【会見全文】初代タイガーマスク後援会がこども食堂への支援活動を発表!渡米を控えたSareeeへ佐山サトル&新間寿がエール!「大和撫子というものをアメリカで見せてほしい」

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 21日、都内某所にてストロングスタイルプロレスが記者会見を実施し、新たなチャリティー活動の発表が行われたことに加え、初代タイガーマスクこと佐山サトルが4月のデビュー40周年記念大会でリング復帰することを宣言した。

 会見に出席したのは一般社団法人初代タイガーマスク後援会代表理事の新間寿、同法人名誉会長の初代タイガーマスクこと佐山サトル、事務局長の平井丈雅、理事の水間浩志氏、そして初代タイガーマスクからチャリティー精神を継承し、WWE行きも決まっている女子プロレスラーのSareeeの5名。

 まずは平井代表により、延期となった1月28日の後楽園ホール大会の代替日程が発表された。

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.9』
日程:2021年3月3日(水)
開始:18:00
会場:東京都・後楽園ホール

 続けて、ストロングスタイルプロレスとしての新たなチャリティーの取り組みの発表に移り、新間寿、初代タイガーマスク、水間浩志氏の3名が登場し、まずは新間寿が挨拶を行った。


新間寿
「1月は本当に残念でございました、昨年12月に池上本門寺に於いて力道山追善に集まっており、日蓮宗の本山で百か日の荒行が中止になったと聞きました。私はお寺の息子だもんで、大変な怒りを覚えて日蓮聖人は死を覚悟して、現世安穏を唱えて、他の宗教は最後浄土に現世を逃れて来世に行ってしあわせになろうという宗教観が間違っているというそう言うお話をさせていただきました。今回1月、どうしても今回だけは延期せざるを得ないなと。タイガーマスク、佐山さんとも相談し、コミッショナーの小山社長(UWAコミッショナー・小山正二氏)にもご相談申し上げ、平井が『どうしてもやりたい』ということだったんですけども、今回は延期という形にさせていただきました。そうしたところへ、コミッショナーの小山社長の方から、私どものタイガーマスク後援会の理事の水間さんを通じて『タイガーマスク後援会として今このコロナの時期になにか私達にできることがあるんじゃないか』と、ある提案がありましたので、それををもとに今回記者会見を開いて皆様にご説明申し上げ、これから多くの地区にこの運動を広げていきたいと。そういう風に考えました。それはどういうことかというと、ウチのタイガーマスク後援会の水間さんにご説明していただきたく思っております」

 そして、初代タイガーマスク後援会理事の水間浩志氏が挨拶を行った。


水間浩志
「今回私どもの初代タイガーマスク後援会のメンバーである小山社長が、愛媛県の八幡浜市というところで水産物の販売を手掛けていらっしゃいます。今回のコロナ禍の中で、色んな水産物・農産物が居酒屋さんなどのキャンセル等により、商品が現地で行き場がなくなっております。今回、この後援会を通じまして、この食材をなんとか行き場を見つけることで、こども食堂という提案がありまして、ぜひとも子どもたちに色んな食材を食べていただくことで、コロナ禍で困っている水産業界の助けになるということでお願いしております」

