「大谷選手が二刀流、社長とレスラーも棚橋流の二刀流」新社長となった棚橋弘至が1・4東京ドームで新王者へ!

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 1月4日、東京ドームにて新日本プロレス『ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム』が開催。第2試合ではザック・セイバーJr.が持つNJPW WORLD認定TV選手権に棚橋弘至が挑戦した。

 NJPW WORLD認定TV王座とは、長年新日本プロレスを中継してきたテレビ朝日の提案によって企画され、『テレビ朝日とのパートナーシップを象徴する王座』として2020年10月に創設されたベルト。
 タイトルマッチは15分1本勝負のシングルマッチにて行い、若手にもチャンスを与えるベルトであること、これまでタイトルマッチをあまり行ってこなかった地方大会でのマッチメイクを中心に考えていくプランが語られていた。
 しかし初代王者のザックが現在まで16度の防衛を続けており、絶対王者は新たな挑戦者として新日本プロレス新社長となった棚橋を指名。
 前日会見で棚橋は「やる前に負けること考えるバカがいるかよ」と猪木語録で観客を沸かせると、ザックは「シャチョーアケマシテオメデトウゴザイマス」と丁寧にお辞儀し「勝利して自分が総理大臣になって新日本プロレスを率いていくことになると思うがどうでしょう?」と問いかけるが、棚橋は「はい」とだけ答えて調印書にサインした。


 試合が始まるとザックが変幻自在の関節地獄で捕らえるが、棚橋がツイスト・アンド・シャウト連発からスリングブレイド。すかさずスタンディング・ハイフライフローからハイフライフローを投下し短期決着を狙うも、ザックが剣山で迎撃しヨーロピアンクラッチも2。
 グラウンドではザックが流れるように関節を痛めつけ、スタンドに戻るとオクトパスホールドの応酬からザックがドラゴンスクリューを切り返してのネックツイスト連発。トドメのザックドライバーを切り返した棚橋と丸め込みのシーソーゲームとなるが、これを棚橋が制して3カウントを奪った。

 東京ドームのファンに社長就任を改めて報告した棚橋は「リングから見たところ、本当に多くのお客様が来てくれて嬉しかった。僕としては“レスラー・棚橋”は世界ヘビーのベルトを目指す、G1優勝を目指す、選手としての高みをもう一度見る。そして社長としては、コロナ禍以前の観客の熱狂。今日も凄かったですけども、まだ安心していろんなことに参加できないという状況もあると思いますので、これからそういった部分を、少しずつ社長としての手腕を振るっていきたいなと。今ね、大谷選手が二刀流、社長とレスラー、これも棚橋流の二刀流。いろんなところで無理が生じてくるんじゃないかと思われるかもしれないですけど、大丈夫。棚橋は疲れないから。これから2024年、新日本プロレスの事務所の壁には、社訓として『疲れない』がプラスされますので。もう俺のレスラーとしての夢になりつつあるけど、世界ヘビー。2度挑戦したけど届かなかった。この俺がトップを目指す限り、まだまだ棚橋に引退はないから安心して」とファンへメッセージを送った。

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