【会見全文】藤田和之の調印式欠席にスーパー・タイガーが静かな怒り?!高岩竜一が間下隼人のベルトに興味!阿部史典がケンドー・カシンとの“ストロングバチバチプロレス”を宣言!
- 2020-12-4
- コラム, ニュース
- リアルジャパンプロレス
4日、都内某所にてリアルジャパンプロレスが12月17日に後楽園ホールにて行う『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.8』についての記者会見が実施された。
会見に出席したのは平井丈雅代表、スーパー・タイガー、間下隼人、日高郁人、Sareee、高岩竜一、阿部史典の7名。
まずは平井代表が挨拶を行い、前回の神田明神ホール大会の総括の後に今大会の全対戦カードを発表。前回大会で初参戦の佐藤耕平、阿部史典の継続参戦や、ジャガー横田、山下りなの初参戦が発表されたほか、船木誠勝35周年記念試合/アレクサンダー大塚25周年記念試合や、藤田和之vsスーパー・タイガーによるレジェンド選手権試合など年内ラストマッチにかける想いを感じさせるカード発表が為された。
まずは、タッグマッチで対戦する間下隼人、日高郁人、高岩竜一の3選手が登場し、それぞれ試合への意気込みを語った。
日高郁人
「皆さん、ご足労いただきましてありがとうございます。ショーンキャプチャー所属の日高郁人です。今回、高岩さんとのチームで間下隼人&スーパーライダー組と対戦になりました。高岩さんとは前回の神田大会では対戦しましたし、今回はタッグとなったんですけど、もうかれこれ20年近くこうして組んだり戦ったりを繰り返している先輩なので、組んでも戦っても関係ないです。それぞれお互いがベストを尽くすのみ。そして、今回対戦相手になってるスーパーライダー選手、皆さんご存じないかと思うんですが、私がデビューした格闘探偵団バトラーツ、その団体が活動停止になる2001年に確か所属になりまして、数カ月間、団体の仲間として試合をしていたことがあります。そのときにですね、ライダーさんは私達より全然年上で、キャリアも長かったし、若い自分たちをかばってくれるようなところもありましたし、その時以来の対戦になると思います。だから、19年ぶりの対戦でしょうか。こういう私達の関係を皆さんがご存じなかったとしても、私はこの1戦を、日高郁人のライダーさんへの恩返しとしてぜひともライダーさんからピンフォールを取りに行きたいと思っておりますので、このタッグマッチのそのへんも注目していただければと思います。よろしくお願いします!」
高岩竜一
「皆さんこんにちは。iDENサービス所属の高岩竜一です。偉大なる日高郁人と(※日高が吹き出しながら「それさっき平井さんが言ったやつじゃないですか!(笑)」とツッコミ)、偉大なる日高郁人と!(笑)20年組んだり戦ったり、前の団体でも一緒でしたし、タッグパートナーに関しては何も心配はありません。そして、対戦相手なんですけどね、スーパーライダー、僕も1回、2回、経験あると思うんですけどね、昔のリアルジャパンのときに……あっ、僕の分身かな?違うかな?(笑)その片割れの間下ですね。前回、何年ぶり家に戦って成長をしたところが見えるかなと思ったんですけど、あーりゃ、ありゃ……全然成長してなかったですね。僕のラリアット一発でKOされてしましました。KOしてしましました。そして、彼はなんだかベルトを持ってるらしいんで、今回この戦いで圧倒的強さを見せて、彼から勝利を奪った暁にはそのベルトに挑戦させてもらいたいという風に思ってますので、間下の意地をね、ちょっと、これだけ言ったんだから見せてもらいたいという戦いだと思います。がんばります。よろしくお願いします」
間下隼人
