ストロングスタイルプロレス9・10『第5回タイガーサポーターズマッチ』でタイガー・クイーン&ジャガー横田組がDarkerZと事実上のハンディ戦!パンクラス元ウェルター級王者が初参戦!ベルトを失ったスーパー・タイガーが再起を図る!
- 2022-9-9
- コラム, ニュース
- リアルジャパンプロレス
初代タイガーマスク率いるストロングスタイルプロレスが9月10日(土)神奈川・ポスト・ディ・アミスタッドにて「第5回タイガーサポーターズマッチ」を開催する。今大会では、サポーターズマッチならではの人材発掘&育成を含め、前回の8・25後楽園の流れを汲んだカードも組まれている。本欄では、全4試合それぞれの見どころを探ってみたい。
初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス『第5回タイガーサポーターズマッチ』
日程:2022年9月10日(土)
開始:17:30
会場:神奈川・ポスト・ディ・アミスタッド
▼シングルマッチ 30分1本勝負
梅咲遥(ディアナ)
vs
谷もも(PURE-J)
▼3WAYマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
政宗(フリー)
vs
ダークネス・ベアー(初参戦/フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
タイガー・クイーン/ジャガー横田(ディアナ)
vs
[DarkerZ]ダーク・パンサー/ダーク・チーター with ダーク・タイガー
▼タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・タイガー/間下隼人
vs
将軍岡本(フリー)/槙吾(Mil gracias)
【各試合の見どころ】
▼シングルマッチ 30分1本勝負
梅咲遥(ディアナ)
vs
谷もも(PURE-J)
オープニングを飾るのは、梅咲遥vs谷ももの女子プロレスシングルマッチだ。当初は梅咲遥vs大空ちえのシングルマッチが予定されていたが、大会直前に大空が負傷欠場となり、急遽対戦カードが梅咲vs谷ももに変更となった。ディアナの未来を担う梅咲は、ストロングスタイルプロレスにセミレギュラーで参戦中。試合ごとに評価を上げ、いまでは欠かせない選手のひとりとなった。ホームのディアナでは高瀬みゆきとのコンビでWWWD世界タッグ王座を保持。若手のためのタイトルであるPOP王座こそ失ったものの、現在さまざまなリングに上がり経験値を上げており、若手世代のトップランナーと言っていいだろう。その梅咲と対するのは、初参戦となるPURE―Jの谷ももだ。谷はアクトレスガールズのプロレス団体活動終了に伴い、今年からPURE―Jに所属。入団記念7番勝負をこなし、将来が期待される若手のホープだ。現在、新世代のトップランナーと言える梅咲との対戦となるストロングスタイルプロレスへの参戦は大きなチャンス。フレッシュな闘いに期待したい。梅咲はPUREーJの久令愛に敗れベルトを失っただけに、同じ団体の若手である谷を破ることでシングルプレーヤーとしての出直しを図りたい。梅咲が快勝し次につなげるか、それとも谷が爪跡を残すか?
▼3WAYマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)
vs
政宗(フリー)
vs
ダークネス・ベアー(フリー)
第2試合はストロングスタイルプロレスのリングでは非常に珍しい、3人が同時に闘う3WAYマッチだ。日高郁人は空中戦はもちろん、打撃や関節技にも優れたオールラウンダー。政宗はメキシコのルチャリブレをベースにしたスタイルで、「タイガーサポーターズマッチ」には3大会連続の登場となる。ここで気になるのは、初参戦のダークネス・ベアーだろう。名前が名前だけにDarkerZとの関係も否定できないが、男性であることは間違いないようだ。いまのところ謎の存在であるダークネス・ベアーの出方によって、この試合の流れが見えてきそうである。
▼タッグマッチ 30分1本勝負
タイガー・クイーン/ジャガー横田(ディアナ)
vs
[DarkerZ]ダーク・パンサー/ダーク・チーター with ダーク・タイガー
セミファイナルは女子タッグマッチ。タイガー・クイーンとジャガー横田が師弟タッグを結成し、打倒DarkerZに立ち上がる。
ジャガー&クイーンの師弟コンビは昨年11・13川崎、今年1・22川崎と、どちらもサポーターズマッチで実現し、師弟コンビが勝利をおさめた。しかし今回は謎の覆面軍団DarkerZが相手とあって、ただでは済みそうもない。現実に、クイーンはDarkerZ出現以来、謎のマスクウーマン相手にスッキリした白星を勝ち取ってないのだ。シングルでは無敗をキープするクイーンながら、DarkerZ相手では後手に回っている感は否めない。そして今回、DarkerZはダーク・パンサー&ダーク・チーター組という初めての布陣でクイーン潰しを実行する。セコンドにリーダーのダーク・タイガーが着くとあって、これは事実上の2対3ハンディキャップマッチと考えた方がいいだろう。また、前回の後楽園大会(8月25日)を控えた記者会見で、ジャガーが「私も現役のレスラーです。タイガー・クイーンを潰さなければならないという気持ちになっている。私自身も潰す相手になっていかなければならない」と発言。これもまたクイーンの成長があってこそのコメントと思われるが、いずれは敵対する可能性もあるだけに、このコメントを受けてのタッグ結成で、両者の心理状態が試合にどんな影響を及ぼすのか、そのあたりも注視していく必要がありそうだ。
▼タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・タイガー/間下隼人
vs
将軍岡本(フリー)/槙吾(Mil gracias)
メインはストロングスタイルプロレスの二本柱であるスーパー・タイガーと間下隼人がタッグを結成、UWAアジアパシフィックヘビー級王者・将軍岡本、初参戦の槙吾と対戦する。前回の8・25後楽園でスーパーが2AWの真霜拳號に敗れ、レジェンド王座から転落、団体の至宝が他団体に流出してしまった。よってこの試合が再起戦となるわけだが、パートナーの間下がスーパーが敗れた直後にリング上で次期挑戦を表明、「なに勝手に侵略完了みたいな顔してんだ?」とアピールし、王座奪還に名乗りを挙げた。ところが新王者・真霜は間下を認めておらず、まずは間下が真霜の視界に入ることが必要になっている。それだけに、スーパーだけではなく間下にとっても組まれた試合はひとつも落とせない状況になってきた。間下は今大会翌日の2AW9・11後楽園に参戦、十嶋くにおとのシングルマッチが組まれている。そこで快勝し真霜に認めさせるためにも、まずはこの試合で勝利をモノにしなければならないだろう。スーパー&間下の兄弟弟子コンビと対するのは、将軍岡本&慎吾組。将軍はこのところ納得のいかない結果が続いているだけに、ストロングスタイルプロレスの二本柱を圧倒することで次につなげたい。スーパーもその強さを脅威に感じている。スーパーだけでなく、間下にも試練の試合になりそうだ。そして今大会の大きな注目ポイントなのが、槙吾のストロングスタイルプロレス初参戦だ。槙吾は2016年にパンクラスでウェルター級王座を獲得した格闘家。ゼロワンの19年2・11後楽園でプロレスデビューも果たしており、初戦から場外へトペ・コンヒーロで飛ぶなどハイフライヤーとしての才能も十分だ。スーパーとも同じ年のゼロワン3・3後楽園における6人タッグマッチで対戦しており、「タイトル戦に近いほどの強敵」と警戒。格闘技ではDEEP、ラウェイ、プロレスではHEAT UPに参戦など幅広いファイトを展開している槙吾が初代タイガーマスクのリングに何をもたらすのか、さまざまな角度から見逃せない、期待の高いメインイベントである。