エル・デスペラード×スターライト・キッド本人着用マスクがオークションへ!売上はガンと首の負傷で治療中の仲間へ寄付
17日、エディオンアリーナ大阪で新日本プロレス×STARDOM合同興行『Historic X-over II』が開催。メインイベントでは舞華&ザック・セイバーJr.vsスターライト・キッド&エル・デスペラードが行われた。
デスペラードは今年7月に左ヒザの半月板を損傷していたことを発表し、「魂が震えるような感情を爆発させるためには、自分が万全じゃないといけない」と治療のため欠場へ。欠場期間中には舞台『戦隊大失格』で俳優デビューし、新たな世界で刺激を受けてきた。
この日4ヶ月ぶりに試合復帰となるが、対するは今年のG1 CLIMAX覇者のザック・セイバーJr.と、5★STAR GP覇者の舞華。夏を制した2人に対抗するため、ベストパートナーであるスターライト・キッドとのタッグで挑むことに。
試合が始まるとザックが関節技でデスペラードの左ヒザに狙いをつけるも、抜けたデスペラードがキッドとともに舞華にコンビネーションドロップキックから、ザックへダブルのマフラーホールドと“異性へ攻撃禁止”ルールを無視した連携攻撃を見せ会場を沸かせる。
だが舞華もデスペラードを滞空時間の長いブレーンバスターで突き刺し、キッドのスター・スープレックスを切り返してラリアットからブレーンバスター連発。これをカットしたデスペラードが舞華にニークラッシャーからザックをストレッチマフラーで捕らえ、キッドも舞華を黒虎脚殺に捕らえる兄妹連携。
逃れたザックがキッドのエルボーとビンタの連打を受け切ると投げ捨てブロックバスターから舞華がラリアットを叩き込み、デスペラードにもローリングラリアットを叩き込んで迎撃。ザックがデスペラードをザックドライバーで突き刺し、舞華がキッドにみちのくドライバーIIの共演を見せ、舞華はさらにセイバー・ドライバー(=旋回式みちのくドライバーII)で突き刺し3カウントを奪った。
勝利した舞華とザックは次回の合同興行開催を願って飲みにいくことに。
キッドとデスペラードは“異性へ攻撃禁止”ルールの撤廃を求め、「『X-over』にとどまらずもっともっと私たちに見せられることを見せていきたい」と別興行でのタッグ結成も希望する。
最後に、この日デスペラードが着用して試合したキッド×デスペラードのマスクをオークションに出し、癌の治療で欠場中のエル・ファンタズモと首の負傷で欠場に入ったクリス・ベイの治療費に全額寄付する事を発表した。