「ストロングスタイルプロレス、間下隼人です。前回、神田明神大会で、横にいる偉大なる(※日高が苦笑)日高郁人選手と組ませていただいて、偉大なる高岩竜一さん、そして(UWAアジアパシフィックヘビー級王座の)前チャンピオンの岩崎孝樹選手とタッグマッチでぶつかったんですけど、ものの見事に超竜ラリアットで意識を飛ばされてしまいました。本当に、元々プロレスが好きだったので、あのときの気持ちがすごく高ぶりながら試合をしていたのは覚えてるんですけど、高岩選手の地力の強さというものをすごく感じました。ただ私もこのベルトを持って、キャリアもそこそこ重ねてきているので、このベルトも簡単に手にしたベルトではないので、今度はそう簡単にKOされるようなことはないようにしないとと思っています。先程『少しでも意地を見せなさい』という言葉を頂いたので、前回の屈辱を倍返しにして、12月17日、後楽園ホールで爆発させたいと思います。以上です」
――日高選手、高岩選手が今回勝った場合には間下選手の持つベルトへの挑戦をほのめかしましたが、高岩選手をアシストしようというお気持ちはありますか
日高「いや、そこは勝手にやってもらえればと思いますね(笑)でも、僕は前回間下選手と組んでたので、前回パートナーとしてKOされてる姿を見ていますので、キッチリお返しをしなければいけないとは思います。だから、2人共……勝手にやってください(笑)」
――間下選手、先程高岩選手から『成長してない』というお言葉がありましたが、間下選手としては成長した部分を出し切る前に思わぬ一撃をもらってしまった?
間下「おっしゃるとおりですね。ちょっと少し気持ちが空回りした部分は正直あると思います。テレビで見てた選手ですから、高岩さんも日高さんも。ちょっと気持ちが前に前に行き過ぎちゃったのかなと思うんですけど。キャリアの差はどうやっても埋められないので、年齢を出すのはアレかもしれませんが、一回りほど下なので、若さで今回は少しでも成長した部分をぶつけられたらと思います」
続いて、ケンドー・カシンとシングルマッチで対戦する阿部史典が登場し、意気込みを語った。
阿部史典
「プロレスリングBASARAの阿部史典です。今回、こうやって素敵なカードを組んで頂いて、自分もとても興奮しております!ただ、当日のこの試合に向けて何を考えたりとかするわけでもなく、敢えてこのままリングの上に上がって試合をしていく中で、ひらめいてくるものだったりとか、自分のデタラメさっていうのを存分に発揮しまして、“ストロングバチバチプロレス”、そんな風な試合をして、自分の色に染めたいと思います。よろしくお願いします!」
――カシン選手との試合は初めてでしょうか
阿部「会場とかでは何回か一緒になったことはあるんですけど、対戦とかは初めてです。なんか、試合をして、いつの間にか居なくなってるイメージですね。自分は若手なので、後楽園とかで、階段に控室を作って荷物を置くんですよ。それより下の踊り場に誰がいるかなと思って覗いたら、それがカシンさんで、いつの間にかリングの上で試合して、自分が試合終わって、ふと踊り場を見てみたら、いつの間にかいなくなってるという。僕もなんか、すごい自由なスタイルなんだと、その踊場からすらも感じるイメージですね」
――カシン選手のスタイルを考えると、“ストロングバチバチプロレス”に付き合ってくれない可能性がありますが、その場合は向こうのスタイルに合わせて戦いますか
阿部「あのー……『ストロングバチバチプロレス』って言ってみたものの、ストロングバチバチプロレスっていうのがなんなのかっていうのかっていうのは、自分自身分かってないものでして。ハイ!カシンさんがやってきたことに対して、ポっと思い浮かんだことを、自分自身がそういうものだと思っているので、何に合わせるでもなく行きたいと思います」
続いて、平井代表が会見に出席できなかったケンドー・カシンのコメントを代読した。
ケンドー・カシン(代読)
「平井代表、一般社団法人初代タイガーマスク後援会代表理事の新間寿様、初代タイガーマスクこと佐山サトル先生、この度は『ストロングスタイルプロレスvol.8』開催おめでとうございます。それと大変恐縮ですが、団体名がストロングスタイルプロレスとなっておりますが、前は違った団体名だった様な記憶があります。すいません、きっと私の勘違いですので今の発言は訂正致します。何はともあれ12月17日は、リアルな日本のストロングスタイルプロレスをお見せしたいと思います。東京女子プロレス非常勤コーチ(仮) ケンドー・カシン」
