小橋建太が小橋太っ太の引退試合にサプライズ登場!秋山準&丸藤正道も来場し、丸藤がまさかの引退試合の相手に!?

30日、新宿FACEにて『元祖 どないや PRESENTS西口プロレス 小橋太っ太 引退記念試合~グッバイ!遅れた青春の握り拳~』が開催。小橋太っ太(こばしふとった)がプロレス生活を引退した。
太っ太は昭和54年4月8日生まれの46歳。九州の熊本で生まれ、大阪で活動をしていたが30歳で上京。そこから小橋建太さんのモノマネを始め、2012年に西口プロレスデビュー。大きな怪我はなかったものの、膝のダメージは蓄積し歩くのが困難になることも。2018年4月に行われた【王者】焙煎たがいvs【挑戦者】小橋太っ太の試合で西口プロレスヘビー級王座を初戴冠し、この試合が自身の中で一番思い出深い試合だという。13年のプロレス生活中に2度の離婚を経て、実家に帰る事になりこの日の引退が決まった。

前回大会でメンズストリッパーでもあるカジケイがリングへ現れ引退試合の対戦相手に立候補。太っ太は「後輩のお前がそうやって名乗りを上げる、なかなかやるじゃないか」と試合を受ける事に。
試合前にはザ・グレート・カブキさんからのビデオメッセージが太っ太に贈られ、ザ・リーブがこの試合のスポンサーに。さらに立会人として丸藤正道がリングに登場し花束贈呈。
拳玉、ミニ沢光晴、中邑珍輔ら西口メンバーに見守られる中感無量な状態で試合が始まるも、カジケイは容赦なく膝を攻め立てていく。だが太っ太はギロチンドロップやハーフネルソン・スープレックスで反撃し、ケンタッキーボムで叩きつけると最後は安全式バーニングハンマーから改めてリストクラッチ・バーニングハンマーで叩きつけ3カウントを奪った。

試合を終えた太っ太がマイクを持ち「今日はみんなほんとにどうもありがとう。カジ選手、今日はほんとにありがとう。お前とシングルできてよかったよ。西口を頼むぞこれから。皆さんもう少しだけ自分に時間くれますか?もう一人闘いたい人がいます。丸藤正道。丸さん、俺と闘ってくれ丸さん!」と叫ぶと、HYSTERICが鳴り響き、立会人として来場していたはずの丸藤がコスチューム姿でリングに登場。
そのままシングルマッチが始まり、ショルダータックルのぶつかりあいでは太っ太が打ち勝ちマシンガンチョップを叩き込む。そのままチョップの打ち合いになると太っ太の胸は真っ赤に染まり、意地で打ち返してくる太っ太に丸藤はトラースキックからフックキック。さらに虎王を突き刺しフォールするも、2で髪を掴んで引き起こし、不知火を狙うがレフェリーが割って入り試合を止めた。
ぐったりとした太っ太は「丸藤選手、プロレスリングノアの皆さん本当にありがとうございます。じゃあ復帰戦の告知だけ」と息も絶え絶えにボケを挟むが、すかさず丸藤が「復帰戦の相手俺だぞ」と突っ込むと、太っ太は「このまま引退します」と苦笑。

そこへ秋山準が花束を持って登場し「お疲れ様でした。無事にリング降りれて良かったです。熊本帰っても頑張ってください」と激励する。
さらにサプライズで小橋建太さんが登場すると、太っ太はリングに入ってくる姿を見て大号泣。
小橋さんは「太っ太、芸歴27年本当にお疲れさまでした。27年の中で半分ぐらいは小橋太っ太をやってくれたと思います。ほんとにやってくれたことほんとに嬉しく思います。ありがとう。これから次の青春に向かって走ること、ほんとに応援しています。これからも頑張ってください」と握手し、太っ太の要求でまさかのチョップの応酬を行い会場は大歓声。
最後は太っ太が突然師匠と呼び始めた小橋とともに拳を握り「いくぞー!オー!」で最後を飾った。
なお本大会に暴走系ゆるキャラのちいたんが観戦に訪れ、観戦態度が悪い事に腹を立てたアントニオ小猪木と因縁が勃発。次回10月28日新宿FACE大会で試合が決定し、この試合を特別レフェリーとして長州小力が裁くこととなった。
