【会見全文】“初代タイガーマスクの二番弟子”間下隼人がアレクサンダー大塚とレジェンド王座防衛戦!ジャガー&薮下のSSPWタッグ王座にDarkerZが挑戦へ!新間寿会長が魂の大演説!

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 29日、都内某所にて3月21日に後楽園ホールで開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28』についての記者会見が行われた。

 会見に出席したのは、“初代タイガーマスク”佐山サトル総監、“過激な仕掛け人”新間寿会長、平井丈雅代表、スーパー・タイガー、間下隼人、日高郁人、ダーク・ウルフ、ジャガー横田相談役、Sareee。

 まずは平井代表より挨拶および各対戦カードの詳細が語られた。


平井丈雅代表
「皆様、本日も新間会長、佐山総監が主宰致しますストロングスタイルプロレスの記者会見にお越しいただきまして誠にありがとうございます。今大会も、一般社団法人初代タイガーマスク後援会様のご協力により開催させていただきます。今大会の全6試合、厳選に厳選を重ねた試合を組ませていただきました。
 メインにつきまして、現王者の間下隼人に挑戦いただきますのはアレクサンダー大塚選手。アレクサンダー大塚選手は、ストロングスタイルプロレス、2005年の旗揚げ以来活躍していただきまして、御本人も第3代レジェンド王者として2008年~2010年の2年間に渡りまして、4度の防衛を果たされました。先般、3年ぶりに2月16日のストロングスタイルプロレス川崎大会におきまして、間下をジャーマン・スープレックスで下しました。その勢いを買って、アレクサンダー大塚様から『間下のチャンピオンベルトに挑戦したい』というお気持ち・言葉をいただき、佐山総監に相談しましてご承諾いただきました。この2人が王座戦を闘います。間下と致しましても、大先輩でありますアレクサンダー大塚選手、15年の時を経てまた相対する。しっかりとした闘いを見せてくれると思います。
 そして、先般12月7日、後楽園ホール大会におきまして、初代女子タッグ王座決定トーナメント戦を勝利して見事戴冠されましたジャガー横田様、藪下めぐみ様が初防衛戦を行われます。相手は、DarkerZのダーク・タイガー、ダーク・チーター。この2人が川崎に続き、今度はベルトに挑戦だと意気込んで意思表明し、ジャガー様も承諾致しました。このカードで決定させていただきます。
 そして第4試合は、スーパー・タイガー&船木誠勝&ザ・グレート・サスケ会長。ザ・グレート・サスケ会長は数年ぶりの参戦となりますが、こちらもストロングスタイルプロレスで佐山先生と激闘を繰り広げていただきました。旗揚げ時代からの活躍を見せていただきました。サスケ会長が満を持してストロングスタイルに戻ってまいりました。対するは、ダーク・ウルフ。DarkerZの新しい男子の選手として、1月7日のウナギ・サヤカ興行においてその姿をデビューさせていただきました。ストロングスタイルとしての初参戦となります。その正体やいかに。そして12月にスーパー・タイガーを下した村上和成選手、そしてストロングスタイル常連の関本大介選手が出場されます。ご注目いただきたいと思います。
 そして女性版タイガーマスク、タイガー・クイーンは、雪妃真矢選手、2年ぶりに参戦いただきました。相手は3年3ヶ月ぶりのストロングスタイル参戦となりました、アメリカから凱旋致しました。Sareee選手。ストロングスタイルでは昨年の大阪大会では参戦いただきましたが、東京大会では3年3ヶ月ぶりとなります。Sareee選手、本間多恵選手と組んで闘いを見せていただきます。ご注目ください。
 そして、第2試合、日高郁人コーチ。ストロングのコーチであり、クイーンのコーチでもあります。そしてシュレックと再びタッグを組んで、12月7日から連続参戦となります澤田敦士選手、政宗選手とタッグ対決を行います。
 そしてジャガー様推薦の女子の新しい選手、第1試合、野崎渚選手、柊くるみ選手、フレッシュな闘い、楽しみであります。ご注目ください。よろしくお願いします」

 加えて、平井代表は大会翌日となる3月22日は新間会長のお誕生日であることから、「新間会長の誕生日に華を添えるような盛り上がる大会にしていきたいと思います」と深々と頭を下げる。新間会長は「よく言うよ(笑)」と破顔し、そのまま挨拶を行った。


