【会見全文】里村明衣子が来年4月での引退を発表!さくらえみが乱入し市ヶ谷チョコレート広場での対戦を表明!

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 27日、都内某所でセンダイガールズが記者会見を開催。里村明衣子が引退を発表した。

 里村は1994年にGAEA JAPANでデビュー。長与千種の後継者として育ち、2006年のGAEA解散後はセンダイガールズの旗揚げに参加。2011年に社長に就任し、2018年からWWEに参戦を始めると2021年からはWWEの選手&コーチとして海外を生活の中心に。会見前日に行われたWWE日本公演ではWWE女子王座への挑戦も表明し、今一番世界から注目を浴びている瞬間での引退発表となった。

「皆様本日は、お忙しい中、そして猛暑の中おこしいただきましてまことにありがとうございます。そして生配信をご覧の皆様、お昼時に見ていただいてありがとうございます。わたくしこの度、2025年4月に引退することを決意しました。デビューしてから29年ですね、GAEA JAPANでデビューして、センダイガールズで旗揚げに参加しまして、それから19年が経ちますが、ここまで、プロレス人生一筋で来ることができました。今現在、私自身は怪我も病気もなく、最高潮の状態にいます。試合に出れば、まだまだいけるなと思いますし、トレーニングをすれば筋量はつく一方で、健康状態も最高です。団体としても、私がWWEと契約して3年間日本を不在にしていましたが、頑張ってセンダイガールズを私不在の中、今、一番仙女が面白いという状態に持ってきてくれました。そして今日私は、両国国技館で、WWEの最高峰のベルト、ベイリーに挑戦します。このね、自分が最高の状態で、決断するっていうところが自分にとって大事かなと思いますけど、この時にしっかりと自分自身でけじめを付けて、余力があるうちに次の人生に、次のステージに進みたいという思いがすごく強くて、今決断に至りました。現在、44歳、まだ残りの人生あと一周できますから、また新たな次のステージに進みたいと思います。これからは、カウントダウンの試合に入っていきますが、まずは我が団体、センダイガールズの(涙をこらえて)・・・すいません、センダイガールズの試合に9月から参戦します。ちょっとスポット参戦になってしまうんですけど、9月の28日・・・(涙をこらえきれず流して)9月28日福岡西鉄ホール、10月14日北海道札幌ガトーキングダム。11月9日新潟市体育館、11月30日大阪エディオンアリーナ、12月8日仙台サンプラザホール、こちらが決定しています。そして、最後、来年の4月の最後は、後楽園ホールと決めています。こちらはまだ日程が抑えられていませんが、決まりましたら皆さんにお知らせ致します。まだ来年の4月まで9ヶ月ありますので、とにかく最高の里村明衣子でリングに上がり続けます。ここまで応援してくださった皆様、そして支えてくださった皆様・・・(マイクを置いて涙をぬぐい)・・・感謝しています。ありがとうございました。最後まで、精一杯がんばりますので応援よろしくお願いします」

――引退を決めた経緯と理由を
「次のステージに進もうと思った経緯がですね、WWEと契約して、アメリカやイギリスに行って、少しの間コーチをさせていただいたり、あとは試合に出てテレビマッチに出たり、タイトルをとって連戦をしましたけども、その時に見た私がお世話になったコーチ、そしてプロデューサーの存在がすごく大きかったんですね。この立場の方たちに、すごく私は憧れまして、あぁこういう人たちに次はなりたいと思いました。それが一番のきっかけです次の人生に進もうと思ったのは」

――引退という決断をするにあたって、どなたかに相談や報告はされてますか?
「相談は、しなかったですね。相談はしてないです。ただ報告はさせていただきました。そうですね、一番最初に報告したのが新崎社長だったと思います。新崎社長がセンダイガールズ立ち上げていただけなかったら私も今もこうして仙台で活動できなかったので、一番最初に新崎社長に報告して、長与さんに報告しました」

――旗揚げ当初の新崎さんとの思い出は
「思い出ですか?私は旗揚げ当時は社長じゃなくて、センダイガールズとしては新崎社長が社長として立ち上げて私は選手と、教える選手育成の立場だけだったので全く経営の事に関わってなかったんですね。ですので選手の立場でしか物が言えなくて、よく社長にすごく勝手な意見をバンバン言ってたんですけど、いざ私が2011年に会社を独立して代表になった時に、社長が言われてた事がすごく自分にとってあの時の事はこういうことだったんだなとか、例えば後輩とか、社員に言われたこととか、自分はこういう事を言ってたんだなとかそういう事に気づいたので、ほんとにセンダイガールズ旗揚げしてからの経緯というのが自分の人生にとってすごく大きかったです」

