【会見】リアルジャパンで“大鵬三世”納谷幸男と河野真幸の“東京スカイツリーズ”が結成!初代タイガーは「貴闘力から『息子を殺してくれ』と頼まれている」と納谷に発破!
- 2018-6-6
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6日、都内某所にて7月3日(火)に後楽園ホールで行われるリアルジャパンプロレス『原点回帰プロレス』についての記者会見が行われた。
記者会見に出席したのは、“初代タイガーマスク”佐山サトル、リアルジャパン会長の“過激な仕掛け人”新間寿、“大鵬三世”納谷幸男、海外国際部長の新間寿恒、リアルジャパンプロレス代表の平井丈雅、KAZMA SAKAMOTO、スーパーデストロイヤー、岩崎孝樹の8名。
まずは新間寿が、挨拶を行った。
新間「先月、私事ですが一番仲の良い5人兄弟の中の4人目のお寺の住職を亡くしました。ちょっとショックでございまして、未だに声が出てこない。83になって恋煩いとはどういうことかと。恋煩い、いいじゃないかといろいろ考えました。今までのリアルジャパンっていう試合は、全く面白くなかった。幸男のデビュー戦についても然り、その後の試合方法、他団体にも私は内緒で見に行きました。勢いが凄く、この間藤波のところ行ったときに何十年ぶりにボブ・バックランドに会って色々話をし『あの頃は良かったなぁ』と、結果的にそこに落ち着いてしまった。
私はプロレスの発展はなにか、この間3月29日にやった、マスコミと主催者側が一体になった試合ほど面白いものは無い。昭和の新日本プロレスではIWGP、ストロング小林戦 、みんな委員会を作りマスコミの人と一緒に考え行動を取ってもらい実行に移ししました。佐山サトル、タイガーマスクが出るときもそういうことでございました。
私達の夢は、東京スポーツの一面を飾ろうというそういう意気込みと、日刊スポーツの一面も取れると。あのプロレスが嫌いな報知新聞に取り上げてもらおうという、そういう思いがありました。私はこの7月3日の試合が面白くなかったら、9月の試合を中止して、今一度京王プラザにリングを組んで、今皆様方のプロレスマスコミの人とともに、そこで主催者とマスコミの人たちが一体となった何かのイベントをやろうじゃないかと、そういうことを佐山サトルさんと相談しておりました。実際この間の取材者が全員マスクをかぶった。非常に面白いことだった。毎日新聞にも取り上げられ多くの共感を得ました。なんかやはりマスコミの人と一緒になって考えるということが私は一番面白く、一番話題を提供できるのではないかと考えています。
私は昨日自宅を掃除しておりましたら出てきましたのが、“今年度最高シリーズ賞”という小さいプレートが出てきました。盾でございます。最高シリーズがIWGPになっていた。週刊プロレスがそれを表彰してくれた。この間マスクを被っていないということで、二人だけマスクを被っていない人間が居た。私は南の方に座っていて、なんか違和感があるなと思った。全員マスクを被るということは取材者側がもっと徹底しなきゃいけない。
7月3日、メンバーを一新して慣れてしまった人には一時お休みいただいて、新しいアイディア、新しいメンバーで7月3日を試みたいと思っています。佐山ちゃんも『新間さんそれは納得しました』と。でも『一番の願いは佐山サトルが、貴方がタイガーマスクとして出ることですよ。一日も早いカムバックを今年中にお願いしたい』ということを言いまして、この恋煩いを一日でも直して、私はリングに上がることはしません。でも9月に、もし7月の試合が面白くなかったら、ルミエストホールにリングを組んで、記者さんとともに我々UWAリアルジャパンが組んだ面白い企画を作りたいと思っております」
続いて、マッチメイカーである新間久恒より全対戦カードの発表。
久恒氏は、このカードを通して「新しい気持ちで、新しい選手とともに、新しい環境のもとに、かなり景色が変わった」と総括。
納谷幸男と河野真幸の大型選手同士のタッグを、ジャイアント馬場と坂口征二『東京タワーズ』になぞらえて「今で言うと『東京スカイツリーズ』になるんですかね。『平成の東京タワーズ』と言いますか。非常に期待しております」と久恒氏は語る。
また、世界マスクマントーナメントにUWA代表選手として、ブラックタイガーの意志を継ぐイホ・デ・ブラックタイガー、ブラックタイガーの正統なる意志と正統なる血筋を引くというブラック・タイガーJrが参戦することをを発表。「私はどちらかといえばUWA側の人間なので、決勝戦はこの二人で争って欲しいという希望がある」と語った。
また、「現在UWAとリアルジャパンを分けていたが、今後は『UWAリアルジャパンプロレス』と名前を改めたい」と今後の方針を語った。
これらの発言を受け、佐山サトルが次回大会について語る。
佐山「原点回帰ということですけど、どこまで昭和のプロレスに戻せるのか、どこまで全盛期の時代に戻せるのか、新間プロデュースによってこれが決まります。どこまで我々が推し進めていくのか、セメント主体のレスリングに関して、『それだけじゃダメなんだよ』ということをここで見せられるかにかかってます。一番スペクタクルなものここで出せるのかどうか、既存のプロレスをやっていてもみんな飽きちゃうと思うので、これを出せるかどうか。ここにかかってると思います」
続いて、リアルジャパン初参戦となるDNAの岩崎孝樹、世界マスクマントーナメントに参戦するスーパーデストロイヤー、納谷&河野タッグと対戦するKAZMA SAKAMOTOが抱負を語った。
岩崎「DDTプロレスリングDNAの岩崎孝樹と申します。このような機会を作っていただきありがとうございます。初参戦のリアルジャパンプロレス、非常に興奮しております。原点回帰ということで、自分のプロレスを貫いて、このリアルジャパンプロレスに何かを残せるようにガッチリやりたいと思います!宜しくお願いします!」
