【試合詳細】6・19 ストロングスタイルプロレス道場マッチ スーパー・タイガー&間下隼人vs伊藤崇文&阿部史典 ジャガー横田&永島千佳世vs倉垣翼&藪下めぐみ TORUvs石坂ブライアン 佐藤綾子vs青木いつ希
- 2021-6-19
- 試合
- リアルジャパンプロレス
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス 「第1回タイガーサポーターズマッチ」』
日時:2021年6月19日(土)
開始:15:30
会場:神奈川県・フォレスト幸洋(1Fディアナ道場)
観衆:60人(超満員札止め)
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○佐藤綾子(ディアナ)
10分52秒 レッグロールクラッチ
●青木いつ希(ショーンキャプチャー)
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○TORU(TTT)
10分54秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め
●石坂ブライアン(花鳥風月)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[CRYSIS]○ジャガー横田(ディアナ)/永島千佳世(フリー)
14分11秒 サムソンクラッチ
倉垣翼(フリー)/●藪下めぐみ(フリー)
▼タッグマッチ 60分1本勝負
○スーパー・タイガー/間下隼人
14分55秒 タイガースープレックス・ホールド
●伊藤崇文(パンクラスism)/阿部史典(BASARA)
ストロングスタイルプロレス初の道場マッチをスーパー&間下が勝利で締める!ジャガーがイスが舞い飛ぶ乱戦で貫禄勝利!初代タイガーが「私の原点は2年間の新日本プロレス道場時代にあった」と回顧!
平井丈雅代表あいさつ
平井丈雅代表
「皆様、本日は雨の中、お足元の悪い中、『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス 「第1回タイガーサポーターズマッチ」』にご来場いただきまして誠にありがとうございます!本年、2021年は初代タイガーマスク、1981年4月23日にデビュー以来、40周年を迎える歳となります。40周年を迎えるに当たり、一般社団法人初代タイガーマスク後援会の皆様、そしてこちらにいらっしゃる多くの皆様とともに、初代タイガーマスク・佐山サトルは新たな1年、その先のプロレス界の未来に向かって前進しております。後ほど、初代タイガーマスク・佐山サトルが参ります。皆様にこのリング上からご挨拶させていただきます。この40周年を迎えて、ストロングスタイルプロレスは本日も全4試合を行います。2試合が男子プロレス、そして2試合が女子プロレス。女子プロレスにおかれましては、初代タイガーマスク・佐山サトルに共鳴いただきました女子プロレス界の星、女子プロレス界の歴史を作った偉大なるジャガー横田様の推薦による偉大なる女子選手たちがストロングスタイルプロレスでファイトしてくださることになりました。本日、初めていらっしゃるお客様も多数いらっしゃると思います。佐山サトルが推進するストロングスタイルプロレス、そしてそれに共鳴するジャガー横田様が織りなすこの4試合、皆様、ゆっくりと、そして熱い魂とともにご覧いただければと思います。本日の皆様のご来場、感謝いたしますッ!ありがとうございますッ!!」
第1試合
両者入場すると、青木がいつのように「よろしくお願いしまァァァアアす!」と大きな声で叫んで握手を求めるが、佐藤は「ここ住宅街だから……」と苦笑いで声量を抑えるよう求めつつ握手で返すが、青木は怯むことなく気迫の声出し。
ゴングが鳴ると、じっくりとした腕の取り合いからヘッドロックの奪い合いとなり、青木がショルダータックルでなぎ倒してみせるも、佐藤はヘアホイップでコーナーに叩きつけて顔面をグリグリと踏みつける。さらに佐藤はボディスラム、アームドラッグから腕を固めつつ顔面踏みつけと青木を休ませず攻め続け、足4の字固め。青木がロープブレイクすると、青木の足をロープに引っ掛けながらのヒップドロップ、再び足4の字固めと徹底した足攻めを行っていく。
