【試合詳細】12・7 ストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会 【SSPW女子タッグ】ジャガー横田&藪下めぐみvsタイガー・クイーン&梅咲遥 【レジェンド】間下隼人vs関根“シュレック”秀樹 スーパー・タイガー&船木誠勝vs村上和成&澤田敦士

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『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.27 ―力道山先生没60年追悼興行―』
日程:2023年12月7日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,388人(満員)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○尾崎妹加(フリー)
7分2秒 マイカバスター→片エビ固め
●石川奈青(フリー)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
日高郁人(ショーンキャプチャー)/●阿部史典(格闘探偵団)
11分0秒 ムーンサルト・プレス→エビ固め
○宮本裕向(666)/佐藤光留(パンクラスMISSION)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○ダーク・チーター(DarkerZ)
7分24秒 ダーク・ドライバー→片エビ固め
●櫻井裕子(COLOR‘S)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
●スーパー・タイガー/船木誠勝(フリー)
11分55秒 顔面蹴り→片エビ固め
○村上和成(フリー)/澤田敦士(フリー)

▼力道山先生没60年追悼セレモニー

▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】○間下隼人
12分49秒 タイガー・スープレックス・ホールド
【挑戦者】●関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
※第17代王者が2度目の防衛に成功。

▼SSPW女子タッグ王座初代王者決定トーナメント決勝戦 60分1本勝負
[CRYSIS]○ジャガー横田(ディアナ)/藪下めぐみ(フリー)
19分3秒 リバース・フランケンシュタイナー→エビ固め
●タイガ-・クイーン/梅咲遥(ディアナ)
※ジャガー&薮下が初代タイガーSSPW女子タッグ王者となる。

クイーンが敗北し号泣!ジャガー&薮下が初代タイガータッグ王座戴冠!間下がシュレックを撃破しレジェンド王座防衛!完全復活の村上和成がスーパーをKO!

オープニング


 まずは平井代表がリングに上って挨拶。

平井代表「皆様本日は暮れのお忙しい中、初代タイガーマスク・佐山サトル総監が主宰いたしますストロングスタイルプロレスにお越しいただきましてまことにありがとうございます。2005年3月、猪木会長のストロングスタイルを後世に継承したいという強い佐山サトルの思いとともに、佐山サトルの育てたタイガーマスクを作った新間寿会長とともにこのストロングスタイルプロレスは立ち上がりました。そしてこの約19年間、多くの人達のご支援ご協力、佐山総監を思う厚いお心とともにですね、一般社団法人初代タイガーマスク後援会様の思いも経て、今、今日この大会を開催させていただきますこと、心より感謝致します。先般、10月30日、スペシャル興行として、佐山サトルを応援したいという、今佐山サトルは病気と戦っております。その佐山サトルをファンの方たち、支援者の方たちが応援したいということで、この間興行を開催させていただきまして超満員札止め、その思いを佐山サトルがしっかり受け止めて、今苦しい闘病生活の中で新たな光が最近出てきました。新しい治療法、佐山サトルが先日申しましたものを今始めておりまして、を一歩一歩ですが、1ミリ1ミリですが、またこのリングに今よりもっと元気に上がってこれるように毎日精進しております。後ほど佐山サトル上がってまいります。本日は初代女子タッグトーナメント決勝戦ということで、ジャガー横田様が提唱し、佐山サトルと創りました女子タッグのチャンピオンが今日ここで決まります。あちらにベルトとトロフィーがあります。このベルトを取るのはどちらか、ジャガー様組、タイガークイーン組、お二方の佐山サトルが尊敬し、愛情を注いでいる2組でございます。その歴史の証人になっていただけること大変嬉しく思います。そして、ストロングスタイルとして現チャンピオンの間下隼人に防衛戦として、防衛戦、蘇った怪物、関根“シュレック”秀樹選手が挑みます。8月31日の試合はシュレック選手の無念の怪我で中止となりましたが、本日、その半年間の思いを込めたシュレック選手の思い、間下隼人と、ストロングスタイルならではのぶつかり合いを皆様にお見せできると思います。

 そして、本年2023年は、今日プロレスを我々がさせていただける、そしてお客様に見ていただける事は、なぜそれができるのか、日本プロレス界の父と言われ、世界中の人々に力、パワー、勇気を与えた国民的英雄であります力道山先生がいらっしゃったからであります。その力道山先生が亡くなられて没60年になります。12月15日、命日となります。その命日の前に、力道山先生の愛するお子様、百田光雄様、そしてお孫様である百田力様、本日皆様に力道山先生の素晴らしさを改めて知っていただくために今日来場していただいております。百田光雄様ありがとうございます。後ほど、新間会長、佐山総監と一緒に百田光雄様、リングに上がっていただきます。プロレスを愛する皆様に心を一つにしていただいて、感謝の気持を寄せながら、20人の選手が皆様にお伝えしたいと思います。よろしくお願いします」

