WWE女子王座挑戦の里村明衣子が引退を発表!AEWのさくらえみが乱入し“世界で1番小さいプロレス会場”で対戦を直訴!
27日、都内某所で里村明衣子が引退会見を実施。そこへ我闘雲舞代表でAEWにも所属するさくらえみが乱入した。
里村は1994年にGAEA JAPANでデビュー。長与千種の後継者として育ち、2006年のGAEA解散後はセンダイガールズの旗揚げに参加。2011年に社長に就任し、2018年からWWEに参戦を始めると2021年からはWWEの選手&コーチとして海外を生活の中心に。会見前日に行われたWWE日本公演ではWWE女子王座への挑戦も表明し、今一番世界から注目を浴びている瞬間での引退発表となった。
里村は「今現在私自身は怪我も病気もなく最高潮の状態にいます。今日私は両国国技館で、WWEの最高峰のベルト、ベイリーに挑戦します。自分が最高の状態で決断するっていうところが自分にとって大事かなと思いますけど、この時にしっかりと自分自身でけじめを付けて、余力があるうちに次の人生に、次のステージに進みたいという思いがすごく強くて、今決断に至りました。WWEと契約してアメリカやイギリスに行って、少しの間コーチをさせていただいたり、あとは試合に出てテレビマッチに出たり、タイトルをとって連戦をしましたけども、その時に見た私がお世話になったコーチ、そしてプロデューサーの存在がすごく大きかったんですね。この立場の方たちにすごく私は憧れまして、こういう人たちに次はなりたいと思いました。それが一番のきっかけです次の人生に進もうと思ったのは」と思いを語る。
だが記者からの質疑応答の最中に、突然席に座っていたのさくらえみが挙手をして会見に乱入。壇上にあがると「私は1995年、里村さんがデビューした15歳の頃から、ずっと今日の日まで追いかけてきました。里村さん覚えてますか?初めて憧れの地イギリスに行った時、その試合をブッキングしたの誰ですか?」と詰め寄る。
苦笑しながら里村は「さくらさんです」と答えると、さくらは「恩を返してください!私は今、市ヶ谷チョコレート広場でプロレスをやっています。そこで是非、里村明衣子と最後にシングルマッチをさせてほしい。里村さんが憧れたWWEのコーチだかなんだか知らないけど、そんなもんろくなもんじゃないですよ。私こそが世界一のプロデューサーであり、世界一のコーチだと思っています。私を見習ってください。残された日々じゃなくて、引退したあとの日がどうなったっていいじゃないですか。最後に私との試合を是非、差し込んでくださいね。恩を返せ」と握手とハグをして壇上をあとにした。
唖然とした里村は「・・・これマジで決まってなかったし、ちょっとほんとにあの、これがさくらえみですよね。何記者会見に来てるんですか。で、最後持ってって・・・(苦笑)ひとの記者会見でちょっと人前に出るかっこしちゃって、それがさくらえみですよね。さくらさんって私とほぼほぼデビューが一緒なので、スタートは全然団体も別でしたけど、やっぱりここまで自分で独自の道を作り続けて来られたというのはほんとに私はすごいなと思います。やっぱりこうやって、ねぇ、やっぱ心動きますね。ただ今日はほんとに予想してなかったことだったので、ちょっとまだわからないですけど、やるしかないでしょうと思います」と、困惑しながらもさくらの対戦要求を受け止めた。
市ヶ谷チョコレート広場(旧名:市ヶ谷アイスボックス)は最大でも60人ほどしか入らない“世界で1番小さいプロレス会場”でありながら、我闘雲舞がコロナ禍で始めたYoutube団体『チョコレートプロレス(ChocoPro)』は今や世界各地で知名度を上げ、AEWやイギリスのEVE、タイやベトナムなど世界各地でしっかりとした知名度を持っている団体に。
さくらはコーチやプロデューサーとしても、藤本つかさや志田光、里歩や真琴や駿河メイなど世界で活躍する選手たちの育成を行ってきただけに、里村の目指す先にさくらえみの存在がチラチラと目の端に映り込むことは間違いない。
世界で1番小さいながら日本で1番世界に繋がっていると言っても過言ではない会場で、WWEvsAEWとも言える里村明衣子vsさくらえみの戦いに期待が集まる。