウントを奪った。
挑戦権を勝ち取った葉月は、現王者のなつぽいをリングに呼び出し「これでウチは6度目の挑戦。なつぽいは初防衛戦?なつぽいが欲しくて欲しくてやっと獲れたその白いベルト、次はウチがこの腰に巻くよ」と決意表明。ベルトを挟んでなつぽいとの視殺戦を展開した。
バックステージに戻った葉月は「白いベルトへの思いが、テクラ、羽南よりも上だったってことじゃないの?次、6度目の挑戦。6度も挑戦してる人いる?次こそは私の腰に巻いてはづらー村のみんなと一緒に新しい夢の続きを進めていきたいと思います」と長年積み重なった思いを吐露した。