第1試合


 ロックアップから尾崎がロープに押し込みクリーンブレイク。再度ロックアップから尾崎が再度ロープに押し込むが、石川が切り返してエルボー連打。ロープに飛んでショルダータックルを二度三度と打ち込むが、尾崎が受け切り逆にショルダータックルで倒すとエルボードロップ。さらにセントーンを投下しフォールも2。
 
 尾崎が担ごうとするが、耐えた石川にガットショットからロープに飛ぶ。石川が避けるとショルダータックルで倒し、髪を掴んで引き起こすとコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。さらにロープに飛んでクロスボディアタックからフォールも2。

 石川は担ごうとするが、耐えた尾崎が背中にエルボーからコーナーに振って串刺しラリアット。フォールも2。

 ブリッジして抜けた石川がカカト落としからボディスラム。ロープに飛んで側転ボディプレスを投下しフォールも2。

 石川はダブルアームの体勢も、耐えた尾崎が強烈なエルボー。エルボーの打ち合いから石川がエルボー連打。ロープに飛ぶが、尾崎がカウンターで担ぐとアルゼンチン。そのまま前に投げてバックブリーカー。
 尾崎は引き起こすとコーナーに叩きつけ、そのままコーナー上に座らせるとマイカバスターを狙う。エルボー連打で耐えた石川がダイビングクロスボディアタックからダブルアームスープレックスで叩きつけフォールも2。

 石川はバックを取るが、耐えた尾崎がサイドスープレックスで叩きつけ、ロープに飛んでラリアット。避けた石川が強引に投げ捨てジャーマンから再度ジャーマンを狙うが、耐えた尾崎が走り込むも、石川がタチアガールも2。

 石川は引き起こすが、尾崎がラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 尾崎はコーナーに登り、ダイビングセントーンを投下しフォールも2。

 尾崎はコーナー上に座らせた石川を担ぎ、マイカバスターで叩きつけ3カウントを奪った。

第2試合


 先発は日高と光留。お互いローで牽制し、日高がタックルからバックをとるも、光留は腕を取って切り返す。日高もヘッドロックで切り返すと、光留がロープにそのまま押し込みクリーンブレイク。日高は阿部にタッチ。

 光留がコーナーに押し込み宮本がタッチ。

 宮本がフロントネックも、阿部が切り返すが宮本がアームホイップから腕固め。そのまま腕を捻っていくが、リストの取り合いからグラウンドの攻防に。
 宮本はキャメルクラッチで捕らえ、フロントネックに切り返すも日高が阿部の背中にタッチ。

 日高がリストを取るが、宮本が巻き投げてから腕へのエルボー。そのまま光留にタッチ。

 チョップの打ち合いから光留がソバット。さらに首投げからサッカーボールキック。阿部が光留に首投げからサッカーボールキックを叩き込み、日高とともにロープに振ってダブルのミドルキック。続けて日高が顔面に低空ドロップキックからフォールも2。
 光留が日高の腕にエルボー連打からミドルキック。コーナーに叩きつけ宮本にタッチ。

 宮本と光留は日高をロープに振ってダブルのショルダータックルからフォールも2。
 エルボーの打ち合いから日高がソバット。コーナーに振ってシュリケンからミドルキックのコンビネーション。ロープに飛ぶが、光留がエプロンから蹴りつけ動きを止めると、宮本と光留がロープに振っていく。だが日高が避けて同士討ちさせると、宮本をヘッドロックで捕らえて光留を踏み台にスイングDDT。フォールも2。
 日高はソバットからボディに膝。宮本がロープに振って豹馬殺しで投げ捨て光留にタッチ。

 光留はミドルキック連打からコーナーに振って串刺しミドル。光留は水車落としからフォールも2。
 光留はアームロックで捕らえ、腕ひしぎに移行するも阿部がカット。
 日高はバックドロップからフォールも2。
 日高は投げようとするが、光留が脇固めで捕らえようとするも、回転して逃れた日高がソバット。だが光留は延髄斬りを叩き込み両者ダウン。両者タッチ。

 阿部のラリアットを避けた宮本がガットショットからロープに振るが、阿部が低空ドロップキックから回転浄土宗。さらに首投げからサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
 阿部はお卍固めで捕らえ、カットにきた光留には日高がコブラツイスト。光留はこれを逃れて阿部を殴ってカット。

 阿部と光留がエルボー合戦から阿部が伊良部パンチを狙うが、光留が延髄斬り。日高が光留にアイル・ビー・バックも宮本が日高にミサイルキック。宮本がロープに飛ぶが、阿部がフランケンシュタイナー。宮本がコンビネーションソバットからニールキックを叩き込むが、阿部がアイルビーバック式の伊良部パンチからロープに振る。宮本はハンドスプリングオーバーヘッドキックからサンダーファイヤーパワーボムで叩きつけフォールも2。
 宮本はボディスラムからコーナーに登りムーンサルトプレスを投下。これで3カウント。

