元WWEの23歳英国美女レスラー、ミリー・マッケンジーが史上初のグランドスラム達成!
16日、東京都・後楽園ホールにてセンダイガールズプロレスリングが後楽園ホール大会を実施。ミリー・マッケンジーがセンダイガールズワールドシングル王座戴冠を果たし、仙女の王座グランドスラムを達成した。
センダイガールズワールドシングル王座には約3年に渡って橋本千紘が絶対王者として君臨していたが、昨年12月に朱崇花がその牙城を崩してついに王座戴冠。
今年6月に愛海を破って2度目の防衛に成功した際には「里村が決めてんのかチサコが決めてんのか知らねーけど、愛海ごときを私に挑戦者に持ってくんな。7月16日の後楽園には私にふさわしい刺激の有る対戦相手を用意しとけ」と啖呵を切り、トロフィーを足蹴にして苛立ちを見せていた。
そして、次なる挑戦者はミリー・マッケンジーに決定。
ミリーはWWE(NXT UK)等の所属を経て当時18歳の若さで日本へ渡り仙女に参戦。あっという間に頭角を現し、センダイガールズワールドジュニア王座、センダイガールズワールドタッグ王座戴冠を果たす活躍を見せた。
再び活躍の場をNXT UKに移していたミリーだったが、契約解除に伴って大望の再来日。今回シングル王座を戴冠すれば仙女が誇る3つの王座をすべて戴冠した初のグランドスラム達成者として歴史に名を刻むこととなり、勝敗の行方には注目が集まっていた。
朱崇花は妖艶な動きでミリーを翻弄していくが、握手を求めて差し出した右手をミリーに蹴飛ばされると激昂。顔面への張り手やトラースキックなど感情むき出しでミリーを叩きのめしていく。
ミリーは朱崇花のケブラーダをかわして隙を作り、トペ・スイシーダを見舞って逆転の狼煙。ドロップキックの連打、トラースキックからのジャーマン・スープレックス、パンプハンドル・スープレックスと畳み掛けるが、朱崇花は余裕を残した様子でキックアウト。
朱崇花は、ムーンサルト・プレス、バズソーキックから顔面へのビッグブートと連撃し紅花衣を狙うも、振り払ったミリーがスピアーからダブル・レッグラリアート。ミリーがロープに飛ぶと、朱崇花はキャッチしてそのまま旋回式みちのくドライバーII。さらにもう一発みちのくドライバーIIで突き刺してカバーに入るが、下から丸め込んだミリーが電光石火のカウント3を奪った。
悲願のシングル王座戴冠に涙するミリーだったが、岩田美香がリングに上がり「ミリー、ベルトおめでとう。ただ、そのベルトはセンダイガールズのトップのベルトなんだよ。仙女は、橋本千紘でも、DASH・チサコでもねえ。ミリーでもねえ。岩田美香がこれから引っ張ってくんで。そのためにはそのベルトが必要なんだよ」と宣戦布告。ミリーはベルトを掲げながら視殺戦を展開し、岩田を突き飛ばす王者の余裕を見せた。
バックステージに戻ったミリーは「ついに夢が叶った!ジュニアのベルト、タッグのベルト、そしてついにこの仙女のシングルベルトを巻くことが出来た!」と大喜び。そんなミリーの様子を満面の笑みで見守っていた里村明衣子は、「仙女でグランドスラムを達成したのは貴女が初めて」とミリーの偉業を讃えた。