新間寿会長
「なんか、私がやっていた時代のことを書いた本がここのところ何冊か出たのを見させていただきました。いやあ、我々のやっていた新日本プロレスというのは、本当に面白い!力強い団体でありました。そのときに出てきたのがタイガーマスク。それから、猪木vsストロング小林戦。こういうものが、なんで平井が作れないのか。こないだ、全日本プロレスの会場に私も行きました。アリ・ボンバイエの曲とともに入場して、試合も見させてもらいました。さっきも、佐山サトルと話しました。『なんか面白い試合無いのか?』。今日はもう記者会見なんて出ないよ。出て話すことなんかない。平井にそう言いました。『いやなんとか』ってことでここに引きずり出されて、そして今日タイガーと一緒になって記者会見。『佐山ちゃん、今日私は思ったことを喋るよ?』って。そしたら『新間さん、好きなことを喋ってください』って。つい1月くらい前から私は体調不調で、自宅でもって、私の趣味は本を読むことであります。山本周五郎、藤沢周平、吉川英治、また色んな本を読み直しました。10代で読んだときの本、20代、30代、50代、60代、70代、80代。読むたんびに自分の気持ちが変わってきておりました。プロレスもそうです。私の時代で一番面白かった、胸躍る試合は、タイガーマスクの試合でした。それと、アントニオ猪木vsストロング小林戦!ストロング小林は、私が3ヶ月毎日のように青山から青梅に行って、小林家に日参をして口説き落としました。そういう努力をしている人間がいるのか?私は自分ではその当時は努力とは思いませんでした。面白い試合を新日本プロレスの6m40のリングの中で、ファンに見せて、ファンが喜ぶ姿を見て喜ぶ。これが新日本プロレスの営業の基本的姿勢であるという気持ちでやってまいりました。タイガーマスクを世に出し、藤波をマジソン・スクエア・ガーデンにおいてチャンピオンにし、そして多くの人々を世界の舞台に私は、中東、ムスリムの世界にも行き、ヨーロッパ、そしてブラジル、アメリカ、カナダ、色んなところに行きました。周りにいるファンを見ても、プロモーターを見ても、『なんか会場の雰囲気に合う選手はいないのか』ということで、プロモーター同士が話し合う。そういう姿を私は見てまいりました。しかし、今は努力が足りない!私は平井によく言います。『努力をしろ!』『面白い試合を組めないのか!』。選手がどうのこうのより、選手が漢字で話す、そういうところの国民であったなら、アルファベットで話す、そういう国で生まれた選手だったら、そういう異種格闘技戦みたいな、そういうもんでも組むという、そういうものをなんで組めないのか!今日私は記者会見に出るつもりはありませんでした。もう私は引退だ。もう辞めよう。3月19日、私の本当に努力が実ったアントニオ猪木とストロング小林戦っていうのがありました。あれは、私が3ヶ月、毎日のようにストロング小林家に日参をして、小林さんの家族の同意を得て、猪木小林戦が挙行されたわけです。あの試合こそ、私は自分が手掛けた中で一番世の中に自分自身を褒め、そしてストロング小林さんを褒め、その力を引き出したアントニオ猪木という人に感謝を以て私は人々に語り合いたい。そして世界一のボクシングのチャンピオンであるモハメド・アリとアントニオ猪木の試合。誰がこういうような試合を考えることが出来るのか!私は6m40のリングの中は神の領域だと思ってる。レスラーという神様が真剣に戦う場所であって、私たちレスラーでない人間が立ち入る場所ではない。そういう思いで私は一生懸命やって来ました。それがついこの頃、つい5~6年前から、マスコミの連中が『今日は誰々がコレですよ』『誰々がコレですよ』って。『あぁ、プロレスがだんだん駄目になっていくな』って。見て、それを紙面に出す人々までが6m40のリングの中の結果を試合前から知っていて、それを報道するというようなことになってしまっていたら、プロレスというのはどうなるものか。もう1度皆さん、このプロレスという、アントニオ猪木が育て、坂口征二がいて、タイガーマスクがいて、藤波辰爾がいた、もう1度昔の新日本プロレス、そのリング上で闘った、その人達の気持ちを引き継いで、もう1度、『そうだ!私たちが6m40のリングの中で死にものぐるいになってやってみよう!』と、そういう気持ちをレスラーが持つような、そういうような形のものを作り上げていくことが出来ないんだろうか!私はそう思った途端に、『ああ、明日は私が記者会見にもう行ったところで、話をしたってマスコミの人たちに私の言う言葉が伝わるかどうか』。それは何十年も前に行われたアントニオ猪木vsストロング小林戦を見てもらえれば、私は分かると思う!アントニオ猪木とストロング小林戦を挙行するために、私はどれほど努力をしたかということは言いません。しかし、小林家に行って、8匹のマルチーズを相手に、小林家にいて、私が毎日2時間から3時間いた間に、小林さんの家族と、本当に、本当に語り合うことが出来るようになった。そういう雰囲気を作って、ストロング小林vsアントニオ猪木戦が組まれることが出来ました。佐山サトルがロンドンにいたときに、サミー・リーといって、プロモーターが絶対彼を離さない。日本に帰さないということがあったときに、私は福田先生(故・福田赳夫さん)のところに乗り込んでお願いに行きました。『先生、ロンドンに居る佐山サトルという人間が新日本プロレスで必要なんですけど、向こうのプロモーターが離してくれないんだ』と。すると、すぐに眼の前から外務省に電話を入れて、『イギリスにいる日本大使館に話をしろ。佐山サトルという新日本プロレスの猪木さんとこのレスラーがいるから。彼を早く日本に帰すように手続きをしてやってくれ』と。そういうことが出来ました。今考えると、ロシアの方の柔道の人たちと、新日本プロレスが格闘技をやるということで、ビクトル古賀という人が通訳をしながら色々やっていましたけど、向こうのロシアのプロモーター曰くは、『自分を総理、または総理経験者か、警察でナンバーワンかナンバーツーの人と会わせてくれ』という話があって、誰も出来なかった。私は福田先生のところに頼みに行って、福田先生と関東管区の警察局長という人にお願いして一緒に食事をしてもらいました。ロシアとは非常に上手く行って、猪木さんも本当に助かった。そういう努力をするということを今の営業がしてるのかって!マスコミの人たちも私に応援をして色々してくれている。今年こそ、私はもう、今日も記者会見出ないで、プロレス界から黙って去ろうかと思いましたけども、平井がこれほどやって来てるんだから、もう1度マスコミの皆さんと一緒になって、今年こそ、プロレスとは、書く闘い。見て、こういう風なことで、本当に自分たちは楽しかった。そういう思いをマスコミの人たちが持ってもらって、マスコミの人たちが真剣に書く記事とか、テレビで放映する場所を見て、多くの人たちが『ああ、プロレスってのは本当にいいなあ』と、そういう思いを今一度ファンの人たちに思い出して、『ああ、あの頃のプロレスは良かったな』じゃなくて、今のプロレスが本当に面白いという、そういうような気持ちを一体となって出来るにはどうしたらいいだろうかってことを考えております。長々と喋りました。喋りすぎの新間であります。ご容赦いただきたく思っております。そういうことが私の今の現時点の気持ちです。ありがとうございました」