第3試合


 バックの取り合いからリストの取り合い。チーターがヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルのぶつかりあいへ。櫻井がロープに飛ぼうとしたところをチーターが髪を掴んで引き倒し、コーナーに叩きつけチョップ。さらに顔面を踏みつけ、セコンドから板を受け取ると櫻井にもたせ、チーターが板を貫く串刺し低空ドロップキック。フォールもレフェリーがカウントを叩かず。

 チーターは板の破片を使って顔面を痛めつけ、立ち上がった櫻井とエルボーの打ち合いへ。チーターが櫻井の髪を使ったスリーパーから、コーナーに振って串刺しジャンピングエルボー。
 逆コーナーに振っていくが、櫻井はショルダータックルで迎撃し、ロープに飛んでショルダータックル連発。フォールも2。

 櫻井がドラゴンスリーパーを狙うがチーターが足をロープに伸ばしてブレイク。

 櫻井がコブラツイストで捕らえるが、チーターはロープを掴みブレイク。

 櫻井はロープに飛んでビッグブーツからブレーンバスター。フォールも2。

 櫻井はロープに飛ぶが、セコンドが場外から足を掴んで倒し、チーターが背中へのヒッププレス。チーターはフィッシャーマンの体勢も、耐えた櫻井にバッククラッカーから十字固めも2。

 チーターはバックを取るが、耐えた櫻井がビッグブーツから前落とし。フォールも2。

 バックの取り合いからチーターがコーナーに下がってレフェリーごと潰し、串刺し攻撃を狙うが櫻井がビッグブーツから丸め込むが2。

 櫻井はロープに飛ぶが、セコンドが場外からボードで叩きつけ、チーターがバックドロップからフォールも2。

 チーターはみちのくドライバーIIからフォールし3カウント。

第4試合


 先発は村上とスーパー。なかなか組み合わずリングを周り、村上が挑発するもスーパーは距離を詰めず。組み合うと村上が突き飛ばして距離を取る。
 スーパーがガットショットも、村上が首相撲からロープに押し込み胸を叩いてブレイク。
 スーパーがガットショットからエルボー。ロープに振るが、村上はそのまま場外へ転がり客席に座って挑発。
 村上がリングに戻るとすぐに澤田にタッチ。スーパーも船木にタッチ。

 組み合うかに見えたが一度離れ、澤田が引き込もうとするが船木は余裕で抜けると澤田の足を掴んでコントロール。澤田がスタンドに戻り、船木がボディに膝から澤田が髪を掴むが、船木はミドルキックも澤田がキャッチして足へのエルボーからコーナーに叩きつけ村上にタッチ。

 村上はコーナーに振って顔面を踏み潰していく。これを離すとフォールも2。
 村上はボディブローからコーナーに叩きつけ澤田にタッチ。

 村上とともに顔面を踏みつけ、これを離すと髪を掴んでナックル連発からエルボードロップ。フォールも2。
 澤田のナックルに船木がチョップを連発。澤田もチョップを返し、背中へのエルボーから髪を掴んで引き起こしチョップの打ち合いへ。船木はローからミドル。キャッチした澤田が足へのエルボーから払い腰。さらにヘッドバッドから村上にタッチ。

 村上はボディに膝蹴り連発からラリアットを狙うが、船木が脇固めからボディに膝。さらに巻き投げてPKを叩き込みスーパーにタッチ。

 スーパーはビンタからミドルキック。ローからソバットとコンビネーションから串刺しジャンピングエルボー。さらにネックチャンスリーを狙うが、耐えた村上にソバットからネックチャンスリー。フォールも1。
 スーパーはエルボーからチョップ。村上はナックルを返していき、払い腰から引き起こしてミドルキック。だがキャッチしたスーパーがヘッドバッドからキャプチュード。船木がサッカーボールキックからスーパーが後頭部にランニングニー。フォールも澤田がカット。


 スーパーはジャンピングニーを狙うが、村上はナックルで迎撃しSTO。フォールも船木がカット。
 村上は腕を掴んでのサッカーボールキックを顔面に叩き込みフォールし3カウント。

<試合後コメント>

澤田敦士&村上和成
澤田「ただただ、感謝感謝感謝です。ありがとうございます。パートナーに村上大先輩が組んでいただいて、この上ない感謝でございます。村上さん、ありがとうございました」
村上「負けるつもりは全く無く潰すつもりで行ってるんで、それがたまたま今日の結果。澤田も3年9ヶ月ぶりか。でもね、試合やってなくても毎日レスラーの気持ちを持ってどの場面でも闘っていれば必ず結果は出る。プロレスラーとしてもね。それがこの結果だと思うし、魂だと思うんで。魂しか見せらんないんで。これからも魂込めていきますよ」

