岩谷麻優が新生スターダム始動に向け赤いベルトを奪還!「スターダムのアイコンではなく世界のアイコンになる」

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 4日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『STARDOM BEST OF GODDESS 2019』が行われ、岩谷麻優がビー・プレストリーを撃破しワールド・オブ・スターダム王座を戴冠した。

 “スターダムのアイコン”として知られる岩谷は現在無冠。過去に二度ワールド・オブ・スターダム王座(以下、赤いベルト)を戴冠したものの、怪我に泣き長期政権を築けずにいた。先月発表されたブシロード傘下となる新体制に向け、一期生の意地を見せたい試合。事前の会見では、「私が初めて赤いベルトを巻いたのは3度目の挑戦。また今回も3度目の正直でこのベルトを奪って、あの日の続編ドラマをみんなに見てもらいたいなと思います」と意気込みを語っていた。
 一方のビーはスターダムの“トップガイジン”を自称し、今年5月に花月のV9を阻止して赤いベルトを巻いてから無類の強さを発揮し、この日が6度目の防衛戦。「過去2年、あなたはケガをしてきたよね。最初はヒジで、2回目がヒザだったでしょ。あなたがなにをしようと、またいつか、結局はケガをするでしょうね。これがなにを意味しているかっていうと、あなたはもうメインの素材じゃないってことよ」と防衛への自信を見せていた。

 試合は、序盤からビーが岩谷の古傷であるヒザへの徹底した集中攻撃を加え、場外での鉄柱を使った足4の字固めなどのラフファイトも展開。
岩谷は得意の空中殺法で応戦し、ムーンサルトプレスや場外へのダイビングクロスボディなども見せていくが、足のダメージからか雪崩式フランケンシュタイナーの際にバランスを崩して顔から垂直にマットに突き刺さってしまう。
 ビーはグラウンド式アンクルロックでさらに足を攻め立て、Vトリガーからのカミゴェ、さらにクイーンズ・ランディングを狙っていくが、岩谷はこれを起死回生のリバース・フランケンシュタイナーで切り返すとムーンサルトプレスを投下。さらに二段階式ドラゴン・スープレックス・ホールドで叩きつけて死闘を制した。

 感極まった岩谷はマイクを取ると「途中、また怪我しちゃったかと思ったあ!これから、スターダムのアイコンとして、胸張って、この赤いベルトを守り続けていくんで、これからも岩谷麻優の赤いベルトのドラマの続編をこれから目を離さないようにしてねーッ!」と絶叫。
 さらに次期挑戦者として花月を指名すると「やっぱり自分は一番にあなたを倒したい!アンタに勝って正真正銘のチャンピオンになるんだ!」と宣戦布告。花月は「花月様からの質問にイエスかハイしか答えはね―んだよ。ってことは、岩谷麻優、お前の問いかけに花月様は、イエスかハイかの答えしかねーんだよ!岩谷麻優、お前が持つその赤いベルトに、挑戦させてください」とこれを受託。年内最終戦となる12月24日の後楽園ホール大会での王座戦が決まった。

 バックステージに戻った岩谷は、自身の怪我が原因で失った赤いベルトを奪還したことに喜びを爆発させながら「これからまたこの赤いベルトとともに、ちゃんと王者らしく、心もプロレスも成長していきたいなと思います。でも、この赤いベルト獲ったことで、自分はスターダムのアイコンではなく、世界の女子プロレス界の、世界のアイコンになります!必ずこのベルトに恥じないくらいスターになって、女子プロレス界ナンバーワンの団体……ですけど、今も!これ以上の、世界一の団体になりたいと思います!それを引っ張っていくのが自分の役目だと思うんで、これからの岩谷麻優を一緒に見届けてください!」と新体制始動を控えたスターダムを背負っていく覚悟を叫んだ。

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