新間「第1回目は泉大津市にお話を通しましたところ、是非タイガーさんのご関係ならば我が市で子どもたちの食堂っていうのがあるからそこで物資を提供していただけるならこんな嬉しいことはないということで、第1回目は泉大津市に食材を提供することになりました。そして私は前々から自民党、そして維新の会を応援しておりましたもので、維新の会の方でも大阪府、大阪市、そういうところを通じて、各地区にタイガーマスク後援会を通じてそういう物資をコロナでもって家庭内でこもっている人たち、それから地域の活性化になるようなこども食堂、それから生活保護の方々と、家庭内で食材を必要とするところへ私たちもそういう食材を運ぶような、提供できるような、そういうような運動をタイガーマスク後援会としてやっていきたい。プロレスの興行もたしかに大切ではございますが、このコロナに負けてはいけない。ただ、やっていることを非難して、代案も出さないで、批判だけするような、そういうようなことを私どもはしたくない。1月28日の試合を延期するのなら、自分たちの持てる力があるのなら、その力をどういう形でもってタイガーマスクという世紀のレスラーが辿ってきた苦難の道と、それから人々に喜びを与えた、そういう気持ちを私たちは大切にして、多くの人々にタイガーマスク精神を、それから私たちがやろうとしていることを、タイガーマスク後援会を通じてやっていこうではないかと。それがコミッショナーである四国の小山社長、水間さんのお力により、色んな所に物資をお届けし、そして少しでも今タイガーマスクが考えていることが多くの人に伝えられるような、そういうような形で私はやっていくのが良いのではないかと。異体同心。その言葉。タイガーの虎というのは、風を従い、千里を来て千里を帰る。タイガーマスクは今、マットを離れて1人寂しい思いをしておりますが、必ずや、必ずや、また戻ってきてくれるだろうという思いがありましたから、リング上ではなくこういう形でもって社会に貢献できるような、そういうところでタイガーマスクが今こそタイガーが出ていく。そういうものがあるんではないかと思って、私どもは1月28日、それから3月3日に、代替でもって、一時延期になりましたけど、その延期の間には多くの人々に対し、物流という形でもってタイガーマスクのこの後援会を通じて多くの人々を応援できればと。そして維新の人々が大阪府知事であり、それから大阪市長であるところのそういう人々が、『私たちも協力できますよ』と言っていただいているそういうところに目を向けながら一緒になってこの苦しみを、そして今こそ日本国民が異体同心、心を1つにしてこの苦難を乗り切ろうという気持ちでおります。佐山ちゃん、そうでしたね?」
佐山「はい。頑張ります」
新間「ということでございます」

続いて、初代タイガーマスクこと佐山サトルが挨拶を行った。


佐山サトル
「本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。新間寿が動くものですから、初代タイガーマスク後援会というのも非常に強い団体に育とうとしています。またその先の今回はこういう協力を得るということで、最初の動きをやり始めます。それにプラス、Sareeeさんもこの中に入ってくれて、また強い団体になっていくことがまた予想されます。新間寿が動けば、雷が鳴り、雷鳴が轟き、すべてが成功する。こういう形をとっていきます。次回の1月28日の試合は、平井さんは『やりたい、やりたい』と言うので。僕は『やりたい』という言葉にすごく怖い思いをしているものですから、なにをやりたいのかと思ったら試合だったんで助かったと思ったんですけど、3月3日になりました。3月3日は1つ危惧するところがあります。3月3日は藤原敏男の誕生日です。会場が危なくなるんではないかと不安でいっぱいです。それから、(次次回大会の)4月22日。(1981年)4月23日はタイガーマスクのデビュー戦です。それを記念して、せっかくサイモンが130kgになったということを記念して私もなんらかの形でリングに上ってみたいと思います。私の体の調子は非常に良くなってきています。これをタイガーマスク後援会を通じていろいろな活動と、それからストロングスタイルの活動にこれから邁進していきますので、よろしくお願いします。新間さん、これからもよろしくお願いします!」
新間「こちらこそよろしくお願いします」

 佐山サトルの発言を補足する形で、平井代表によって初代タイガーマスクデビュー40周年の前日である今年4月22日にストロングスタイルで記念大会が行われることが発表された。

新間「それから、泉大津市の一般社団法人蕾というところで、子育て応援課というのがありまして、そこで今回第1回目の物資を利用してこども食堂を応援すると。これが第1回目でございますので、先ほどお話しましたように、維新の会を通じて色んな所で大阪地区を中心にやらせて頂く形になります。佐山サトルが元気になることなら何でもやろうと思っておりますので
佐山「ありがとうございます」
新間「そういうことで、あんたの40周年記念だけど、もう1度あの4月23日、あんたがリングに上がる、ペラペラのマントと、鼻を締め付け目尻が寄ってしまうような、あんな不自由なマスクを被りながら良くしてくれたなと。私は本ッ当に、マントとマスクを忘れて、それで彼が日本に帰るということで精一杯私が力を尽くし、誰かが、梶原プロダクションか、それとも新日本プロレスの誰かがマスクやマントを作ってくれるのかなと思ってたら、タイガーマスクがあそこでデビューするっていうのは一部の人間しか知らなかった。そういうことで前日までマントとマスクが出来てなかったという苦労話がありましたけども、そう言うのを乗り越えて、あれから40周年」
佐山「そうですねえ」
新間「あっという間に40周年。明治は遠くなりにけりなんてよく言ってましたけど、私も今年86。86年生きて、100年前のことったって、あっという間で、私の青春、プロレスと言うと、マスコミの皆さんと一体になってやってきたこのプロレスってのを、本当に後世に伝えていく。そういう使命を共有できたということは私にとって喜びであり、そしてまだまだタイガーマスクと一緒になって多くの人々にタイガーが足跡を残していったという、タイガーの足跡を残すことによって、それに関係した人たちも一緒になって喜ぶことができるという、そういう喜びを生んでくれるのがタイガーマスクでございます。今日はこういうことで、まず1月28日、延期のお詫びと、それに代わるべきものを発表させていただきました。
 今度帝国ホテル借りて、その食材で作ってもらったものをみんなで食べよっか。水間さん、アンタんとこからマグロを一頭もらってんだよね?あれもう育ててもらったらもっとおっきくなってるだろうねえ。あれを活け造りやるときにプロレスマスコミを呼んで、その一頭の解体やろうよ!」
水間「結構大きくなってます(笑)」