青木がブレイクするとコーナーに振って串刺しジャンピングニー。もう一発を狙ったところで青木がカウンターのショルダータックルで反撃するも、佐藤は顔面ひっかきで怯ませジャンピングニーからクロスレッグスープレックス。さらにダブルアームの体勢に捕らえていくが、青木はショルダースルーで切り返し、ショルダータックルでコーナーに吹き飛ばしてからフェイスクラッシャー、ランニングボディプレス、バックフリップと猛攻。さらにコーナーに上ってダイビングボディプレスを発射するも、佐藤が回避して自爆させ、青木の顔面にランニング・ビッグブートを4連打。
佐藤が5発目を狙ったところで青木が組み付いてSTOからダブルニードロップを見舞い、コーナー上からダイビングボディプレス。さらにラリアットを狙うが、佐藤は入場時に持参していた金属製のおぼんで青木の頭をぶん殴り、さらにおぼんを青木の顔面に当てながらの低空ドロップキック。さらにジャーマン・スープレックスを狙うが、青木が回避してラリアットを発射。佐藤はこれをキャッチしてノーザンライト・スープレックス・ホールドで叩きつける。
佐藤がロープに飛ぶと青木も追走ラリアットで意地を見せるが、もう一発を狙ったところで佐藤がバックを取ってジャーマン・スープレックス。青木は即座に起き上がって渾身のラリアットからコーナーに上ってフロッグスプラッシュ。青木がラリアットを狙うと佐藤はかわしてロープに走り、飛びついて背後を取りながらのレッグロールクラッチで3カウントを奪った。
第2試合
ゴングが鳴るとじっくりとした腕の取り合いからTORUがグラウンドに引き込んでレッグロックに捕らえるが、ブライアンも腕十字での切り返しを狙って対抗、グラウンドでの首の取り合いから両者一旦距離を取る。
再び組み合ってヘッドロックの奪い合いからショルダータックル合戦となるも、ブライアンの連打を耐えきったTORUがショルダータックル一発でなぎ倒す。しかし、ブライアンもTORUの追撃をリープフロッグ、ドロップダウンと華麗な動きでかわしてドロップキックを突き刺していく。
ブライアンは逆水平チョップの連打からTORUをコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、TORUがリバースして串刺しエルボーを叩き込み、お返しの逆水平チョップから首へのニードロップ、後頭部へのエルボードロップ、喉元へのエルボードロップと必殺の垂直落下式ブレーンバスターに向けて布石を打っていき、中々立ち上がれないブライアンへ「なぁ~にがブライアンじゃ!」と罵声を浴びせながらストンピングを連打。
ブライアンはTORUの逆水平チョップに耐えながら気迫のエルボー連打を見せ、ドロップキックからコーナーに振って串刺しシャイニング・ウィザード。さらにサッカーボールキックからスリーパーホールドに捕らえるがTORUが足を伸ばしてブレイク。
ブライアンはTORUにエルボーを連打していくが、TORUは一発受けるたびに一歩前に出ていってブライアンをロープ際まで追い詰め、お返しのエルボー連打でコーナーに押し込んで串刺しドロップキック、腹部へのダイビングダブルフットスタンプから変形クロスフェイス。続けてDガイストの体勢に入るも、ブライアンが着地してエルボー連打からのジャーマン・スープレックス。さらにコーナー上から身体をまっすぐにして飛ぶダイビングボディプレス。これを返されるとトラースキックからロープに飛ぶが、TORUがカウンターのドロップキックを顔面にクリーンヒット。
TORUはDガイストからロープにもたれかかるブライアンの後頭部へ串刺しシャイニング・ウィザード。さらに垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、貫禄の3カウント勝利。
初代タイガーマスクあいさつ
初代タイガーマスク
「皆さんこんにちは。ご来場いただきまして誠にありがとうございます。今大会の話が初代タイガーマスク後援会から来たときに、『これが使命だ』と思いました。道場マッチが私にとって一番大事な原点だからです。ちょうど明日発売になる本で私の特集が組まれています。その特集は『タイガーマスクの原点は新日本プロレスの2年間にある』というものです。タイガーマスクの動きは、イギリスから、メキシコから来ていると皆さんは思っていらっしゃるかもしれませんが、私もそういう風に喋っていました。でも若手時代にすでにタイガーステップをやっており、サマーソルトもやっており、ローリング・ソバットもすべてやっております。新日本プロレスの若手時代、それが私の全てです。この道場マッチの機会を与えていただいたことで、これから素晴らしい選手がここから生まれていきますので、皆さん応援よろしくお願いします!