 12分半に渡る大演説の後、出場選手たちが試合に向けての意気込みを語った。


ジャガー横田
「本日はお忙しい中ご来場いただきましてありがとうございます。女子のカードは今説明いただいた通り、厳選してカードを組みました。今回は、関東ではSareee選手に暴れまくってほしくて一番に組んだのがSareee選手の試合です。やはりですね、所属のタイガー・クイーン、DarkerZ。恥ずかしながら今日会場には来ていませんが、それが一番私が腹立つところだと思います。所属であるタイガー・クイーン、DarkerZ、どういう用事があったかどうか私には分かりませんが、外から来ているSareee選手でさえ来ていただいております。これを皆さんどうお考えでしょうか。本人がこの放送を見て、反省してもらえればと思います。そこにいる所属選手が来ていない記者会見がどれくらい盛り上がらないかっていうことを分かっていないということに腹が立っております(※新間会長が拍手をしながら「うん!そう!」と同意を示す)。やはり皆でSSPWを盛り上げようと思っているわけです。新間会長のご立腹もよく分かります。その中で、どうSSPWを盛り上げていくかってことを1人ずつが考えていかなければならないと思っている中、女子は皆さんも御存知の通り、SSPWに私が参戦したのがSareee選手とのタッグの対戦でした。その試合がかなり盛り上がったということで女子を少し新間会長が認めていただいてですね、試合も1試合から2試合、2試合から3試合と、興行の半分を女子の試合でやらせていただいています。その中で、Sareee選手に出ていただき、今年の後楽園大会4戦、すべてに出てもらうという約束をしていただきました。そういう意味では、Sareeeがやっぱり暴れまくってですね、タイガー・クイーン、DarkerZを本当に奴らには良いライバルがイなきゃいけないと私は思っておりますので、もちろん私を叩き潰す力も持ってほしいですけど、Sareeeに本当に暴れまくってやってほしいと思って今日この場に来てもらいました。この放送を見て本当に反省してもらいたいと思っております。こういう記者会見から闘いは出ていないと厳しく記者の方も指摘してほしいと私は思います。3月21日、その試合を本当にバチバチやりますのでご期待いただければと思っております」