力道山先生没60年追悼セレモニー


 ”初代タイガーマスク”佐山サトル総監と新間寿会長が入場。

新間会長「本日はご来場まことにありがとうございます。行川の流れは絶えずして、元の水にあらず。鳥は鳴けども涙を流さず、残された私共は涙乾く暇なし。力道山先生、先生が、生きている時に、わたくしは練習生でおりました。力道山先生という方を、私にプロレスとは何かということを、言葉では教えず、自分の体で試合で以て、練習生を教えていただきました。力道山先生の戦いというのは、本当に素晴らしく、すごく、そして、愛と恋という両方使い分けることができるレスラーでありました。愛とはなにか、愛とは相手に与えるものだ。恋とはなにか、相手の全てを奪い取りたいという感情が恋だと。プロレスというのは愛である。格闘技は恋である。その愛と恋を兼ね備えていらしたのが力道山先生でありアントニオ猪木であり、そしてこのタイガーマスクであります。力道山先生は、私に教えていただいたことというのは、力道山先生のそばにいるときには、5mぐらいしか近づけなかった。それぐらい、周りに対して、なんていうか、近づけない空気を持つレスラーっていうのは私が知ってる限りでは力道山先生とアンドレ・ザ・ジャイアントでした。この二人というのは近くに近づけなかった、タイガー・ジェット・シンもそうです。そして、日本では本当に静かに巨人のごとく、皆様の前に立ってたジャイアント馬場さんでありました。ジャイアント馬場さんの上を行こうということで、アントニオ猪木は一生懸命力を重ね戦い抜きました。その心を継いだものが、藤波辰巳であり、タイガー、佐山サトルであります。今日は、本当に皆さんありがとうございます。力道山先生というのは、私は喋ったことがありませんでした。しかし教えていただいたことというのは、三島由紀夫先生が私を力道山先生に連れて行ってくれたときに言ってくれたことは、『一点集中主義だ』と。一点集中主義、これを忘れるなと、これを言われたことを本当に覚えております。今日は力道山先生の息子さん夫婦がお見えになっております。私は力道山先生と口をきいたことがありません。近づくことが出来ない。そういうレスラーが今いますか?先生が立ってたとき、先生が私に示してくれたことは、すべて聞いておりました。先生が一番嫌だった相手にかけられて嫌だった技というのは知ってますか?4の字固めです。これは本当に痛かった。それを私は今思い起こしております。今日は本当にありがとうございます。力道山先生という先生は、私達に本当に愛と恋を持つレスラーであったということを私どもに、その先生の道場で私はトレーニングをしたという、その喜びで一杯でございます。88歳、未だにローラーやりますよ。腕立て伏せだって椅子を並べて30回10セットできます。これが力道山先生に教えていただいた、私が鍛えに鍛えた肉体であります。息子さん夫婦がここに来ております。『坊や』とはもう言えません。息子さん、本当に先生に対しては私はおそれと近づけなかった距離を持った、愛と恋を持ち続けて試合をしてくれた。本当に日本のレスラーで唯一無二の先生だと思っております。息子さん夫婦に、リングの中から高いところからお礼を申し上げます。先生にお世話になりまして、ありがとうございました」

佐山総監「本日はご来場いただきましてまことにありがとうございます。力道山先生がいなければ、私はどこにもいません。接点は有りませんが、すべての接点を創ったのは力道山先生です。山よりも高く、海よりも深く尊敬致します。力道山先生は私達の師匠です。馬場さんは、ジャイアント馬場さんは、『格闘技を超えたものがプロレスだ』と言いました。これは格闘技を馬鹿にするわけではなくて、プロレスというのはそうやって、奥が深いということです。肉体を創り、飛んで跳ねて、この硬いマットで受け身を取る。その礎を創ってくれたのは全部力道山先生です。今我々が猪木さんがストロングスタイルを作って、それを推奨して、そのストロングスタイルをここに実証してるのが船木選手です。形は違うかも知れないですが、力道山先生が残してくれた魂と、今選手たちが行っている魂は全く一緒です。私、タイガーマスクも全く一緒です。力道山先生がいたからこそ私たちがいるということを、みなさんも理解して下さい。本日は力道山先生没60年追悼に、お越しいただきありがとうございました」


 佐山サトル総監へ森ビル株式会社顧問の大塚順一氏、福岡大会の主催者、タイガー戸口、山崎一夫から花束贈呈。記念撮影の後、力道山先生没60年セレモニーへ。
 力道山先生の生い立ちの映像が流され、百田光雄と力がリングへ。