次回7月29日の後楽園ホール大会では女性版タイガーマスクが出ます。皆さんに保証します。素晴らしい選手です。私が練習を見て、ジャガーさんがそれに付け加えて練習を付けていただいています。私が次回の練習に来たときには、すごく満足しています。すごいコーチングぶりです。そのタイガーマスクがまた出てきますので、皆さん温かい気持ちで彼女を応援してあげてください。これから始まる道場マッチは定期的に行われていきます。選手を育てるための試合でもありますが、選手がこの試合を経て本当に強い選手になっていく、プロレスのために発展していくための選手になる。この機会を是非ご覧になって、選手の成長ぶりを見てください。
私が新日本プロレスでデビューしたときに、プロレスの練習は一切しませんでした。最初の1年間というのはセメントの練習だけで、プロレスのなんたるかは全く分からなくて、1年間過ごして、そして『デビューしろ』と言われて、魁さん……北沢さん(※魁勝司。本名は北沢幹之)という選手とデビュー戦をして、そのときにすでにドロップキックもやってたし、スゴい試合、いい試合をやっていまして、多くの人に褒められました。その後、2年間で60戦やりますけども、ずーっと負け続け、しかしいい試合ばっかり行ってきた。そういう評判が出てきて、実力も上がってきて、そしてメキシコに行く。タイガーマスクの原点がすべて道場にあったということを皆さんおわかりください。道場マッチ、これから皆さんの期待ともに、私の希望ともに、これからプロレスの火をなくさないために、そしてタイガーマスク後援会の応援により大きな仕事が出来ることを喜びたいと思います。タイガーマスク後援会、ありがとうございます。必ずマトモないい試合をするレスラーを産んで、素晴らしい試合を皆さんにお届けできることが誇りであり喜びであります。是非皆さん、応援の程よろしくお願いします。ありがとうございました」
第3試合
ジャガーはうやうやしく握手を求める薮下に対してはCRYSISの仲間として握手で返すものの、倉垣の握手は拒否。
永島と藪下でゴングが鳴り、両者じりじりと距離を詰めながら手4つで組み合おうとするが、薮下の背後からジャガーがパイプイスで殴りかかり、何度も頭を殴打してから永島とともに2人でイス攻撃を連打しダブルブレーンバスター。さらに薮下をロープにくくりつけて2人で顔面を踏みつけていくという荒々しい立ち上がり。
永島はさらにイス攻撃を狙い、薮下がイスを奪い取ろうとすると素早くイスを開き薮下の指をバチンと挟む機転を見せ、指へのフットスタンプからサミングを見舞っていくが、レフェリーに引き剥されるとジャガーへタッチ。
ジャガーは薮下をロープに振ってバックエルボーで倒してから逆エビ固め。薮下がロープに逃れようとすると弓矢固めで吊り上げ、ロープに顔面をこすりつけてから執拗な顔面かきむしり。薮下が倒れ込むと無理やり引き起こして卍固め。
永島に代わると、永島が開脚式フェイスクラッシャー。さらにロープに飛ぶが、薮下もお返しの開脚式フェイスクラッシャーで反撃し、倉垣にタッチ。倉垣が突っ込んでいくと永島が飛びついて前方回転エビ固めで切り返し、ジャガーにタッチ。
ジャガーと永島は2人で倉垣をコーナーに振ってトレイン攻撃を狙うが、倉垣は2人とも順にラリアットでなぎ倒していき、2人をコーナーに重ねて串刺しラリアット。さらにジャガーへもう一発串刺しラリアットを狙うが、ジャガーが頭頂部への踵落としで迎撃。しかし倉垣は怯まず組み付いて変形バックドロップ。そのまま体固めへと入るが、ジャガーは驚異的な背筋力でブリッジしながら起き上がり、組み付いて卍固め。しかし倉垣はその怪力で強引にクラッチを切ってブレーンバスターで叩きつけ、ダイビングボディプレス。さらにファルコンアローを狙っていくが、持ち上げられたジャガーが空中で組付き十字架固め。倉垣がキックアウトするとジャガークラッチで追撃し、永島にタッチ。
永島は倉垣にフェイスクラッシャーから顔面へのブートを連打しバックを取っていくが、倉垣はクラッチを切って変形の背負投で前に放り捨てる。さらに倉垣がメタル・ウイングを狙っていくが、永島が着地してコルバタ式のDDTで突き刺し、さらにダイビングダブルフットスタンプを発射も、薮下が助けに入って束ねた帯で殴打。さらにジャガーにも帯攻撃を見舞って2人をコーナーに重ねると、倉垣が2人まとめてアルゼンチン・バックブリーカー。さらに両脇にそれぞれ1人ずつ抱えて2人同時にバックドロップを見舞う怪力を見せ、永島に倒れ込みラリアットで追撃して薮下にタッチ。