――引退にさいしてやり残したことややっておきたいことは
「もう、やり残した事はないと常に思っているんです。ただ、やり残したことがないと思っていても、昨日みたいにリングに立てば、私はすごく調子がいいので、あぁこれベイリーに挑戦行けるなと自分で直感で感じたので、挑戦しました。やっぱり、自分をずっと最高の状態に保ち続ける努力をすれば、必ず次にチャンスは巡ってくると思うので、まあ残り9ヶ月ありますけれども、いつどこでどんなチャンスが巡ってくるかわからないので、そこを自分自身は最後まで何があるかわからないという期待を持ちつつ突っ走っていきたいと思います」

――自分の団体のシングル王座に関してはなにか思いは
「シングル王座ですか?もう私は初代シングル王者として2016年にチャンピオンになってから、橋本千紘がその座を奪ってずっとトップに立ち続けて、今は岩田美香がチャンピオンですけど、もう私はそこに入るすきはないので、もう正直そこはタイトルに挑戦するつもりはないです」

――仙女の選手たちに報告した時の反応は
「一人ひとり、一人ひとりに会って話をしました。チサコは旗揚げの時から一期生の選手だったので、もう私が言う時に泣いてしまって、私が泣いてしまったのでつられてチサコも泣いちゃってという感じで、あの、結構お互いにちょっと感極まった感じでしたけども、橋本千紘と岩田美香、愛海、岡優里佳、あと社員も今もう自分がトップに立つことしか考えてませんので、そこはわかりましたという形で、すごく気持ちよく報告ができましたね」

――闘いたいという選手がいっぱい出てくると思うが、他団体参戦もありえますか?
「もちろんです」

――里村選手から興味がある選手はいますか?
「そこはあの、待ちます。はい」

――多くはない機会を使わせる対戦したいと考えてる選手に送りたいメッセージは
「今すごくたくさんの選手がデビューして、女子プロレスラーいっぱいいるじゃないですか?私が試合見てても、ほんとに女子プロレス界すごく盛り返しましたし、15年前と比べて選手数も何倍も増えてますし素晴らしい選手もいっぱいいる。ほんとに良い世界になったなと思います。私は若手の時からスーパースターと言われる長与千種さんはじめ、北斗晶さん、アジャコングさん、ダイナマイト関西さん、デビル雅美さん、対戦させていただいて、もう目の前リングで対角に立たれた時にものすごい威圧感とか、もうオーラをバッと感じて、あぁこの人たちに勝つには自分がどう努力をすれば良いんだろうというところで、存在感という眼の前に立たれた時にもうビビビッと来るような、そんな体験をいっぱいしてきたんですね。ただ私は最近は日本人のレスラーとはあんまり対戦していないので、今女子プロレス界にそういう選手が何人いるのかなっていうのはまだ未知ですし、そういう選手がいる、私は自信があります里村さん対戦させてくださいっていう選手がいたら、逆に名乗り出てほしいです。もちろん、評価は高い選手はいっぱいいますけど、実際リングに立ったらどうなのっていうのは、私の経験上、皆さんの評価と私の評価は全然違うので、もし女子レスラーでいるんだったら出てきてほしいです」

――まずは名乗り出てほしいと
「はい」

――里村さんが支えた仙台に街に対して思いがあれば伺いたい。仙台にどういった関わり方をしていきたいか
「仙台に2005年に移住して、センダイガールズとしてやらせていただいて、もう仙台の皆さんには本当に、仙台と言わず宮城県の皆様には本当に応援していただきました。街で会えば頑張ってねって言っていただいたり、すごくすごく応援していただいたり、だから私は今もこうして19年経って仙台にいられると思うんですね。地元は新潟ですけれども、生まれの新潟ではなくて、やっぱり仙台でずっとやっていきたいって思いは皆さんの応援があるからです。一昨年は、仙台に自宅を購入したので、もうそこで身を固めます。これからもよろしくお願いします」

――里村さんのレスリングスタイルは勝負や戦いを重きに置いており、初めてプロレスを見る方たちにも訴えかけるものがあったと思います。今後はスタッフ的な役割になって戦いや勝負を見る事ができなくなると思いますが、そのあたりはこの先はどう表現していこうと思われてますか?
「プロデューサーやコーチというのは、裏方のイメージありますけど、私は裏方になるつもりはないんですね。もしそちらの方に回るんだったら、もうコーチとして、プロデューサーとして、自分は日本にないぐらいの一番のその座に付きたいと思っているので、プロレスラーの次はそちらに命をかけます」

