「今年の岩谷麻優、このベルトの価値上げましたよね!?」1・4東京ドームで岩谷麻優vsAZMのIWGP女子王座戦が決定!
17日、エディオンアリーナ大阪で新日本プロレス×STARDOM合同興行『Historic X-over II』が開催。セミファイナルでは岩谷麻優の持つIWGP女子王座に渡辺桃が挑戦した。
2022年の『Historic X-over』で初代IWGP女子王座戦が行われ、岩谷麻優を倒しKAIRIが初代王者へ。第2代王者にメルセデス・モネが君臨したが、昨年4月に岩谷が奪取するとトニー・ストーム、Sareee、藤本つかさなど錚々たる相手と7度の防衛戦を繰り広げてきた。
今回挑戦することになった渡辺は、試合前日にデビュー10周年を迎えるスターダム生え抜きの選手。「この10年間は岩谷麻優を倒すためにやってきたと思っているから。岩谷麻優から獲って、10周年、いい思い出で終わらせず、こっから私のプロレス人生始まると思ってるから、楽しみにしといて」と現在ヒールユニット「H,A.T.E.」で暴れまわっているとは思えない真面目なコメントで試合への思いを語っていた。
渡辺はメイクはヒールモードだが、コスチュームはかつてのトゥルーハート時代を彷彿とさせる白で登場。
だがH.A.T.E.が試合に介入してタイトルマッチを壊していく。これを迎撃した岩谷が容赦なく蹴りつけていくが、蹴りなら負けじと渡辺も連打。さらにエプロンへのBドライバーで突き刺すも、岩谷もエプロンへのジャーマンと互角の勝負を見せる。
岩谷が串刺しバカタレニーを顔面に突き刺し、ミサイルキックからフロッグスプラッシュを投下しフォール。これを返した渡辺が裏投げから蒼魔刀を突き刺しダイビング蒼魔刀と怒涛の攻めを見せるも、岩谷は雪崩式フランケンからトラース、バズソー、トラースと叩き込みドラゴンスープレックス。ダメ押しのムーンサルトは避けられたものの、蒼魔刀をツームストンパイルドライバーで迎撃し再度ムーンサルトを投下。
レフェリーのカウントを吏南が妨害し、渡辺がハイキックからバットを持ち出すが、これを投げ捨ててバズソーキック。さらに腕を掴んでの起き上がりこぼし式サッカーボールキック連打からコーナーに逆さ吊りにして顔面へのサッカーボールキック。さらにテキーラサンライズから顔面を蹴り上げフォールも2。
ダメ押しのピーチ・サンライズも岩谷は返し、岩谷はフブキラナからバズソーキック、ならばと渡辺はピーチサンダー。これも返した岩谷が二段式ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを奪った。
勝利した岩谷が「この試合勝ったら言いたいことがあった。今年の1・4、出れなくてすっげぇ悔しかった。すごい見下されてるような気がした。でも、今日で8度目の防衛成功。来年の1・4は!このベルトを賭けて試合がしたいです!今年の岩谷麻優、このベルトの価値上げましたよね!?1・4東京ドーム出る資格ありますよね?」と叫ぶ。
するとAZMがリングに上がり挑戦者に名乗りを上げると、岩谷は「逆指名しようと思ったのに、言われる前に出てきちゃった。AZM、随分とお待たせしました。AZMちゃんではなく、AZMと、このベルトをかけて1・4やりたいです」と握手した。
その場でスターダムの岡田社長が承認し、1・4でのIWGP女子王座戦が決定。試合順がどのようになるのか注目だ。