「タイガーマスクにはなれなかったけど、僕だって“虎”なんだ」“初代タイガーマスクの二番弟子”間下隼人がアレクサンダー大塚とのレジェンド王座防衛戦に向けて覚悟を叫ぶ!

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 29日、都内某所にて3月21日に後楽園ホールで開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28』についての記者会見が行われた。

 現在、初代タイガーマスク率いるストロングスタイルプロレス(SSPW)の至宝たるレジェンド王座を戴冠しているのは、“初代タイガーマスクの二番弟子”間下隼人。
 間下は長年に渡って兄弟子であるスーパー・タイガーを超えることが出来ず、デビューから約16年もの間“二番手”としてくすぶり続けていた。しかし、昨年2月にはついに殻を破って団体の至宝・レジェンド王座を戴冠。RIZIN等でも活躍する柔術家・関根“シュレック”秀樹を倒して王座を防衛するなど新たな団体の顔として驀進している。

 3月21日に迫る後楽園ホール大会では、間下が3度目の防衛戦としてアレクサンダー大塚を迎え撃つことが決定。
 アレクは第3代レジェンド王者であり、間下にとっては初めての同王座戴冠歴のある選手との防衛戦。2月大会ではアレクが間下から直接フォールを奪って挑戦権を勝ち取っており、間下にとって連敗は許されない相手だ。
 しかし、アレクは単なる挑戦者ではなく、特別な思いのある選手だと間下は語る。

 間下とアレクの出会いは、2006年9月20日のSSPW後楽園ホール大会。同年9月15日にSSPWに入門したばかりだった間下は、プロレス界での挨拶の仕方も分からない状態でアレクと対面。間下のぎこちない挨拶に対しても優しく対応し、『佐山先生の弟子としてやっていくのは大変だと思いますが、頑張ってくださいね』と言葉をかけてくれたアレクの姿を今でも鮮明に覚えているのだという。

 アレクについて回顧した間下は、「アレクさんがプロレスラーとして総合格闘技に出たときに結果を残されて、全プロレスファンに勇気を与えてくれたと思っています。その勇気をもらった1人として、3月21日はそのときの勇気の恩返しを出来たらと思ってます。SSPWの旗揚げからずっと出られている方って多分アレクさんだけだと思うんですけど、タッグとかでは定期的に闘って、僕は1度も勝ててないんですよね。今回は初めてのシングルですけど、しっかり僕が超えていかないといけないと思います」と熱い想いを語る。

 そして、「僕が団体の時計の針を進めたと思ってるんです。僕ももうそんなに若くはないですけど、40代~50代で回ってたこの団体で新たな流れを作り出せたなと。ここで負けたら時間を戻しちゃうことになるんで、僕が勝って、勝って、針を進めて進め続けないと団体の発展はない気がしてるんです。佐山先生がリングに帰られたときに『間下、よく頑張ったな。よく持ちこたえてくれたな』って言っていただけるような試合をしていかないといけないんです。SSPWのファンって、佐山先生を見に来てるんですよ。当たり前のことですけど。その中で、『佐山先生が戻られるまで間下の試合を見よう』って思われる選手にならないといけないんです。僕はタイガーマスクになれなかった人間です。ただ、マスクを被ってないだけで僕も“虎”なんだってことをリングで証明します」とSSPWの新たな時代を創る若虎として気炎を上げた。

 なお、初代タイガーは「間下はストロングスタイルで勝ち負けにこだわって、『絶対勝つ!』という気持ちを持つことが一番必要です。間下はここへ来てすごく調子がいいんで、実力的には間下でも勝てると思っています」と愛弟子の大一番に向けて太鼓判。
 その後は「ただし、アレクさんが男盛の格好をしてきたらちょっと難しいかと思います(笑)」とタイガージョークを交えて笑いを誘った。

『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28』
日程:2024年3月21日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】間下隼人
vs
【挑戦者】アレクサンダー大塚(AODC)
※第17代王者は3度目の防衛戦。

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