里村明衣子が引退興行で新崎人生と最後のタッグ結成?!ジャガー横田&尾崎魔弓が「広田のおかげでしんみりしない」と笑顔に

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 29日、東京都・後楽園ホールにてセンダイガールズプロレスリング『里村明衣子 THE FINAL』が開催。新崎人生と里村明衣子(?)が最後のタッグを結成した。

 この日は、1994年にGAEA JAPANでデビューしてから今日までセンダイガールズの長として引っ張ってきた里村明衣子の引退興行。
 今大会の第2試合では、【AGE115】ジャガー横田&尾崎魔弓vsシン・広田さくら&Xというタッグマッチが行われた。

 一番最初に流れた入場曲は、まさかの里村明衣子の曲。観衆が笑顔で「さっとむら!さっとむら!」とノリノリのコールを贈る中で現れたのは、シン・里村明衣子。
 尾崎&ジャガーの入場後に明かされたXの正体は、なんと新崎人生。人生は仙女の生みの親の1人であり、里村の引退興行に華を添えるべく駆けつけた形。尾崎と人生はこれが初の顔合わせとなる。


 大・里村コールの中で試合が始まるとシン里村がキレッキレのローキックのようなものを見せていくが、AGE115の2人は構わず攻撃。
 尾崎が持ち出したチェーンを3人で引っ張る綱引き状態となると、観衆からの期待に圧されて人生もしかたなく参加。圧巻のパワーで綱引きに勝利した人生は尾崎に地獄突き。さらにジャガーへ拝み渡りを狙うが、シン里村がジャガーにボ・ラギノールを食らわせたため流れが止まってしまう。
 場内は大ブーイングに包まれるが、人生&シン里村が拝み渡りの競演を見せると一気に大歓声へ。しかし、シン里村の足が遅く人生に追いつかれてしまい、2回目のロープ上でのジャンプを失敗して股間を痛打。
 人生はげんなりした様子でAGE115を2人同時に相手取ってピンチを打開。この流れに乗ってシン里村が尾崎へデスバレーボムを狙うが腰が痛くて失敗。その後、ハイキックのようなものを数十回空振りして目を回した勢いでふらふらドーン。さらにサトムラ・スペシャルを放つも、特にかわされることもなく勝手に自爆してヒザに大ダメージを負う。
 尾崎がテキーラ・サンライズを狙ったところを人生がブレーンチョップで救出。シン里村がスコーピオ・ライジングを放つも、足を踏み外して尾崎のヒザに股間を痛打。最後は尾崎がオザキックを叩き込んでシン里村から3カウントを奪った。

 試合後、ジャガーは「小さいからって馬鹿にされたくないって頑張ってきた小さな巨人。ホントにたくましく育ったので、引退っていうのは寂しいねえ」と里村について語る。
 尾崎も「広田のおかげで里村の引退なのにしんみりしない(笑)」と破顔しつつ、「GAEAの新人の頃から知ってるけど、人を引っ張ったり新人を育成したりを一番しないだろうなと思ってた。仙女をここまでにして、自分もアメリカに行って大活躍して、後輩ながら尊敬する選手。(本人には)言ったこと無いけど!(笑)」と茶目っ気たっぷりに里村について語った。

 一方、バックステージに戻ったシン里村が「どうでしたか?最後の里村とのタッグは」と詰め寄っていくと、人生は「どうでしたかって……」と困り顔に。
 それでも「自分が里村明衣子と一番最初に会ったのがGAEA解散のとき。里村がヘルニアの手術からの復帰戦で初めてミクスドタッグマッチで組んだんです。それから20年の時を経て里村が引退する前にもう1度こうやって里村とタッグを組めたことが非常に感慨深いです」と、シン里村を見つめながら里村への思いを馳せた。

 この言葉を受けたシン里村はキリリと表情を引き締め「引退の日に人生さんと同じリングで隣に立つというのは、里村の30年のレスラー人生の中では必然。今日最後にタッグを組んで、ホントに今までのことが蘇る思いでした。あと残すはメインのみです。行ってきます!」とバックステージへと消えていった。


 なお、人生は里村の引退試合後に花束贈呈役として登場。本物の里村とともに涙ながらに言葉を交わし、新たな門出を祝った。

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