 10カウントゴングの後、新間会長から百田光雄へ感謝状が贈られた。

百田「急に言われたんで何を言えばいいのかちょっとわかんないんですが、あの、今日は佐山選手が来ていただいて僕も父の、没60年の記念の興行を打っていただいたことを本当にありがたいと思いますし、僕自体は日本のプロレスを75年とは言わないですけど、それに近い年数をずっと見てきているんで。もちろん馬場さんや猪木さんが入門される前から見てますから。今多分、日本のプロレス、さっき新間会長がおっしゃってましたけど、新間さん以外はレスラーではまず居ないんじゃないかなと思うぐらい日本のプロレスを見てきて、やっぱり今はね、プロレスの団体というのはあまりにも多すぎて、多分父も、空の上から見ながら『何やってんだ!』と言いたいんじゃないかなと思うぐらい。でも個々に頑張ってるとは思いますんで、皆さんも是非これからもプロレスを応援してくださればと思います。父もそれで喜ぶと思いますのでよろしくお願いします」


<新間寿会長お気持ち表明>

新間寿
「キラー・カーンの件なんだけど、私のところに電話がかかってきたんだ。40年前に自分が働いたときのお金を私が盗んだというんだ。その金を返してくれと。40年前ですよ?どうやって私がミス・マクマホンとかプロモーターがやってるところからお金を取ることが出来るのか!そういうお金で4階建ての家を建てたり実家のお寺をきれいにしたって言うんだ。昨日も警察行ってきましたよ。40年前のギャラを返せって。私がギャラを盗むわけがない!アイツもキ●●イみたいになってるね。金が無くて、どこかに物言いを付けて金を取りたいんだろうね。そんな奴が新日本プロレスという同じところにいたってのが私は残念でしょうがない!私はタイガーマスクを育て、アントニオ猪木と一緒にやってきて、藤波もチャンピオンにして、長州も色んなところに出して、みんな喜んでくれた。ドバイにも行った。アラブ首長国連邦にも行った。ヨーロッパ、アメリカ、カナダ、ブラジルまで行った。そういうところにレスラーたちを派遣したり、向こうでギャラを貰って、会社からも彼らにお金を渡すようにしてた。そういうシステムが新日本プロレスにあったわけ。いきなりね、『新間さん、アンタが俺がニューヨークで稼いだギャラを横領しただろう。その金を返せ!』って連絡が来たんだ。キラー・カーンってのは、キラーじゃなくてクレイジー・カーンだね。キラー・カーンって名前も私が付けてやったんだ。ギャラをちょろまかすなんて、どうやって私や新日本プロレスが出来るっていうんだ。そんなことしませんよ私は。みんなが良くなればいいって。佐山ちゃんだって、『もう少しイギリスにいたい』って言うのを、『タイガーマスクを創るからどうしても帰ってこい』って。最初は1試合だけだからと言ってそのまま残しちゃった。向こうのプロモーターに顔向けできない。そういうことは申し訳ないと思ってるけども、レスラーたちのギャラをちょろまかすなんてことを考えるなんてキラー・カーンは新日本プロレスの人間ではない!私は『お前こそ警察沙汰になってブタ箱でもなんでも行ってこい!』って言いたいくらいですよ。『私のギャラでお寺がキレイになってるんだから、私はお寺の方にも行きますよ』って、そういう脅かしをするんだ。キラー・カーン、心を入れ替えて、お前の腐った心を捨てて、新日本プロレスでみんな一緒になってトレーニングをして、自分たちがチャンピオンになろうって気持ちを持った、そういうものを忘れんなって。闘魂だろ、ウチは。恥ずかしくないのか!猪木さんの悪口を言い、プロレスの裏話を言い、誰一人相手をしなくなっていった。私だけはマトモに話をしてた。3年前も同じ話が来たんだ。そういうことを紙面かなんかに出してもらいたい!『キラー・カーン、ふざけんな!』ってね」

――警察に相談したというのは、脅迫されたという被害を訴えてのもの?
「3年前にも警察には行きました。代々木警察と牛込警察で調べてもらった。また昨日も牛込警察行ったんだ。それで、『またですか。新間さん、アレは頭がちょっとおかしいから、マトモに構わず大人しくしててください』って言われたんだ。大人しくなんてしてらんないよ!ウチの4階建ての家には娘夫婦もいるし、孫もいるし、家内もいる。そんなところでなんかされようものなら。本当に頭がおかしい。(警察でも)『刺激的なことを言わないでください』って言われたけども、『冗談じゃない。私は後楽園ホールで記者会見をやって言いますよ』って言った。黙ってらんない。お寺になんかあったら、私は先祖代々300年続いたお寺に本当に迷惑かけることになる。顔向けできない。ウチの寺は5月25日の大空襲で焼ける前には、本妙山感通寺というのを書いてくれたのは嘉納治五郎先生なんですよ。焼けなかったら、あの本妙山感通寺は新宿区の文化財になるくらいの立派なお寺なんだ。キラー・カーンなんてのは、本当に色んな人にちょっかいをかけてる。藤原選手(藤原喜明)となんて、怖くて一緒にいられなかったんだ。『お前みたいな弱い野郎が俺たちと飯を食うな』って言われてた、なぁ~にを勘違いしたのか。信じられないですよ」