 続いて、今会見を欠席した柊くるみ、野崎渚からのビデオメッセージが放映されると、新間会長が「来ない人間のことなんて知らないよ!映すな!」とご立腹。

柊くるみ(映像)
「プロミネンスの柊くるみです。今回初めてストロングスタイルプロレスさんに参戦させていただきます。対戦相手は野崎渚選手なんですが、初めて試合をするのでとてもドキドキワクワクな気持ちなんですけど、この身体を活かして野崎渚選手をぶっ潰したいと思います!」

野崎渚(映像)
「皆さんこんにちは。フリーランスの野崎渚です。この度、3月21日、ストロングスタイルプロレスさんに初参戦させていただきます。初めてというのは1度きりなので、当日は思う存分楽しみたいと思います。なので、その姿を必ず見に来ること!これは正式決定だ!今、野崎様が決めた!けって~い!」

 続けて、会見を欠席した澤田敦士、関根“シュレック”秀樹からのコメントを平井代表が代読。

澤田敦士(代読)
「『馬鹿になれ。とことん馬鹿になれ』『恥をかけ。とことん恥をかけ』と、言うことで3・21後楽園ホール宜しくお願いします。以上」

関根“シュレック”秀樹(代読)
「澤田に一つだけ忠告しておく。柔術家の俺とやるのに道着は着てこない方がいい」


日高郁人
「ストロングスタイルプロレスコーチ、ショーンキャプチャー所属の日高郁人です。シュレック選手とは今回3度目のチームになります。シュレック選手は、12月に間下選手に挑戦して敗れ、自分も12月にチームとして敗れておりますので、2人共出直しの一戦であります。第2試合という順番ではありますが、男子も女子も重要な試合が続きますので、目の離せない試合をしっかりと務めて、そしてこのあとの試合につなげていきたいと思います。宜しくお願い致します」

 続いて、会見を欠席した本間多恵、雪妃真矢からのビデオメッセージが放映。同じく欠席したタイガー・クイーンのコメントを平井代表が代読した。

本間多恵(映像)
「トラブル前にホウレンソウ♪特攻隊長の本間多恵です。3月21日、ストロングスタイルプロレスさんの後楽園ホール大会に参戦させていただきます!なんと、私、Sareeeさんと組ませていただきます。Sareeeさんの隣に立たせていただくのは初めてなので、どんなケミストリーが起きるのか自分でもとてもとても楽しみにしております。そして、対角にはタイガー・クイーン選手、雪妃真矢選手。クイーン選手は、ストロングスタイルプロレスさんに初参戦させていただいたときに対角で戦わせていただき、雪妃選手とは本当に久しぶりにリングで向き合わせていただきます。このカード、そしてこのリングは自分にとってとっても贅沢な時間だと思っておりますので、最後までたーくさんたーくさん味わわせていただきまして、Sareeeさんと一緒に2人で『ごちそうさまでした!』と勝たせていただきますので、皆さん応援よろしくお願いします!」

雪妃真矢(映像)
「この度3月21日、ストロングスタイルプロレスさんに参戦させていただくことになりました雪妃真矢です。今回、タイガー・クイーンとタッグを組ませていただくということですので、初タッグ、コミュニケーションが取れるかなあ?ちょっと心配はありますけど、ファイター同士は言葉だけがコミュニケーションじゃありませんから、きちんとタッグとして機能して勝利を掴みたいと思います。雪妃真矢のストロングスタイルをリングでお見せ出来るように頑張ります。応援よろしくお願いします!」

