4度目の正直が成就!スターライト・キッドが鈴季すずにシンデレラ・トーナメントでリベンジ達成!
10日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『CINDERELLA TOURNAMENT 2024』が開催。スターライト・キッドが因縁の鈴季すずを破ってトーナメント3回戦に駒を進めた。
シンデレラ・トーナメントとは2015年からスターダムが毎年春に行っているシングルトーナメントであり、優勝者には栄誉のシンデレラドレスと望む王座への挑戦権が与えられる。かつては1DAYトーナメントで行われてきたが、年々規模が拡大。全国を巡業しながら複数大会にまたがって行われる春の一大イベントとなっている。
今大会では、トーナメント2回戦として星来芽依vs飯田沙耶、壮麗亜美vs水森由菜、MIRAIvs羽南、鈴季すずvsスターライト・キッドの4試合が行われた。
キッドとすずは互いを強く意識し合うライバル同士。しかし、キッドはすずにシングルで1度も勝てておらず0勝1反則負け。不本意な結果が続いていたキッドは、シンデレラ・トーナメントという最高の舞台で実現した4度目のシングルマッチですずにリベンジを果たすことを誓っていた。
試合は早々に激しい場外戦となり、2人は観客席になだれ込みながら大暴れ。
すずが「一発喰らえ!」と叫んでその場飛びムーンサルト・プレスを放つというキッドの真似をすると、キッドも場外で長~く助走をつけてのドロップキックとすずの真似をして見せる意地の張り合いが展開される。
中盤からは、互いの技を知り尽くしているが故の高度な読み合いが繰り広げられていくが、キッドは雪崩式カサドーラや不知火といった普段はあまり使わない技で意表をついてからムーンサルト・プレス、ヌメロ・ドスと大技連発で攻め立てる。
残り時間が少なくなる中、すずも得意のジャーマン・スープレックスやテキーラ・ショットを繰り出して猛攻。攻め急ぐすずは、攻撃をかわされてトップロープを超えてエプロンに落下。すかさずキッドがスライディングキックで場外に蹴落とし、オーバー・ザ・トップロープでの勝利を収めた。
キッドの3回戦の相手は、シンデレラ・トーナメント2連覇を果たしていたMIRAIのV3を阻止した羽南に決定。若い力でスターダムを盛り上げ続けてきた2人の対戦に注目が集まる。
バックステージに戻ったキッドは、「鈴季すず、4度目のシングルにしてようやく勝利。随分と時間がかかってしまったようだけどさ、お前からはキッチリ3カウント獲ってやるつもりでいたけど、最後は危機的状況に追い込まれて時間もない。ドローになっちゃったらなんにも面白くないからね。ここ(頭)の切り返の良さが勝っちゃったかな?プリチーなドレスが着れずに残念でしたぁ~」と煽っていく。
しかし、その後は真剣な表情となり「オーバー・ザ・トップロープで勝ったからって満足してねーぞ。お前からは3カウント2回獲られてんだから。やり返すまで、私の気が済むわけねえ!」と、いつかの再戦を誓った。