<セレモニー後コメント>

初代タイガーマスク
「力道山先生がいなければ我々はいなかったです。こうしたセレモニーをさせていただいて最高に光栄です」

――お身体の具合は
「今日ちょっとめまいがして、昼間までは(体調が)悪かったですけど、快復しました」

――最近始めたという新しい治療法について
「メニエール(病)というのが正式にわかったということです。パーキンソン(病)とメニエールがどう関係しているか、ちょっとまだわからないところです。治療法は分かりました。ドクターの方々が一生懸命にやってくださっています」

第5試合


 間下は普段の入場曲ではなくモーニング娘の『浪漫~MY DEAR BOY~』で入場。

 関根がベイダーハンマーで殴りかかり、2発目を避けた間下がリングを周る。
 間下はミドルキックを打ち込むが、関根がタックルでテイクダウンを奪い膝十字。間下はロープを掴みブレイク。

 間下は左右のミドルからロー。関根はミドルをキャッチしエルボーからぶちかまし。間下のビッグブーツと関根のぶちかましのぶつかりあい。間下が打ち勝つと、関根が場外に降りて場外乱闘へ。
 間下がエプロンに登るとサッカーボールキックからリングに投げ入れ、ケンカキックからロープに振ってキチンシンク。さらにソバットからエルボー。ヘッドバッドを叩き込み、ブレーンバスターからフォールも2。

 関根はアイアンクローで捕らえ、そのままフォールも2。再度フォールも2。
 関根はそのまま引き起こし、コーナーに叩きつけていくが間下はすぐにエルボー。関根は再度アイアンクローからコーナーに叩きつけ、ベイダーハンマーからコーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。さらにスロイダーで投げ捨てフォールも2。

 関根はアイアンクローでフォールも2。関根はその腕を力任せに外していくが、関根はその手に噛みついてから腕固め。再度ハンマーロックから噛みつき、レフェリーが注意すると間下がソバットからミドル。関根がエルボーからベイダーハンマーを叩き込み、ロープに振るが間下はラリアットでなぎ倒す。
 間下はミドルキックも関根はベイダーハンマー。お互い打ち続けると、間下が強烈なエルボーからコーナーに振って串刺しバックエルボー。間下はロープに飛んで串刺しビッグブーツから背中へのサッカーボールキック。さらに正面からのサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。

 間下はクロスフェイスで捕らえるが関根はロープを掴みブレイク。

 間下はデンジャラスバックドロップを狙うが、関根はアイアンクローで耐えると間下は腕へのエルボーからショルダーアームブリーカー。さらにロープに飛んでラリアットも、ガードした関根がアバランシュプレス。フォールも2。

 関根はアイアンクローで引き起こし、そのままスラムで叩きつけフォールも2。

 関根はバックを取り、ジャーマンスープレックスホールドも間下の腕がロープにかかりブレイク。

 関根はアルゼンチンで抱えるが、間下はナックルで逃れるとエルボー。エルボーの打ち合いから関根がベイダーハンマー。ロープに飛ぶが、間下はヘッドバッドで迎撃し延髄斬りからリアルデンジャラスバックドロップ。さらにジャンピングカラテキックからフォールも2。

 間下はFSRで叩きつけるが2。

 間下はコーナーに登り、ダイビングヘッドバッドを投下。雄叫びをあげて立ち上がった関根にハイキックを叩き込み、タイガースープレックスホールドで3カウントを奪った。


間下「関根“シュレック”秀樹、いや、シュレックさん、あなたのお陰で、また強くなれました。心より感謝しますありがとうございます!あと1試合あるから短めに。来年も、ストロングスタイルプロレス、引っ張っていくのは、この俺間下隼人で文句ねーよな!あと1試合楽しんでいってください。ありがとうございました!」

<試合後コメント>

間下隼人
「闘ってみて分かったことがある。関根“シュレック”秀樹は、僕が一番好きなタイプのレスラーでした。技じゃない、華麗さじゃない、昭和臭さというか男らしさが伝わってきて。あの人相手じゃないと、あんな蹴れないですね(笑)すごい強かったです。このタイミングでシュレックさんと出来て良かったです。今年は2月に指も大怪我しましたけど、本大会最後に、国内最強の人と闘えて勝てて。メチャクチャ嬉しいです」

――次はどんな相手と防衛戦をしたいか
「追いかけることが当たり前になっていたので、追いかけられる立場に慣れていないってのもあるんですけど……。どう考えても僕よりも知名度が高い人達と闘っていくことになると思うんで、誰だっていいです。船木さん、スーパー、今日は村上さんも出てましたね。大きい人。ヘビー級にしか出来ない試合を。僕も110kg。2年で20kg上げましたから。闘って強くなっていきたいと思います」

