【試合詳細】9・28 大阪プロレス大会 大阪プロレスアゼリア大正大会 【天王山2025】三原一晃vs松房龍哉 タイガースマスク&佐野蒼嵐&入江茂弘&クワイエット・ストーム vsゴリアテ&大瀬良泰貴&浅川紫悠&TiiiDA

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『コスメフェリーチェ株式会社presents「天王山2025」準決勝・優勝決定戦』
日程:2025年9月28日(日)
開始:13:00
会場:大阪・アゼリア大正ホール
観衆:345名(超満員札止め)

▼天王山2025準決勝戦 30分1本勝負
●アルティメット・スパイダーJr
13分16秒 エビルベアーボム→エビ固め
○三原一晃
※三原一晃が優勝決定戦進出

▼天王山2025準決勝戦 30分1本勝負
○松房龍哉
10分34秒 龍蟠虎踞→エビ固め
●TORU
※松房龍哉が優勝決定戦進出

▼バトルロイヤル 30分勝負
○タコヤキーダー
9分43秒 ダイビングエルボードロップ→片エビ固め
●えべっさん

※退場順
①ビリーケン・キッド
②手塚基伸
③くいしんぼう仮面
④スペル・デルフィン/ツバサ
⑤大坂丈一郎
⑥ザ・ボディガー

▼8人タッグマッチ30分1本勝負
[正規軍]タイガースマスク/○佐野蒼嵐/入江茂弘/クワイエット・ストーム
12分56秒 無双→片エビ固め
[Rogue nation]ゴリアテ/大瀬良泰貴/●浅川紫悠/TiiiDA

▼天王山2025優勝決定戦 時間無制限1本勝負
●三原一晃
22分50秒 龍胆
○松房龍哉
※天王山2025優勝は松房龍哉。

天王山2025は松房がトーナメントに勝利し獲得!正規軍がローグネイションを下し8人タッグで勝利!

第1試合

 準決勝第一試合は若手時代から幾度となく闘ってきた両者によるスパイダーと三原の脂が乗った者同士による公式戦からスタート。どん底から這い上がってきたスパイダーのテクニックか?それとも大阪マットで久々に勲章が欲しい飢えた荒熊三原のパワーか?小細工なしに真正面から組み合うも力では三原が有利。ペース握った三原がパワーにものを言わせて攻め立てる。規格外のパワーにさすがのスパイダーも防戦一方だったが虎視眈々とチャンスを伺い、一瞬の隙を突いて決死のトぺコンを合図に反撃開始。大きく咆哮し自らに気合を入れたスパイダーは豪快なミサイルキックからスパイダーピストルそしてアメイジングカッターからソバットと畳みかける。スパイダーは勝負をかけコーナー最上段に登るも息を吹き返した三原もコーナーに駆け上がり雪崩式ブレーンバスターで投げ返す。続いて刀狩を狙うがスパイダーは必死にエスケープ。この辺りからは一進一退の攻防になり、三原がコーナーポストにスパイダーをラストライドで叩きつける荒業を見せる。しかしメガトンラリアットを狙った所を丸め込みで返すスパイダーだったがメガトンラリアットを喰らってしまい万事休す。最後は三原の必殺エビルベアーボムに轟沈。三原が力でスパイダーをねじ伏せ決勝進出を決めた。

第2試合

 準決勝第2試合は一戦一戦着実に勝ち上がってきた松房がローグネイション首領TORUと対峙する注目の公式戦。自らをミスター天王山とうそぶくTORUは意気込む松房の入場時に背後から襲うまさかの奇襲で松房の神経を逆なでする。怒りの松房が怒涛の反撃に出るがTORUを全てを見越したようにはやる松房に急所撃ちを見せ、エプロン上でのDDTなどでペースを渡さない知能犯ぶりを見せる。場外カウント17で辛うじて生還した松房に今度はTORUが得意技のオンパレードで勝負を決めにかかる。TORUのカバーを返すのが精一杯のピンチが続く松房だが起死回生のジョン・ウーから膝を叩き込み形勢逆転。我龍天睛から変形三角締めから鳳飛龍舞は壮絶な自爆。勝負の行方がわからなくなる。互いにエルボーを打ち合う意地の張り合いに打ち勝った松房が得意のフライングフォーアームを狙った所を膝で迎撃してからは両者の必殺技を惜しみなく出そうとする目まぐるしい展開に。事あるごとにレフェリーの死角を突いて急所撃ちを狙うTORUに強烈な膝を叩き込んでから毒人教場からの龍蟠虎距と繋ぎ一気に丸め込み、まさかの劇的勝利で曲者TORUを下し決勝進出を手に入れた。