タイガー・クイーン(代読)
「本日は体調不良で会見欠席となりまして大変申し訳ございません。体調管理出来ておらず大変申し訳ありません。試合に向けて、今いちばん大事はベルトです。DarkerZもちゃんと倒すけれど、ベルト欲しいです。一緒に取りに行ける仲間、ほしいです。本間選手は味方だけども、もっと闘いたいし、Sareee選手、じっくり闘いたいです。がんばります」


Sareee
「Sareeeです!私は、3年前にストロングスタイルさんに参戦させていただきまして、本当にアメリカに渡米する前に新間会長、そして佐山さん、ストロングスタイルさんには背中を押していただきました。赤いタイガーマスクも私はいただいて、本当に背中を押していただいて、こうやってまたアメリカから日本に帰ってきてストロングスタイルさんに参戦させていただけることを本当に光栄に思っております。先程新間会長、そしてジャガーさんが言われていた言葉を重く受け止めて、しっかりとこのプロレス界をもっともっと私が盛り上げていきたいと思っております。そして、ストロングスタイルプロレスさんにもレギュラ―参戦が決まりましたので、私が帰ってきたことによってもっともっと盛り上がるように頑張っていきますので、皆さんよろしくお願いします!」

 続いて、会見を欠席したザ・グレート・サスケ、船木誠勝からのコメントを平井代表が代読。

ザ・グレート・サスケ(代読)
「船木先輩が1985年にプロレス史上最年少デビューされたのを週刊ファイト紙で知ったとき、私は中学3年生でした。当時私もプロレスラーを志しておりましたので、船木先輩は私にとって目標であり憧れの存在でした。私がみちのくプロレスを立ち上げて間もない頃、週刊プレイボーイ誌から『パンクラスさんとみちのくプロレスを並べて比較特集を組みたい』との企画をいただきました。私は『いえいえ、滅相もございません!船木さんは大先輩、我々はまだまだ駆け出しですから』と一度はお断りしたのですが、出来上がった記事を見て安心しました。『観客の表情比較 パンクラス:真剣な表情  みちのくプロレス:笑っている』。1990年代後半ではパンクラスさんと みちのくプロレスの中継番組が同じ局で放送している御縁があり、私とTAKAみちのくのシングル戦大一番の際、船木先輩からリング上で花束をいただきました。そのときの恩返しが未だ済んでおりませんので、この度の初タッグ、そして私のソウルメイトであるスーパー・タイガー選手との初トリオで私が鉄砲玉になって闘うことで、全力で恩返しさせていただきたいと存じます。よろしくお願いいたします!」

船木誠勝(代読)
「今回はザ・グレート・サスケ選手と初タッグ。サスケ選手は自分と同じ1969年生まれ。新日本プロレス学校の卒業生。1990年にデビューしてメキシコへ渡りザ・グレート・サスケに変身。1992年みちのくプロレスを旗揚げ。一年後の1993年、自分はパンクラスを旗揚げ。ジャンルは違いますがお互い90年代のプロレス業界で一生懸命戦い抜いた人間だと思っています。今回リング生活39年で初めて同じリングに立ちます。船木、サスケの初タッグはスーパー・タイガーと組み、ダーク・ウルフ、関本大介 村上和成組と対戦。スタイルが違うレスラー達が集まると科学反応を起こす。自分自身どんな試合になるのか楽しみにしています」


ダーク・ウルフ
「ウォフ!ウォフ!ウォフ!ウォフ!ウォフ!アオオオオオオオオオオオンッッ!!」

スーパー・タイガー
「ストロングスタイルプロレス所属、スーパー・タイガーです。今回、頼もしいタッグパートナー、サスケ会長、そして船木誠勝選手。この3人で組める、すごくプロレス界にとって盛り上がる、そして私にとってはすごく光栄なタッグのトリオだと思っています。ただ、それに対して、関本大介、間違いなく私が今知る中で最前線のトップ選手の1人。そして、昨年12月、私の中で不覚を取った村上和成。ここをしっかりと押さえなければ私の中で今年は始まらない。そういう思いで闘おうという意識でいましたが、今隣でコメントしました、ダーク・ウルフ。先日の2月の大会で初めて対戦しましたが、この身体の大きさから迫力がある。そしてこのパワー。これはまた新たなライバルが出現したなと、そう確信しました。ただ、ここでウルフ、村上、そして関本。軸がどこにあるのか。私自身が足元をすくわれないように、しっかりと覚悟を持って闘っていきたいと思います」