――最後のタイガー・スープレックス・ホールドは狙っていた?
「狙っては無かったですね。フィッシャーマンが僕のフィニッシュなんですけど、あれくらい重い人って投げちゃうと効いちゃうと思うんですよね。気迫がすごかったんで。ちょうどタイミングも良かったんで、敬意を表してダイビング・ヘッドバッドを。初めてやりました。タイガー・スープレックス・ホールドも2度目ですね。(2月に)ベルトを獲ったとき以来。言い過ぎかもしれないですけど、僕は平成になってからはセコンドで一番佐山先生の試合を間近で見てきた人間だと思います。マスクは被れなかったですけど、トラの遺伝子を間近で見てきましたし、そういう部分が土壇場で出るのかなという気はしましたね。(※コメントブースに響くメインイベントの入場曲を聞いて記者に会場へ戻るよう促しながら)……クイーンの試合を見てあげてください(笑)」

第6試合


 先発はジャガーとクイーン。中央で睨み合い、ジャガーがエルボーから場外に投げ捨て場外乱闘へ。
 リングに戻り、クイーンがスペースフライングクロスボディから梅咲にタッチ。

 梅咲はドロップキックからインディアンデスロックから弓矢固め。これは薮下がカット。
 梅咲はロープに飛ぶが、ジャガーはバックエルボーで迎撃しコーナーに叩きつけ薮下にタッチ。

 薮下はボディスラムからジャガーにタッチ。
 ジャガーはケンカキック連発からロープに顔面をこすりつけ、サミングから髪を捻って薮下にタッチ。

 薮下はロープ際でボディスラムからロープの反動を使ったニードロップ。ロープに振っていくが、梅咲はドロップキックからタッチしようとするが薮下が髪を掴んで引き倒しカット。
 薮下は首投げからスリーパー。これを離すとキャメルクラッチで捕らえるがクイーンがカット。
 薮下はジャガーにタッチ。

 ジャガーはパイルドライバーからロープ際で踏みつけ、髪を掴んで引き起こすとコブラツイスト。梅咲は必死にロープを掴もうとするが、ジャガーはスクールボーイも2。ジャガーは薮下にタッチ。

 薮下はフェイスバスターから両手を踏みつけ指へのフットスタンプ。さらに足4の字もクイーンがストンピングでカットしようとするが、薮下は離さずに絞り上げる。梅咲は必死にロープを掴みブレイク。
 薮下はジャガーにタッチ。

 ジャガーはDDTから顔面に膝を打ち込み、さらにサミングからロープに振っていくが梅咲はランニングネックブリーカードロップ2連発からロープに飛んでクロスボディアタック。フォールも2。
 梅咲はフットスタンプからブレーンバスターで叩きつけ、コーナに振って走り込むがジャガーはカカト落とし。さらにクロスチョップからフォールも2。
 ジャガーは薮下にタッチ。

 薮下は低空ドロップキックからアームサルトも2。

 薮下はロープに振ろうとするが、梅咲が切り返してエルボー連打からランニングエルボーで倒しフォールもジャガーがカット。

 梅咲が薮下をコーナーに振って走り込むが、薮下は腕を掴んでぶら下がり腕ひしぎ。これを離すと腕へのダイビングフットスタンプからロープに飛ぶが、クイーンがエプロンから蹴りつけ動きをとめると、梅咲が顔面に低空ドロップキック。さらにコーナーに登るとミサイルキックを発射しキューティースペシャルも2。
 梅咲はクイーンにタッチ。

 クイーンはダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
 クイーンはロープに振ってから自分もロープに飛ぶが、ジャガーがクイーンを羽交い締めにして薮下が走り込むも、クイーンが避けてエルボーは誤爆。クイーンは水面蹴りから顔面にソバットを叩き込みフォールもジャガーがカット。
 クイーンは髪を掴んで引き起こすが、薮下は飛びつき腕十字。クイーンはロープに足を伸ばしブレイク。

 ジャガーがイス攻撃連発から薮下がムチ攻撃。さらにジャガーがイスに座らせると、薮下が帯でスリーパー。レフェリーが注意しブレイクすると、薮下はロープに飛んでイスごとドロップキック。
 薮下はジャガーにタッチ。

 ジャガーはブレーンバスターからフォールも2。
 ジャガーは引き起こすが、クイーンは強烈なエルボーからフォールも薮下がカット。
 薮下がクイーンにエルボーも、梅咲が薮下にドロップキック。
 クイーンと梅咲はダブル攻撃を狙うが、ジャガーが突き飛ばすと薮下が二人まとめて払い腰。さらにジャガーがコーナーから二人まとめてローリングカカト落としを叩き込み、場外に転がり落ちた2人へジャガーがエプロンを走り込んでのウルトラタイガーアタック。クイーンと梅咲が避けて薮下に誤爆させると、クイーンがコーナーからのケブラーダを発射。