新間「北京(※帝国ホテル内のレストラン)に頼んだら、『お断りします』って言われたよ(笑)外部の食材を持ってきてウチでやるのは出来ないってことで。……っていうことで、この話は置いといて、私が去年WWEの殿堂入りをしまして、トリプルH、ビンス・マクマホン・ジュニア、それからミセス・マクマホン、トリプルHが来てくれて、『ミスター新間、俺が推薦したんだ』と彼は喜んで私に肩を抱いて言ってくれた喜びを未だに忘れないでおりますけど、そのWWEの方からどうしてもWWEに来てもらいたいと言って、今女子選手のSareeeという選手が呼ばれて、今年の来月あたりにWWEに行くんですけど、トリプルHとマクマホン・ジュニアにあるものを託したいと思います。今日呼んでおりますので、Sareeeに意気込みと、それから佐山ちゃんに『本当にありがとうございます』っていうお礼を言ってあげて」

 Sareeeが会見会場に登場し、新間会長がSareeeへ語りかける。

新間「平井がね、『ストロングスタイル伝承』っていうけどね、私は今のウチで闘ってる選手の中に、タイガーマスクのストロングスタイルを伝承する選手っていうのは何人いるか。それより、私は女子プロによって、ジャガー横田をこの間見たり、Sareeeを見たりすると、女子プロの方にこそストロングスタイルを伝承している、そういう選手が数多くいるんじゃないかと。Sareeeが行くときは、ビンスとトリプルHに言付け物を持って、アメリカに行って、大和撫子というものをしっかりアメリカで見せてほしい。私はWWFと関係したときに松永さんから依頼を受けて、全日本女子の人たちを全部向こうに送る手続きのお手伝いをさせていただいたのですけど、今回はタイガーマスクから遺伝子の伝承が出来て、Sareeeが選ばれたってことで。あんたのお父さんがプロレスファンで、中学時代によく京王プラザに来て、私に頼んで会場に入れてもらったって話を聞くと、あんたよりお父さんに会いたいと思う。まあ、なにはともあれ今日は来てもらったんで、みんなで激励して、このコロナの災いをすべてアメリカに持っていって欲しいと。災いではなく、コロナとともに闘っているんだって言う大和撫子の気持ちを持ってアメリカに行って。アメリカは今非常にひどい感染状況になってるから。それをプロレスの力で自分たちが癒やしてあげよう、元気をつけようという気持ちを持って行って欲しいと思います」
Sareee「ありがとうございます!」

 改めてSareeeがマイクを取り、挨拶を行った。


Sareee「Sareeeです!この度、WWEへの渡米が決まりまして、まもなく渡米することを新間会長、そして佐山先生にご報告、ご挨拶に越させていただきました。一昨日もレスキュードアニマルネットワークさんに訪問させていただき、気持ちばかりですが物資をお渡しさせていただきました、アメリカに行ってからも佐山先生から受け継がせていただいたチャリティー精神で、たくさんの人の役に立てるような、そんなチャリティー活動をしていきたいと思います。そして、WWEでスパースターになってしっかりと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!新間会長、そして佐山先生、今後ともよろしくお願いします!」

佐山「Sareee選手、アメリカへの出場というのは非常にプレッシャーになると思いますが、それに絶対負けず『こういうことをやっている』って自信を持って、絶対にプレッシャーに負けないように大スターになってもらいたいです」
Sareee「頑張ります!」
佐山「頑張ってくださいね。本当のストロングスタイルっていうのは平井さんですから。十分気をつけて米国に渡ってください。頑張ってくださいね。期待してます」
Sareee「ありがとうございます!」
新間「最後に意味分かんないこと言ってたなあ。どういう意味だあ?」
佐山「平井さん、10年前の話です」
平井「あっ……嗚呼、嗚呼……」

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