「他のプロレス団体だったら1年でこのレベルになるのは難しい」プロレス界でも活躍するアクトレスガールズの最強実力者同士の王座戦が後楽園ホールで開催決定!

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 29日、東京都・新木場1stRINGにて『ACTwrestling Step35』が開催。茉莉の持つAWGシングル王座に澄川菜摘が挑戦することが決まった。

 プロレス団体としての活動を終え、2022年から『プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演』へと移行して新体制となったアクトレスガールズ。プロレスの『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』という分け方でプロレス活動が再始動。新体制になって間もなく続々と新人が加入していき、全ブランド合わせれば旧体制アクトレスを上回る勢力を誇る団体へと急成長した。
 2023年7月には元DDTの谷口智一率いるベストボディ・ジャパンプロレスとの提携を発表。さらに全日本プロレスの福田剛紀社長もアクトレスガールズに業務連携を提案し、1月2日&3日の全日本プロレス後楽園ホール大会に参戦が決定するなど“プロレス団体”では無くなったにも関わらずプロレス界が無視し切れない存在となっている。

 その頂点たるアクトレスリングの至宝・AWGシングル王座に君臨しているのは茉莉。
 茉莉は旧体制アクトレス時代から団体を支え続けるみんなの姉貴分。新人ばかりの新体制アクトレス内では自らは前に出ること無く新人育成に力を入れて来た苦労人であり、昨年12月にAWGシングル王座を戴冠した際には茉莉に多くの祝福の声が贈られていた。

 この日のメインイベントでは、茉莉&なるvs惡斗&山中絵里奈のタッグマッチが実施。
 茉莉は愛弟子のなるをパートナーに惡斗率いる悪の軍団と対峙。因縁の惡斗とのバチバチファイトを展開しつつも終盤は気迫十分のなるのサポートに徹し、なんとしてもなるに勝利させたいという献身的な試合運びを展開。
 茉莉の願いは叶うこととなり、山中の猛攻をしのぎきったなるがおくるみプレス(※変形ムーンサルト・プレス)を決めて3カウントを奪った。

 試合後には、アクトレスリングのセンターユニットである【The Royal】を率いる澄川菜摘がリングに上って茉莉と対峙。
 美容師や女優として活動していた澄川は、かつてスターダム3期生の翔月なつみとしてプロレス界で活躍。2015年に引退して女優に戻り、2021年11月からはアクトレスガールズとしてリングに復帰。確かな実力を以て新体制下の新人たちを育ててきた功労者であり、茉莉とともにアクトレスの立役者と言える存在だ。

 澄川は「後輩がこんなに頑張ってるから、先輩も頑張んなきゃいけないですよね?澄川菜摘がてっぺん獲りにきたぞ!3月24日の後楽園ホール公演で、私とベルトをかけて闘っていただけませんか?」と挑戦表明。
 茉莉は「澄川菜摘、私のチャンピオンロードの肥やしになってください。よろしくお願いします」とベルトを掲げながら自信満々で挑戦を受諾。新生アクトレスの縁の下の力持ち同士の頂上対決が決定した。

 大会後、澄川は「ベルトって団体を象徴するものだし、アクトレスがどんな体制でやっていたとしてもベルトを持ってるやつが一番ってことは変わりないと思うんで。アクトレスがもっと活気づくために必要なポジションだと思ってるから。裏方とか全部含めて、色んなことを自分は背負う覚悟ができているので。正直、気持ちは負ける気はないです」と覚悟を語る。

 そして、「今は若手の勢いがすごいので、ホントに他のプロレス団体とかだったら、1年とかであのレベルになるのって難しいと思うし、本当に頑張ってる子ばっかりなんです。私はアクトレスガールズ歴は短いですけど、私が獲ることで全然関係ない1から育ってきた子でももっと挑戦して良いんだと思ってほしいです」と自身の活躍によってさらに若手を鼓舞していくビジョンを語った。

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