大怪我からの復帰戦で命知らずのダイブ!DASH・チサコが7ヶ月ぶりの復帰を果たし王座返り咲きを宣言!
16日、東京都・後楽園ホールにてセンダイガールズプロレスリングが後楽園ホール大会を実施。DASH・チサコが約7ヶ月ぶりの復帰を果たした。
DASH・チサコは松本浩代とのタッグ【令和アルテマパワーズ】でセンダイガールズワールドタッグ王座を戴冠していたが、昨年12月の初防衛戦で右肩を負傷(右側肩鎖関節脱臼)。防衛には成功していたものの、長期欠場が決まるとともに無念の王座返上。
この日は、チサコの約7ヶ月ぶりの復帰戦としてパートナーの松本とのシングルマッチが行われた。
松本は試合開始直後からエンジン全開で攻め立てていき、「復帰おめでとう!」と叫びながら腹部にニードロップを突き刺したり、容赦のない張り手を顔面に叩き込んだりと大暴れ。ブランクの影響もあってか序盤は防戦一方のチサコだったが、気迫のヘッドバッドや顔面蹴りで場外戦へと持ち込んでいく。
チサコはリングの下からテーブルを取り出し松本をセット。さらにリング上に立てたラダーの上からダイビング・ボディプレスを見舞う破天荒ぶりを見せる。チサコはダイビング・フットスタンプの3連打から必殺のホルモン・スプラッシュを発射も、松本が剣山で迎撃し場外パワーボム。
松本は、丸め込みで粘るチサコをカウンターのラリアットで叩き伏せ、ライガーボムからのロックドロップで3カウントを奪った。
松本はチサコと抱擁を交わし、そのまま肩を組んで仲良く退場。
バックステージに戻ったチサコは息も絶え絶えといった様子も、「復帰して、同期の松本と一発目からバチバチやる……死にそうだったわ。でも私はこれを願っていたし、『復帰戦は松本浩代』って怪我した時点で決めてた。タッグの試合中に怪我したもんだから。絆も深まってたし、欠場中もまっちゃんに色々話聞いてもらったり、一緒にお酒飲んだり、ホントに支えてもらって。今日も試合で支えてもらって。仙女の中では同期がいないけど、外の強い奴らが同期っていうのは本当に心強いです。……でもまっちゃんに1回も勝ったことねーからな。プロレスやってる間に絶対勝つ」と復帰の喜びを噛みしめる。
そして、「今は200(チーム200kg=橋本千紘&優宇)がチャンピオンだけど、私たちは200に勝ってチャンピオンになって返上したんで。私たちはまだあそこから負けてないんで。タッグでも返り咲くことを狙っていきます」と、タッグ王座の奪還を宣言した。