スーパー・デストロイヤー「どうなるかは分かりませんが、どういう相手が出てきても準備は出来ておりますので頑張ります」
KAZMA「フリーのKAZMA SAKAMOTOです。こんな素晴らしい大会、リアルジャパンに出ることが出来てとても光栄です……という感じで言っておきましょうか。でも、こんなかたっ苦しくならないで自分らしいプロレスが出来たらいいなと、ただただ思っております。対戦相手には河野さんだったり、パートナーには崔さんがいて、昔の匂いがするなぁっていう感じで思っているので楽しみです。幸男くんはすごいデカい選手だと聞いています。デカい人とやるのは得意なんで楽しみです。ちゃんと自分らしいプロレスを幸男くんに教えていきたいと思います。宜しくお願いします」
納谷「SAKAMOTO選手、崔選手、河野選手も自分からしてみたらホントに大先輩でこのカードの中で自分が試合できるということは、どれだけありがたいことか。この中で自分がどうやったら戦えるかということをしっかり考えて、全力でぶつかっていきたいと思います」
佐山「レベルが10倍も20倍も、30倍もアップしたリアルジャパンになりますので、本当に楽しみな、レベルが急にアップしちゃってビックリする状況なので、あとはいかにお客さんが反応してくれて、昔のプロレスを思い出してくれたらなぁって。プロレスの復活を願いたいと思います」
――納谷選手、タッグを組む河野選手の印象は
納屋「自分はこのカードの中で一番実績もなにもないので、ホントがむしゃらにぶつかっていくことしか出来ないです」
――佐山さん、納谷選手のどういうところに期待してこのカードを組んだのでしょう
佐山「幸男は世界に羽ばたかなきゃいけない。インターナショナルなレスリングが出来なきゃいけないので、その課題です。これでまた大きく羽ばたいていけると思います。いわゆる若手主体のレスリングじゃなくて、インターナショナルで上に上がっていける試合ができるかどうか。これが幸男にかかっています。この三人はキャリアは十分。間違いない。よくこういう試合を組んでくれたと思います。試練です。今から試合に向かっての練習もかなり変わってくると思いますので、相当な試練を積まなきゃいけない。インターナショナル的な、新日本の若手時代のような試合じゃダメだよと。新日本のインターナショナル的な試合を経験しなくてはならないので、試練を上がっていかなくちゃいけない。そういうことですね。この規模が10倍20倍になってますけども、10倍20倍に幸男も付いていかなきゃいけない。自分たちだけでマスターベーションかいててもしょうがない。ちゃんと世界に合わせなくちゃいけない」
――KAZMA選手、『自分のプロレスを納谷選手に教える』というお言葉が有りましたが、どういうものを教えていきたいのですか
KAZMA「自分の思うプロレスは“何でもあり”。でも、何でもありだからと武器を使うとかじゃなくて。みんなが思うような、ストロングスタイル、アメリカンスタイル、ルチャ・リブレ……そういうのをなんでもできて一人前だと思うので、そういう自分のスタイルを教えたいなと思います。こんなデカいんだから多分出来ると思いますよ。パーフェクトだと思うので、これくらい出来て当たり前じゃないかなーと僕は期待しています」
納谷「その期待を裏切らないようにがむしゃらに行きたいなと思います」
佐山「結構幸男は器用なんで ものすごい体当たりとかロープへの走り方とか、器用にこなしていると思います。父親に頼まれてるので。『息子を殺してくれ』と。『それくらい練習やらせてくれ』と頼まれています。それくらいの試練を与えて行かなくちゃいけないと思っています」
――佐山さん、この世界マスクマントーナメントの組み合わせを見た感想は
佐山「これもインターナショナルですね。身内だけでチマチマやる試合じゃないので、世界基準に合わせたトーナメントになると思います。これを代表したマスクマンというのは、そうとうなレベルを持つ、世界でも威張って『これがリアルジャパンだ、UWAだ』と誇りを持ってチャンピオンになれるような、そんな試合になると思っています」
また、8月25日(土)には、日蓮宗本山の妙成寺(石川県)にて、新間寿と佐山サトルによるいじめ撲滅プロレス大会が開催されることが発表。プロレスの試合とともに、子どもたちと触れ合う子供プロレス教室などが行われることとなった。
『原点回帰プロレス』
日時:2018年7月3日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
▼世界マスクマントーナメント開幕戦 30分1本勝負
スーパータイガー(リアルジャパン)
vs
ドス・カラスJr(メキシコ)
▼世界マスクマントーナメント開幕戦 30分1本勝負
イホ・デ・ブラックタイガー(UWA)
vs
トスカーノ(メキシコ)
▼世界マスクマントーナメント開幕戦 30分1本勝負
ドン・クロコダイル(オーストラリア)
vs
スーパーデストロイヤー(国籍不明)
▼世界マスクマントーナメント開幕戦 30分1本勝負
ブラック・タイガーJr
vs
スーパーデストロイヤー(国籍不明)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
河野真幸(WRESTLE-1)/納谷幸男
vs
崔領二(ランズエンド)/KAZMA SAKAMOTO(フリー)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
間下隼人
vs
松本崇寿(リバーサルジム立川ALPHA)