 続いて、会見を欠席したダーク・タイガー、ダーク・チーター、藪下めぐみからのビデオメッセージが放映。

ダーク・チーター(映像)
「ベルトは我々DarkerZがいただく」

ダーク・タイガー(映像)
「我々DarkerZは、ジャガー横田、藪下めぐみが持つタッグのベルトに挑戦を表明する。先日の試合はまだまだ序の口だ。我々が必ず獲るから覚悟しておけ」

薮下めぐみ(映像)
「こんにちは。藪下めぐみです。初の防衛戦ということで今からワクワクドキドキしています。1日でも長くジャガーさんとタッグを組んでいたいので、3月21日は必ず防衛したいと思います。応援よろしくお願いします」

ジャガー横田
「初の防衛戦。DarkerZと闘うことになりましたが、私の中では力不足な相手じゃないかなという感じは見受けられます。一応SSPW女子タッグということで、SSPWのタイトルなわけですから、DarkerZ、タイガー・クイーンが持たなければ盛り上がらないと思いますが、黙って負ける私ではありませんので。ご期待いただいたらと思っております」

 続いて、会見を欠席したアレクサンダー大塚からのコメントを平井代表が代読。

アレクサンダー大塚(代読)
「この度は、初代タイガーマスク、佐山総監、平井代表、突発的であろう私からの申し出を受けてくれてくださり、ありがとうございます。そして、何よりも現チャンピオンの間下隼人選手、挑戦を受けてくれてありがとう。2020年12月17日の試合で骨折しコロナ元年な年末に骨折。さて?直ぐに手術出来るのか?そして、コロナは大丈夫なのか?不安の中、6日後には何とか手術となり無事に終えました。そこからSSPWのリングから遠ざかっていました。それが、先月の1月15日のアレクサンダー大塚自主興行『浅草三人祭』にスーパー・タイガー、間下隼人のSSPWの両選手に参戦してもらい、パートナーには、現チャンピオンの間下君についてもらい心強い気持ちで試合できました。自主興行の前にふと思っていた。この試合、勝ったら思い切って間下君に『今日は力強いアシストありがとう』『そして間下君、レジェンドチャンピオン、おめでとう』『現チャンピオンになった、間下君、間下隼人選手と戦ってみたい!あわよくば、ベルトも掛けてと言うのは…どうでしょうか?』そんな事も考えていたものの…自主興行での大会への思いが優ってしまい、大会を盛況にしてくださったお客様、参加選手、スタッフの皆様に感謝ばかりの涙が抑えきれず…52のオッサンが人目憚らず泣いてしまってた。すっかり間下君への挑戦表明を忘れてしまい、『あぁ…これもまた自分の道だなぁ?』なんて思っていたら、平井代表からのオファーに驚いた。腕に不安持ちながらでも、地道にやってて良かったと思えた。結果、(2月16日SSPW川崎大会で)現チャンピオンから勝っちゃったもんで、1月15日に言えてなかったことをここで言わなきゃ、何も変わらないぞ!と、思いを伝えさせてもっての今です。タイトル挑戦に承諾いただいた、佐山総監、平井代表に感謝し、タイトル戦として受けてくれた、間下隼人選手は同じ種類だと思っています。雑草魂!死ぬまでチャレンジャー!で、オッサン等身大の底力を見せつけて、結果を出したいと思っています。宜しくお願い致します」


間下隼人
「間下です。先月の川崎大会でアレクさんにジャーマン・スープレックスで負けてしまいました。熱い想いを受けて挑戦をしていただくことになりました。歴代王者とは闘うのが初めてなので、色々気をつけて対策もしていきたいんですが、20数年前にアレクさんがプロレスラーとして総合格闘技に出たときに結果を残されて、全プロレスファンに勇気を与えてくれたと思っています。その勇気をもらった1人として、3月21日はそのときの勇気の恩返しを出来たらと思ってます。先程新間会長、ジャガーさんのお言葉もありましたが、重さを受け止めて、生ぬるい空気をしっかり私が断ち切って、お客さんにも喜んでもらえる試合を、そして翌日に控える新間会長の誕生日プレゼントになるかと思います。以上です」