第3試合

 大阪プロレスを象徴するごちゃ混ぜ文化を体現したお腹一杯のバトルロイヤル。総合格闘技出身の手塚はバトルロイヤル初体験。丈一郎とくいしんぼう仮面が大阪プロレスの真髄を手塚に教え込もうとするが手塚は良い意味で空気を読めない応戦でしっかり順応し場内大爆笑を巻き起こす。大見得を切ったビリーの背後から手塚が締め落とし脱落者第1号、続いて5人がかりの関節技で手塚がギブアップで脱落、くいしんぼう仮面のケブラーダから勝ちを狙ったがデルフィンクラッチで脱落。
回転エビの応酬でデルフィンとツバサが相次いで脱落し残るは4人。えびすボトムで丈一郎も脱落。えべっさんとタコヤキーダーがボディガーを挑発して上着を脱がそうとしてから騙し討ちでボディガー脱落。えべっさんとタコヤキーダーの一騎打ち状態から最後は至近距離からのこじんまりとしたダイビングエルボードロップでタコヤキーダーが見事優勝を果たした。

 試合後マイクを持ったタコヤキーダーが大阪名物のベルト挑戦を表明、世界一のえべっさんは幾度の勘違いを経てすったもんだの末、12/7エクスカリバーでの名物戦の開催が決定的となった。

第4試合

 正規軍とローグネイションによる8人タッグマッチ。全員が天王山敗退したとあって今後の大阪プロレスマットを違う形で主導権を握ろうとする為、激戦必至。ローグネイションはお得意の奇襲から両軍が激しくぶつかり合いド派手な場外乱闘で場内大ブーイングに包まれる。リング上に戻ってもローグネイションのペースは変わらず。観客に悪態を突きながらタイガースに集中砲火を浴びせる。窮地が続いたタイガースからストームに交代すると一人で4人をまとめて相手にする獅子奮迅の大暴れで場内大興奮。そこからは両軍が入り乱れる混戦模様から最後は佐野と浅川の対決となったが最後はタイガースのアシストを得て佐野が浅川に完璧な無双を決め劇的勝利。

 試合後、マイクを握った佐野は「天王山でゴリアテ、そして今日浅川から勝ったぞ。このままお前らに年を越させるわけにはいかんのじゃ。エクスカリバーで俺と戦え!タイガースさんとのコンビで挑戦させろ!」と突然のタッグ王座挑戦をぶち上げた。

第5試合

 激闘を繰り広げてきた今年で19回目となる天王山もいよいよ大詰め。優勝決定戦に駒を進めたのは三原と松房。どちらが勝っても天王山初優勝となる。悲願の初制覇という偉業に向けて両者とも気合十分の表情で対峙する。共に2試合目とは感じさせない全力ファイトで試合を進めるなか、松房が先制の三角飛びプランチャでペースを握る。リングに戻ろうとする三原を膝で叩き落とし追撃、返す刀で我龍天睛と攻撃の手を止めない。タフネスさで売る三原も苦しい展開が続く。しかし三原も準決勝に続きコーナーポストにラストライドで叩きつける荒業で猛反撃開始。一気に形勢を逆転させた三原は重い打撃で松房を追い込んでいく。ここからは三原の独壇場となり刀狩を狙うが松房を執念でエスケープ。えげつない打撃で松房の闘志を折ろうとする三原だが松房も必死に食い下がり3カウントを許さない。得意のフライングフォーアームをヒットさせ息を吹き返した松房が得意の膝を使って反撃に出る。三原は序盤のダメージが尾を引いたか動きが止まり、松房の猛攻を浴びてしまう。試合の主導権を握った松房だったが三原も悲願の初優勝に向け執念で立ち上がり激しい消耗戦に。フライングソーセージを辛うじて返した松房に刀狩もエスケープ。膝とラリアットの打ち合い合戦から両者ダウン状態に。三原が清水からメガトンラリアットを狙った所を毒人教場で丸め返し、逆に膝からの鳳飛龍舞松房の複合関節技を辛うじてエスケープした三原だったが渾身の龍牙を凌いで強烈なメガトンラリアットで反撃。とどめを狙ったエビルベアーボムを空中で返して龍胆で締め落とし悲願の初優勝を飾った。

<試合後>
精魂尽き果てた姿で優勝トロフィーと認定書を授かった後に立つのがやっとの状態にもかかわらずマイクを握り、「勝ったぞ」と勝利の余韻に浸り「今日決勝を戦った三原さんは2020年デビュー戦を務めてくれた方です。あの頃はコロナ禍で声も出せない、観客も少ない散々な印象で歯もたたずボコボコにされました。5年たって子供のころから夢に見た大阪プロレスのリングで天王山に出て三原さんと決勝戦が出来たことを嬉しく思います。またやりましょう」と三原に感謝の意を表した。「今年一番大阪で強いのは俺や。ここで止まれないよな、ヒーローの使命を果たそうか」と王者TORUを呼び込み、「俺はこの団体のてっぺんを獲った。もう一つのてっぺん、大阪プロレス王座に挑戦を表明させてもらう。エクスカリバーで挑戦させろ!」と熱い思いをぶつけた。TORUは「遅いくらいや、待ってたよ。エクスカリバーのリングで待ってるぞ!」と挑戦を承諾し年末最大のビッグマッチで両者によるタイトルマッチの開催が濃厚となった。「この団体のヒーローは俺や!」と最後は頼もしく発し、激動の天王山を見事に締めた。

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