続いて、世志琥とのタッグでジャガー横田&山下りなと対戦するSareeeが登場し、試合への意気込みを語った。
Sareee
「Sareeeです。今回ストロングプロレスさんにまた参戦させていただくことになり、とてもうれしく思います。前回夕イガーマスクさん、佐山サ卜ルさんに世界に1つしか無い黄金のマスクを授与していただき、渡米前に気持ちが引き締まって、頑張ろうって思うことが出来ました本当にありがとうございます!前回も世志琥とタッグを組んで戦ったんですけど、私達は先日、BEYOND THE SEA(TAG TEAM)のベルトを獲ることが出来ました。このベルトを持って、このストロングプロレスさんに上がらせていただけるということで本当に嬉しいです。今回はジャガー横田選手と対戦させていただくんですが、私はジャガーさんのことを人としてもプロレスラーとしてもとっても尊敬していて、渡米前にこの後楽園ホールでジャガーさんと闘えることになってとても嬉しいですし、今の女子プロレスのトップの実力を戦いの中で何かを伝えたいと思っています。山下選手も、ストロングスタイルだと思うので、このリングにふさわしい戦いがお見せ出来ると思います。しっかりと私達“鬼に金棒”が勝利して、女子プロレスの今、そして未来をお見せしたいと思っています。よろしくお願いします!」
続いて、平井代表が会見に出席できなかった3選手のコメントを代読した。
世志琥(代読)
「どーも。女子プロレスラー世志琥です。今回またストロングスタイルプロレスに出場できるっつーことでマジで感謝してるぞこの野郎!今回の対戦相手であるジャガー横田&山下りなは、ウチら“鬼に金棒”の伝説を作るのにふさわしい相手だと思うんで、ここでもしっかり勝ってオニカナ最強伝説をてめぇら見せてやっから楽しみにしとけよ!そこんとこ、夜露死苦」
※平井代表が世志琥の口調で話す非日常感に耐えられなかったSareeeが大笑いする
山下りな(代読)
「どーも。ストロングスタイルプロレス初参戦の山下りなです。私の対戦相手、世志琥とSareee、今、勢いがあると聞いているんですけどなんだっけ、“鬼に金棒”?タッグ名ちょっとあれだけど。無理にイチャモンつけるつもりはないんですけど、どうでもいいすわ!つまり、お前ら強いんだろ!闘う理由なんか、それで十分だよ。特にSareee、世界に通用するプロレス、楽しみにしてるんで、お前ら全力で潰しに来いよ!ただ、こっちにはジャガー横田がついているんだよ!お前ら、簡単に勝てるとは思うなよ!おい、世志琥、負けたらどうなるか、分かってんだろうな!お菓子作れ!じゃあな!」
ジャガー横田(代読)
「今回の対戦は私にとって意味ある戦いだと思って居ます。ディアナに居たSareee選手はWWE行きが決まってこの大舞台での対戦は最後になるでしょう。新人の時から成長過程を見て来ました。何処に行っても誰と戦っても負けない体と負けない精神を持った最高のレスラーに成長しました。パートナーの世志琥選手は彼女が新人の時に初めて試合を見た時の印象が『センスがあって将来が楽しみな選手が出て来た』と思ったのを覚えて居ます。2人とも世代の違いもあり、ライバルにはなれなかったけれどきっと最高のバトルが出来ると確信して居ます。.私をフォローしてくれるパートナーは山下りな選手です!Sareee選手、世志琥選手に引けを取らないパワフルファイターなので名勝負をご期待下さい」
――世志琥選手とのタッグも王座奪取など結果を残してきていますが、感触はいかがですか
Sareee「まだ私達は3回しかまだタッグを組んでいないんですけど、3戦目でこのタッグのベルトをまいたので、すごく最高なパートナーだと思っています。私達が2人で組めば、本当に女子プロレスの“今”をお見せ出来ると思うので、自信がありますね」
続いて、藤田和之とレジェンド王座戦を行うスーパー・タイガーが登場。まずは平井代表が会見に出席できなかった藤田から届いたコメントを代読した。