――佐山総監、アレク選手はストロングスタイルプロレスの歴史を作ってきた方です。その選手と愛弟子の間下選手がレジェンド王座戦を行うことについてどのように感じていますか?
初代タイガー「アレク選手には、15年くらい前か、20年くらい前かに大阪で一騎打ちをしたことがあります。あのときのアレク選手のイメージを忘れることが出来ません。間下に対しては、そのようなアレクさんに胸を借りるような気持ちで思い切りぶつかって行って、ストロングスタイルで勝ち負けにこだわって、間下には『絶対勝つ!』という気持ちが一番必要なことです。そのときの大阪での大会でのストロングスタイルの試合を思い出してほしいです。期待してます」

――間下選手にはアレク選手に勝てる実力が備わっていると思いますか?
初代タイガー「間下はここへ来てすごく調子がいいんで。アレクさんはかなり太られたので、実力的には間下でも勝てると思っています。ただし、アレクさんが男盛の格好をしてきたらちょっと難しいかと思います(笑)」

――Sareee選手、クイーン選手の欠席について思うことは
Sareee「先程体調不良と言われていたので、体調不良だったら仕方ないんじゃないかなとは思いますけど、タイガー・クイーンは今ストロングスタイルプロレスさんの女子の顔だと思いますけども、私がストロングスタイルプロレスの顔を奪ってやろうかなと思っています」

――タイガー・クイーン選手と闘うのは初めて?
Sareee「実は何ヶ月か前に闘っています。ジャガーさんとタッグを組ませていただいて」

――そのときのことも踏まえて、タイガー・クイーン選手の印象は
Sareee「印象は、タイガー・クイーン選手がデビューしたときに私はアメリカにいたんですけど、ずっと気になっていたので。初対戦して、どんな選手なんだろうなと思ったんですけど、やっぱり素晴らしい。メチャクチャ強い選手だったので、ここは本当にいいライバルになれるんじゃないかなと思っています」

――間下選手、王座を戴冠されてから将軍岡本選手、関根“シュレック”秀樹選手とかなり大型の選手と対戦してきました。今回も体格では劣るかと思うのですが、今回のアレク選手戦への意気込みを改めてお願いします
間下「将軍岡本、関根“シュレック”秀樹、アレクサンダー大塚。全員重量級ですが、私も今110kgありますので、力押しで行きたいと思います。以上です」

――平井代表、先程新間会長から受けた叱咤激励、ありがたいお言葉についてどう受け止めていますか
平井「私たちが今、この現代においてプロレス団体をさせていただき、我々の選手がリングの上で闘わせていただくことが出来るのは、力道山先生、そしてアントニオ猪木会長、そのお2人を支え続けてきた新間会長が命をかけてプロレスというものを盛り上げ、守ってきた賜物だと思っています。新間会長がいつも仰っています言葉、『プロレスは愛である。格闘技は恋である』。プロレスは相手の実力、そして人間、考えながら養った実力を思い切り相手にぶつけて勝つ。それがプロレスだといつも仰っております。その素晴らしいプロレス、愛に満ちたプロレス、新間会長にいつも怒られております私でございますが、これからの人生、新間会長のお言葉、そしてもう1度、新間会長と猪木会長が生んだ世界一のタイガーマスクの団体であるということを、もう1度胸に噛み締めて。でも私たちには、多くの愛情あふれる方々が一緒にいらっしゃいます。新間会長、佐山先生、そしてジャガー様、一般社団法人初代タイガーマスク後援会の皆様、40年間佐山先生を支えるペルクさん、中村さん、いらっしゃって、そしてここに今日来ている選手たち。スーパー、間下、日高コーチ、Sareeeさん、そして今日新たに敵か味方か分かりませんが、新しい敵になっていただいたダーク・ウルフ。ファンの皆さまが『プロレスって本当にいいな』『プロレスを見たい、ストロングを見たい』と思えるように精進していきたいと思います。申し訳ございません。よろしくお願いします。すみません、新間会長。もっと頑張りますので、よろしくお願いします」

