“初代タイガーマスク”佐山サトルが団体初の道場マッチを開催し参戦選手たちを鼓舞!「タイガーマスクの原点は新日本プロレスの道場で過ごした2年間にある」
- 2021-6-20
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- リアルジャパンプロレス
19日、神奈川県・ディアナ道場にて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス 「第1回タイガーサポーターズマッチ」』が開催された。
初代タイガーマスクこと佐山サトルが率いるストロングスタイルプロレスでは、旗揚げ15周年を迎えた昨年から新たな試みとして女子プロレスの試合を大会に組み込んでおり、昨年3月に初の女子マッチを開催して以降すべての大会で女子によるストロングスタイルの試合が行われている。
そして、同団体のアドバイザーに就任して女子マッチを取り仕切り、初代タイガーとともに“女子版タイガーマスク”タイガークイーンも育成しているジャガー横田の提案によってディアナ道場での道場マッチシリーズの開幕が決定。この日はその第1戦が行われ、男子の試合が2試合、女子の試合が2試合の計4試合と同団体では初となる男女の試合が1:1の配分の大会となった。
第1試合では佐藤綾子が青木いつ希に胸を貸すシングルマッチ。佐藤は青木のパワーファイトを真っ向から受け止めた上で顔面蹴りやジャーマン・スープレックス・ホールドなどで畳み掛けて古き良き女子プロレスの厳しさを伝え、最後は青木のラリアットをいなしてのレッグロールクラッチで3カウント。
第2試合ではTTTのエースであるTORUが若手の石坂ブライアンとのシングルマッチ。TORUはブライアンの攻撃をすべて引き出した上で一切技を避けずに正面から受け止めつつ徹底した首への一点集中攻撃を見せ、TORUがこだわりの垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して勝利。
第3試合ではジャガー横田&永島千佳世vs倉垣翼&藪下めぐみの女子タッグマッチが実施。横田&永島がCRYSISの悪の連携で盟友でもある薮下をパイプイス攻撃などのラフファイトで集中攻撃していくものの、倉垣が2人まとめてのアルゼンチン・バックブリーカーなどの圧倒的パワーファイトで救出。薮下も永島のウラカン・ラナなどの身軽さを生かした三次元的な攻撃に耐えつつ得意の飛びつき式腕十字などで反撃していくが、最後はジャガーが技アリのサムソンクラッチで薮下から3カウントを奪取。
メインイベントではストロングスタイルプロレス所属選手であるスーパー・タイガーと間下隼人が自団体内では初のタッグを結成し、伊藤崇文&阿部史典を迎撃。格闘プロレスを修めているパンクラスismの伊藤がキレのあるキックやサブミッションでリングを広く使った攻撃を展開し、阿部が小粋なアシストに徹したことから中盤まで圧倒的な展開を作り出すが、間下がこの猛攻をど根性で耐え抜いてスーパーに繋ぎ、スーパーが師匠譲りのローリング・ソバットやハイキックで伊藤に蹴り勝ち、間下のシャイニング・ウィザードのアシストを受けてハイキック、ツームストンパイルドライバー、タイガースープレックス・ホールドの必殺コンボにつないで勝利。
初の道場マッチを勝利で締めたスーパーは「この道場マッチがまた気付きの場となり、後楽園の本戦に向けての学びが深くなっていると思います。道場マッチではいろんな選手と闘って吸収していきたいです」と月に1度のペースでの開催が予定されている道場マッチへの抱負を語り、7月29日に迫る後楽園ホール大会に向けて気炎を上げた。
また、今大会には初代タイガーマスクも来場し、リングに上って挨拶を行った。
初代タイガーは、「タイガーマスクの原点は新日本プロレスの道場で過ごした2年間にあるんです。タイガーマスクの動きは、イギリスから、メキシコから来ていると皆さんは思っていらっしゃるかもしれませんが、若手時代にすでにタイガーステップをやっており、サマーソルトもやっており、ローリング・ソバットもすべてやっております。選手を育てるための試合でもありますが、選手がこの試合を経て本当に強い選手になっていく、プロレスのために発展していくための選手になっていきます」と道場マッチの重要性を語り、参戦選手たちを鼓舞。
そして、初代タイガーとジャガー横田がゼロから創り出している“女性版タイガーマスク”タイガークイーンが7月29日の後楽園ホール大会でデビューすることに触れ、タイガークイーンが練習を重ねるごとにどんどん満足の行く仕上がりとなっていることを語り「皆さんに保証します。素晴らしい選手です」と改めて太鼓判を押した。