 リングに戻り、クイーンがバイシクルキックから梅咲が旋回式ダイビングボディプレス。さらにクイーンがムーンライト・コースターを投下するが、避けたジャガーが横入り式エビ固めも2。
 クイーンはバックを取って強引に投げようとするが、ジャガーはサムソンクラッチも2。
 薮下が出てきてロープに振るも、クイーンは側転して逃れると、クイーンがジャガーに、梅咲が薮下にドロップキック。

 クイーンはツームストンパイルドライバーでジャガーを突き刺し、コーナーに登るとムーンライト・コースター。フォールも薮下がカット。
 クイーンはタイガースープレックスを狙うがジャガーがサムソンクラッチも、クイーンが切り返して強引にぶっこ抜きジャーマンスープレックスからフォールも2。

 クイーンがジャガーを肩車し、コーナーに上った梅咲がダイビング・ネックブリーカードロップを見舞う変形ダブルインパクトを狙うが、梅咲がコーナーから飛んだ瞬間にジャガーがクイーンにリバース・フランケンシュタイナー。そのままエビ固めで3カウント。


ジャガー「おい、それでいいのか?お前の団体なのにさっさと帰って、それでいいのか?いいのかって言ってんの。悔しいだろ。お前の団体で。お前に足りなかったのは負けだ。その悔しい気持ちをぶつけろ!そして、こいつを倒し薮下と私は師弟になって25年以上。薮下は早めにフリーランスになったのでなかなかチャンスをもらえなかった。実力者でありながら。ベルトは初なんだよ!」
薮下「私はずっとJdに入ってからもフリーになってからもジャガーさんに目に止めていただいて、今回ジャガーさんに教えてもらったものを恥じないように。本当に今の私があるのはジャガーさんのおかげだと思っています。今日は本当にありがとうございました」

<試合後コメント>

ジャガー横田&藪下めぐみ
――初代の王者になったお気持ちは
ジャガー「嬉しいですね。新設されたベルトを巻くのは40年以上ぶりなんで。それも、薮下と巻けて本当に幸せで。薮下と一緒に頑張ってきて良かったという現実を今見つめています」

――今日の勝因は
ジャガー「やはり、薮下もですが、長くプロレスをやっているので相手が見える。梅咲も力を付けてきましたけれども、クイーンにしてもアレだし、彼女たちがやることが見えたというのが勝因に繋がっているんじゃないかと思います」
薮下「私はJd'時代からジャガーさんの付き人させていただいて、もちろん練習も基礎から教えていただいて。多分、今も怪我がないのはジャガーさんの教えがあって、基礎があったから今まで大きな怪我もせずこれて。実は自分、Jd'の初代のジュニア王座のベルトを巻いてます。25年くらい前に。それでジャガーさんと組ませていただいて初代のベルトを巻けたというのは本当に宝で、ジャガーさんに感謝しかないです」

――リング上でクイーン選手に熱い言葉を投げかけていた
ジャガー「まあ、表情を表に出さない子ですけど、中身はとても気が強い。勝利して当たり前と思ってる選手ですので。今日はもちろん弱点を知ってるのもあるけど、悔しい思いをしたということは次に繋がっていくと。教える側の人間として、負けの悔しさを教えてあげたかった。是非勝たなければいけなかった試合でもあります。(2023年7月の彩羽匠戦以来負けるのは)2度目ですけど、ベルトがかかった試合に負けた彼女は何を考えて、どう出てくるのか楽しみですね」

――今後の防衛ロードについて
ジャガー「もちろん、ベルトを巻いたからには防衛していくのが当たり前なので、それは頭に置きながら。まあ、強い人間が獲るものですから。それはクイーンたちじゃないかもしれないし、それは分からない。またあのペアで来るのかも分からないですし。私たちはベルトを巻いているうちはずっとペアなので、それを固めていくのも当たり前ですし。どんな相手でも、強い人間がぶつかってきてくれればいいと思います」

――目指すチャンピオン像は
ジャガー「チャンピオンは負けないでしょう、絶対に。そういう気持ちです。やはり、チャンピオンは負けてはいけない。それは私は45年前から思っていましたので。まあ、ヤブがぼけっとしてたら負けますから。しっかりビシビシと、『負けるんじゃねえぞ!』と。まあ、フリーランスなんでね、他行って闘ったりすると思いますけど、負けは許さん!本人も分かってると思います」

――生みの親としてクイーン選手には敢えて厳しく接している?
ジャガー「そうですね。愛情があればあるほどこっぴどくやりますね。私は。『なにくそ!』って思ってもらいたいからガンガンやりますし、思い切ってやります。それは梅咲にしてもそうです。みんなディアナで一緒ですから、そういう意味ではみんなかわいい後輩です。かわいいから負けてあげるってことは絶対私の中にはありませんので、かわいいからこそガンガン行きます。その強い私に勝って欲しい。そう思ってます」

タイガー・クイーン
「……もう泣きません。必ずジャガー横田を超えます」

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