薮下は永島の顔面に低空ドロップキックから脇固め。これをジャガーが救出すると永島がロープに飛ぶが、薮下は飛びつき式腕十字でカウンター。これもジャガーがカットすると永島がバックドロップで叩きつけ、ロープに飛んで前方回転エビ固め、ウラカン・ラナと身軽さを生かしてブリザードスープレックスのように反り投げて頭から落とす裏投げ。倉垣がいても立ってもいられず救出に入ると永島はジャガーにタッチ。
ジャガーは倉垣をイス攻撃で撃退。さらにジャガー&永島が2人で同時のイス攻撃から薮下をイスに座らせた上でダブルのビッグブート。ジャガーがパイルドライバーの体勢に入ると倉垣がラリアットで豪快にカットし、薮下がジャガーへノーザンライト・スープレックス・ホールド。ジャガーは1vs2の状況でも怯まず打撃連打で2人を倒して重ね、その上から前方回転式ギロチンドロップ。
ジャガーはロープに飛ぶが、薮下は払腰でカウンターし、そのまま腕を離さず腕十字。これを永島にカットされるとロープを使ったぶら下がり式腕十字に捕らえるも、技の体制に入った瞬間に永島がカット。永島が薮下をコーナーに上げるとジャガーが雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、永島がダイビングダブルフットスタンプで追撃。さらにジャガーがツームストンパイルドライバーで突き刺し、決着かと思われたが倉垣がギリギリでカット。
倉垣がジャガーにトラースキックを放ってアシストすると、薮下が永島を振り切り、飛びつき式腕十字のフェイントから入る回転エビ固めも、キックアウトしたジャガーが素早くバックを取ってジャーマン・スープレックス。バックを取り返して粘る薮下をサムソンクラッチで丸め込んで3カウント。
第4試合
スーパーと伊藤の対面でゴングが鳴ると、両者アップライトで構えながら小刻みなステップで距離を詰め、伊藤が足を刈ってレッグロックもスーパーは即座にロープブレイク。
再び向き合うとスーパーが掌底連打からのハイキックも、伊藤がガードしてから素早く足を取りヒザ十字。これもスーパーがロープを掴んでブレイクすると、スーパーが伊藤のタックルを切ってチキンウイングアームロック。伊藤もローリングしながら体位を入れ替えて腕十字を狙うも、スーパーが体を起こしてアキレス腱固め。伊藤もアキレス腱固めで取り返しスタンドでのアキレス腱固めから膝裏へのローキック。スーパーをチンロックに捕らえながら阿部にタッチすると、阿部がPKを叩き込む。
スーパーと阿部はエルボーで打ち合っていき、打ち勝ったスーパーがハイキックを発射。阿部が敢えて前に出て当たりを浅くするも、スーパーは即座にニーバッドで追撃。間下にタッチ。
間下は阿部にミドルキック合戦を要求し、2人がバチバチと蹴り合っていく。阿部が首投げからサッカーボールキックを見舞うと、間下も顔面へのビンタからサッカーボールキックでお返し。スーパーにタッチ。
スーパーは阿部へビクトル式ヒザ十字も、阿部が這っていってロープに噛み付いてブレイク。スーパーは阿部の起き上がり際にローキックを連打していくが、阿部が耐えに耐えた上でキャッチして刈り倒し、スピニング・レッグロック。手を伸ばして伊藤にタッチ。
伊藤は阿部とともにスーパーへダブルレッグスプレッドを見舞ってからフェイスロックで絞り上げていくが、スーパーが立ち上がって首投げで切り返しサッカーボールキック。間下にタッチ。
間下はショルダータックル、ボディスラムからロープに飛んでフロントハイキックを発射も、伊藤がキャッチしてアンクルロック。間下が暴れると逆片エビ固めに切り替えていき、間下がロープブレイクするや否やリング中央に引き戻してアキレス腱固めも、スーパーがカット。伊藤は間下のヒザへのニードロップからヒザ裏へのローキックを見舞い、阿部にタッチ。
阿部が間下の頭にグーパンチを叩き込むと、間下も怒りのグーパンチで反撃し、ボディスラムからスリーパーホールドに捕らえながらスーパーにタッチ。