――ここ数年のストロングスタイルプロレスは半分が女子の試合になりました。改めてこの風景についての思いを教えてください
平井「2005年3月にストロングスタイルプロレスを旗揚げして、4年前までストロングスタイルプロレスに女子の選手の対戦カードが入ることはありませんでした。4年前に女子選手の試合を入れさせていただき、そしてジャガー横田様という女子プロレスを作り、女子プロレスをもり立てて、男子に負けないどころか世界最高峰のプロレスを続ける素晴らしい選手、ジャガー横田様に出会い、ウチのプロレスは全6試合の内、3試合が男子、3試合が女子の選手のカードになりました。ジャガー様が最初に言っていた『男子の連中に負けない闘いを私がやる。そして私が命がけの闘いをやることで、ストロングスタイルプロレス、スーパー・タイガー、間下隼人、彼らの成長を促すといったらいい言葉ですけど、活を入れて佐山先生の弟子、新間会長の弟子、管轄選手、その選手として恥ずかしくない選手に成長して欲しい。そのための闘いをやるんだ。覚悟して欲しい』と。ハッキリと男子プロレスへの宣戦布告と受け止めました。ジャガー様は話していても優しい、愛情溢れる方です。ただ、プロレスに対して1つでも、1ミリでもなにかあれば、絶対に許さない。その想いをいつも持っていらっしゃいます。それが夜中だろうが、朝だろうが、昼だろうが、プロレスへの思いを24時間感じさせていただける方がストロングに入っていただいて、佐山先生の団体、新間会長の団体をやらさせていただく。この緊張感こそが、佐山サトルのストロングスタイルだと思います。ありがとうございます!」

 最後に、新間会長の締めの挨拶が行われた。

新間「6m40の外の話を、今日は本当に私も嬉しく聞かせていただきました。自分がやってきたことは、6m40の中は、選手たちの自分たち、6m40以外の、傍観者の、そういう長いから、そういう思いから、その人達の期待に応えるだけの、そういうものを新日本プロレスの道場では毎日、毎夜、トレーニングが行われておりました。ニューヨークで、ビンス・マクマホン・シニア、NWA総会にいたときのアメリカのプロモーターたちの評判、自分たち、NWA総会のプロモーターたちの言葉を私はお話したいと思います。プロモーターの人たちはなにを言ってたかって、『日本にはニュージャパンとオールジャパンがある』と。国際の話は出ませんでした。『ニュージャパンに行く選手たちは若手の選手を送ってやりたい。オールジャパンには経験豊かな選手を送るんだ』。これがどういうことかっていうと、馬場さんのプロレスというのは、今さら他の者が言葉を添えたり指導するようなところじゃない。本当に優れた人たちがオールジャパンに行っていると。しかし、ニュージャパンに行くと、アントニオ猪木のリングには闘いがある。若手の選手たちに勉強になることがいくらでもあるんだと。『だから新間、我々プロモーターはアメリカで若手の良い選手たちをお前のところに送ってやる。馬場んところには経験豊かな魅せるレスラーを送ってやるから』と、そういうことを言われたことがありました。私にとって本当にアントニオ猪木という人は、6m40のリングの中では神となり、仏となり、そして多くの人を喜ばせる、希望をもたせる、本ッ当に、言葉では言い表せないほどの、6m40の中での神でありました。私はアントニオ猪木、タイガーマスク、藤波辰爾、坂口征二さん。多くの新日本プロレスのメインイベントをやった人たちが、私にとっては神でありました。今日は、本当になんか、思いがけない話を久しぶりにマスコミの人たちと出来て、私自身嬉しく思っております。今日は本当は、私は記者会見に出ないつもりでおりました。出ても面白くない。おんなじような話を繰り返したって、と思っていました。今日は私は久しぶりに昔の新日本プロレス時代の記者会見と同じような気持ちを味わいました。皆さん、本当に今日は私にとって嬉しい日です。本当にありがとうございました。そういうことでございます。佐山ちゃん、ありがとう」

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28』
日程:2024年3月21日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

▼シングルマッチ 30分1本勝負
野崎渚(フリー)
vs
柊くるみ(プロミネンス)


▼タッグマッチ 30分1本勝負
関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)/日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
澤田敦士(フリー)/政宗(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
タイガー・クイーン/雪妃真矢(フリー)
vs
Sareee(フリー)/本間多恵(フリー)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・タイガー/船木誠勝(フリー)/ザ・グレート・サスケ(みちのく)
vs
ダーク・ウルフ(DarkerZ)/村上和成(フリー)/関本大介(大日本)

▼SSPW女子タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CRYSIS】ジャガー横田(ディアナ)/藪下めぐみ(フリー)
vs
【挑戦者組/DarkerZ】ダーク・タイガー/ダーク・チーター

▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】間下隼人
vs
【挑戦者】アレクサンダー大塚(AODC)
※第17代王者は3度目の防衛戦。

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