――これからも里村明衣子の戦いや勝負は見せられると
「もちろんです」

――ここ1,2年センダイガールズがいきなりポスターのデザインからなにから変わったがどうしてこんだけしっかりしたのか?引退を決断をした因果関係はあるか?
「今のセンダイガールズここまで来られたのは選手とスタッフのおかげです。そして、ファンの方のおかげです。もうほんとに皆んな頑張ってくれたというのがありますけど、でも私は常に冷酷なので、まだまだだよっていう。自分に対してもそうですけど、まだまだなんですよね。目指してる武道館も実現してないですし、3年前に私が現場を離れて、イギリスに行った時に、私はもう選手がすごく意地を出してるのがわかったんですね。里村さんいないんだったら私たちやりますよと。それはスタッフも一緒で、その力がすごくバネになったと思いますし、私は正直ここまで来ることは期待してなかったけれども、想像以上の仙女になってくれたことは感謝してます。まだまだです」

――里村明衣子の現役の中でライバルといえる選手は
「ライバルですか?もう何世代も、何世代も選手として対戦させていただいてますよね。一番最初は同期がライバルだった、次はアジャコングがライバルだった、次は北斗さんライバルだった、次は関西さんだったとかね、もう色んな時代を経て、皆さん引退されたけど、どんどんどんどん新しい選手がデビューしてスターに成り上がって、2014年、5年ぐらいはほんとに女子プロレスラーの数が激減しましたけど、その中でもやっぱり今現WWEであるアスカ選手との対戦をやった時は、あぁこの選手行くなって思いましたし、紫雷イオ選手と対戦した時も、うわっすごいなと思いましたし、うん、今でいうと橋本千紘、やっぱり何か違うなと思いますし、どんどんどんどん新しい世代の選手たちと自分も対戦する事で、新しい世界が見つかるので、まだあと9ヶ月間ありますので、なんかまだいけるんじゃないかなと。もっと新しい世界見つかるんじゃないかなと思います」

――先ほど仙台にご自宅を買われて骨を埋める覚悟はわかりましたが身を固める方のお話は
「あのもし結婚が決まってるんだったら、今日結婚会見だと思うんですよ、まずそれをはじめに発表してからの引退会見だったと思うんですけど(笑)この通り、引退会見一本ですので、ゼロでございます」

――それではここでお時間に
「そこに手を上げてる方が」

――みなさんこんにちは!我闘雲舞のさくらえみです!里村さん!
「なんで泣いてるの!?」


(さくらが壇上へ)
さくら「里村さん、私は1995年、里村さんがデビューした15歳の頃から、ずっと、今日の日まで追いかけてきました。どうして!ライバルにさくらえみの名前が出てこないんだ!里村さん覚えてますか?初めて憧れの地イギリスに行った時、その試合をブッキングしたの誰ですか?」
里村「さくらさんです(苦笑)」
さくら「(半泣きになりながら)恩を返してください。私は今、市ヶ谷チョコレート広場でプロレスをやっています。そこで是非、里村明衣子と、最後にシングルマッチをさせてほしい。ずっと里村さんを追いかけてきて、先に辞めちゃうなんてほんとに、私の眼の前が崖になってしまったようです。昨日の夜から嘘であってほしいってずっとずっと、思っていて、でもこんな立派なホテルにこんなたくさんの方が来てくださってるの見た時、悔しいって、思いました。私はまだ何もやってないし里村さんが憧れたWWEのコーチだかなんだか知らないけど、そんなもんろくなもんじゃないですよ。私こそが世界一のプロデューサーであり、世界一のコーチだと思っています。私を見習ってください。残された日々じゃなくて、引退したあとの日がどうなったっていいじゃないですか。最後に私との試合を是非、差し込んでくださいね。恩を返せ。握手してこ」

 さくらは握手してハグをすると壇上から去る。

里村「・・・これマジで決まってなかったし、ちょっとほんとにあの、これがさくらえみですよね。何記者会見に来てるんですか。で、最後持ってって・・・(苦笑)ひとの記者会見でちょっと人前に出るかっこしちゃって、それがさくらえみですよね。あの、やっぱりさくらさんって私とほぼほぼデビューが一緒なので、スタートはまあ全然団体も別でしたけど、やっぱりここまで、さくらさんも、自分で独自の道を作り続けてここまで来られたというのは、ほんとに私はすごいなと思います。うん、やっぱりこうやって、ねぇ、やっぱ心動きますね。ただ今日はほんとに予想してなかったことだったので、ちょっとまだわからないですけど、やるしかないでしょうと思います」
さくら「やったぁ!」
里村「すいませんなんか変な(苦笑)」

――最後にプロレスファンにメッセージを
「ほんとにプロレスは私にとって人生ですので、おそらく、死ぬまでプロレスに関わって、何かを作り続けて行くと思います。プロレスの世界ってそれぐらい魅力があって、プロレスファンの方もすごくたくさんいらっしゃって世界中に。その中で、生かされているというのはほんとにありがたいことです。まずはファンの皆さんがいなければ選手というのは闘えませんので、その感謝の気持ちを込めて、最後まであと9ヶ月間、最高の里村明衣子で居続けますので応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました」

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