再びスーパーと阿部のエルボーの打ち合いとなり、阿部がソバットからのドロップキックで制するものの、スーパーは強烈なアッパーカットからローリング・ソバット。間下にタッチ。
間下はミドルキックの猛連打からSTOで叩きつけ、コーナーに振って串刺しブートを狙うが、これをかわした阿部が回転浄土宗を叩き込み、伊藤にタッチ。
伊藤はローキック、ミドルキックを織り交ぜた連打を見舞い、間下のガードをニーリフトで吹き飛ばした上でハイキック。倒れず踏ん張った間下へショルダーネックブリーカーを見舞うと阿部を呼び込んでトレイン攻撃を浴びせ、伊藤が追撃の裏投げ。さらにロープに飛ぶが、間下がビッグブートで止めて無双で叩きつけ、スーパーにタッチ。
スーパーは強烈な左ミドルキック連打でコーナーに追い込んで串刺しジャンピングニー。さらにネックスクリューから伊藤にエルボー合戦を挑み、正面からゴツゴツと打ち合っていく。伊藤はスーパーのハイキックをかわしてジャーマン・スープレックス・ホールドも、スーパーはクラッチを切りながら腕を取りチキンウイングアームロック。さらにチキンウイングフェイスロックへと切り替えようとするが、阿部が背後からサッカーボールキックを叩き込んで豪快なカット。間下がランニングニーで阿部を排除すると、スーパーはローリング・ソバット、エルボースマッシュでかち上げてからのハイキックと畳み掛け、すかさず間下がシャイニング・ウィザードで追撃。スーパーはツームストンパイルドライバーからタイガースープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。
試合後、間下と阿部は額を突き合わせて睨み合い、スーパーと伊藤は握手を交わすものの伊藤がビンタを見舞うとスーパーもビンタで返して睨み合い、互いに指を1本突き立てて再戦を誓いあった。
スーパー「皆さん、本日はお足元の悪い中こちらまでご来場いただきまして誠にありがとうございます!我々はタイガーマスク40周年、それをまた1つの区切りに、我々はまた新たな段階、ここディアナ道場から月1で我々の闘いをまた積み重ねていきます。その中でも、女子プロレス団体・ディアナさんとしっかり協力してタッグを組んで、プロレス界をまだまだ!まだまだ盛り上げていきますので、これからも応援よろしくお願いします!そして次は、本戦!7月29日、後楽園ホール!しっかりと、しっかりと!闘いますので、また熱い声援よろしくお願いします!今日はありがとうございました!」
<試合後コメント>
スーパー・タイガー&間下隼人
――初の道場マッチを終えていかがですか
スーパー「いつもの後楽園ホールとはまた違う高みがいっぱい詰まった、この狭い空間でいつもよりずっとテンポもずっと早い連携が出たかな。また1つ気付きを得て後楽園ホール大会を迎えられます」
間下「ようやくスーパー・タイガーの横に並べるようになってきている自分自身、強くなってきているしスキルも上がっているのかなと思います。僕はベルトを落としましたけど、ベルトは1個だけじゃないので。こっから自分らしく、もうちょっと毒があっても、狂気があってもいいんじゃないかなという欲が出てきたので。目標はここ(※スーパー・タイガーの持つレジェンド王座のベルトを指して)ですから。チームはチームですけど」
――佐山さんは「若手時代の道場生活がすべての原点だ」と仰っていました。形は違いますが、道場マッチのシリーズが始まったことについてはいかがですか
スーパー「ここがまた気付きの場というか、後楽園の本戦に向けての学びが深くなっていると思います。これがあってまた次の伸びが大きいものになると思います」
――タイガーマスク40周年の今年は団体にとっても個人にとっても勝負の年だと思います
スーパー「そうですね。これを機にまた私がしっかりと引っ張っていって、安心して見てもらえるように。まだ、まだまだ。また1つ学びがありました。また道場マッチではいろんな選手と闘って吸収していきたいです」
間下「そうですね」
――先程、間下選手からレジェンド王座のベルトを目指したいという言葉もありました
スーパー「もう頼もしいというか、うかうかしていられないと思います。闘っている中でも、後ろから狙われている。視線を感じるので。挟み撃ちにならないように頑張っていきたいと思います」