藤田和之(代読)
「まず尊敬する佐山先生、新間会長のリングに上がれる事を心から感謝致します。ところでスーパータイガーよ、なんでいつもお前は変わらないんだ。いつになったら変わるんだよ。何十年も同じ事を言われて、どんな動物だって芸を仕込めばそれなり覚えるモンだぜ。それなのにあのカマボコ野郎は俺の所には乱入出来ないくせに、女子プロには乱入出来るらしいな。いっそのことカマボコだけにカマになりゃいいんだよ。とにかく12月17日はストロングスタイルプロレスの名に恥じない闘いをお見せ致します」
スーパー・タイガー
「……まず、本日は、藤田選手はなぜいらっしゃらないんですか?(※平井代表から「17日に向けて万全の体制を整えるために敢えて欠席した」と藤田の意図が語られると、スーパーは目を閉じてしばらくなにかに思いを馳せる)……えー、今日は調印式の形も整えていただいて、この状況でこのコメントだけ。やはり私も藤田選手に言われる部分も十分分かってます。ただ、この1年、特に今年コロナ禍に入ってからも、自分自身の変わり方、今後の自分のプロレス人生を大きく変える、そういう思いでこのお客様を入れるようになってからの大会でも、覚悟を持って1つずつ形にし、ようやくここにたどり着きました。今回この場に居ないってことは非常に残念ですが、当日、私自身が何をぶつけるのか、ぶつけられるのか、それをしっかりお見せしたいと思います」
続いて調印式に入り、スーパーが署名。藤田の署名は平井代表が後日もらうことを約束した。
――前回の試合ではスーパー選手の身体が大きくなっていたように思います。この戦いに向けてウエイトを増やしてきた?
スーパー「ウエイト的には、今色んな実験段階で。まあ17日にまた見ていただければと。前回は100kgオーバーだったと思います。もっと大きくしたいと思います。藤田選手とぶつかっても跳ね返すくらいの身体にしたいと思います」
――先日、A-TEAMでWEWのベルトを獲得し、現在はシングルチャンピオンでもありますが、今回は1挑戦者として藤田選手に挑んでいく?
スーパー「そうですね。1つの過程として、佐藤耕平、橋本友彦、そして藤田和之。僕の取っ手この3連戦は日本を代表するスーパーヘビー級、その内2人を今回形として抑える。そしてその上で今回藤田和之と闘う。これが僕自身の心構えというか、結果として、形としてお見せ出来るものだと思います。今回は自信があるという証拠です」
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.8』
日程:2020年12月17日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
▼タッグマッチ 30分1本勝負
スーパー・ライダー(フリー)/間下隼人
vs
日高郁人(ショーンキャプチャー)/高岩竜一(フリー)
▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
[鬼に金棒]Sareee(WWE Count Down)/世志琥(SEAdLINNNG)
vs
ジャガー横田(ディアナ)/山下りな(フリー)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
佐藤耕平(フリー)
vs
岩崎孝樹(ガンプロ)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
ケンドー・カシン(はぐれIGFインターナショナル)
vs
阿部史典(BASARA)
▼船木誠勝35周年記念試合/アレクサンダー大塚25周年記念試合 シングルマッチ 60分1本勝負
船木誠勝(フリー)
vs
アレクサンダー大塚(AO/DC)
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】藤田和之(はぐれIGFインターナショナル)
vs
【挑戦者】スーパー・タイガー
※藤田は2度目の防衛戦