スターダムに激震!岩谷麻優退団、中野たむ引退、テクラ解雇、舞華長期欠場へ

27日に横浜アリーナで開催されたSTARDOM『ALL STAR GRAND QUEENDOM 2025』は、7503人というスターダム史上最大集客人数を集め成功を収めた。
女子プロレス界トップ団体として勢いに乗るスターダムだが、同時に主力選手の離脱も発表された。
27日のメインイベントでは中野たむvs上谷沙弥による『ワールド・オブ・スターダム選手権試合 完全決着敗者引退特別ルール』が行われ、敗北した中野たむが引退。
第2試合に出場したテクラは試合後にスタッフや岡田社長に暴行を加え、スターダムから「度重なる注意にもかかわらず、前回12月謹慎時の罰金の未納、横浜アリーナでのスタッフ、弊社代表への暴行などの行為を理由として、令和7年4月27日付でスターダムとの選手契約を解除し、解雇といたしました」と発表された。
第8試合で2年間保持していたIWGP女子王座から陥落した岩谷麻優は、翌日の一夜明け会見で「今まではスターダムに甘えてる部分があって。これからもスターダムが大好きという気持ちは変わらない。でももうやり残したことはないかなって。スターダムでやれることは全部やったかなって。岩谷麻優、14年3ヶ月のスターダム人生、終わりにします。これからはいったんスターダムのアイコンはおしまい、これからは女子プロレスのアイコンになります」と退団を発表。
第6試合で橋本千紘のセンダイガールズワールドシングル王座に挑戦し敗北した舞華は、同じく一夜明け会見で「3年、4年前から痛めていたヒジの内側側副靱帯の再建術で、5月6日の福岡大会まで試合をして欠場になります。欠場期間は半年から1年とドクターから言われてますが、私の治癒力ならそれよりも早く復帰できるんじゃないかなと思っております。ドクターから休めと言われても休まず、だましだましでここまで酷くなってしまいました。私は大丈夫だと思ってたし、欠場なんてあり得ないと思ってました。でも昨日の橋本千紘との闘いで、本当に強いヤツは体も心も強いんだろうなって。結局、私は欠場するのが怖かったんだと思います。欠場したら居場所がなくなるんじゃないかと思ってました。その中で昨日の橋本千紘戦が私の背中を凄く凄く押してくれました。マイナスの欠場ではありません。新しく強くなった舞華で復帰したいと思ってます」と長期欠場となった。
3月末には白川未奈が退団しAEWへ移籍しており、5人の主力選手が横浜アリーナの前後で戦線離脱した形だ。
葉月&コグマのFWCも「私たちの役目は終わった」「世界のFWCになろう、これからは」と不穏な発言を残しており、今後の動きに注目が集まっている。
だがそれでもスターダムには30人以上の所属選手がおり、4月29日には広島大会、5月1日は香川大会、2日は大阪コミコンスペシャルマッチ、3日は熊本大会、5日は鹿児島大会、6日は福岡大会と休む暇なく興行は続き、11日の後楽園ホール大会では上谷沙弥vs玖麗さやかのワールド戦、21日の後楽園ホール大会ではスターライト・キッドvsHANAKOのワンダー戦も決定。
赤の王者・上谷沙弥、白の王者・スターライト・キッド、IWGP女子王者・朱里による新たなスターダムの未来に期待だ。