「お前らと一緒にやってたころの鈴季すずはいねーんだよ」鈴季すずとプロミネンスの因縁抗争は入場式から乱闘スタートもフルタイムドロー!

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 15日、東京都・大田区総合体育館にてスターダム『第13回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ開幕戦~』が開催。鈴季すず&星来芽依vs世羅りさ&柊くるみの因縁戦はフルタイムドローに終わった。

 すずは2021年末に生まれ育ったアイスリボンを飛び出して世羅りさらと【プロミネンス】を結成。自身の信頼を裏切る形でスターダムに移籍したジュリアを追ってプロミネンス全員で乗り込みドロドロの抗争を展開してきた。
 最初こそスターダムファンに拒絶されていたプロミネンスであったが、すずとジュリアのエモーショナルな闘いやハイクオリティな試合を展開して徐々に支持を獲得。今年3月の6人タッグリーグでプロミネンスが優勝を果たした際には外敵に栄冠を奪われたにも関わらず大歓声が贈られるなど、今のスターダムに必要不可欠な存在となりつつある。

 すずは今年4月にプロミネンスを離脱し、その後はスターダムへ入団。ユニットを超えた世代間闘争をぶち上げ、今年9月には5★STAR GPで優勝を果たすなど団体の中心に躍り出た。

 そんなすずだが、今年9月の『ドリーム・タッグ・フェスティバル 2023』でジュリアと一夜限りの夢のタッグを結成した際には古巣の世羅りさ&柊くるみから襲撃を受けた。
世羅は「お前の抜けちゃった牙を私たちプロミネンスが外敵としてもう1回生やさせてやる」と宣戦布告し、タッグリーグですずを葬り去ることを宣言した。

 そんな中で迎えたタッグリーグ、すずは同じくスターダムのニューフェイスである星来芽依と【CRAZY STAR】を結成してエントリー。開幕戦でいきなり世羅&くるみと対戦することに。


 この日は毎年恒例の全チーム入場式が行われたが、全選手入場後に世羅とくるみがすずをリングに投げ入れボコボコに。世羅が「逃げねーよなすず?」と問えばすずも「逃げるわけねーだろ!やってやるよ!」と即応戦の構えを見せ、そのまま試合に突入。
 すずと星来はスピードを活かしたコンビネーションでくるみに集中攻撃をかけるが、女子プロレス界屈指のタフネスを持つくるみを沈めるには至らず。世羅&くるみの息ピッタリの連携も冴え渡り一気に逆転を許す。
 リング内外での激しい殴り合いの末に最後はすずとくるみの一騎打ちの構図となり、すずはテキーラショットやジャーマン・スープレックス・ホールド、くるみは人でなしドライバーやインプラントといった大技の応酬を展開。誰もがその先を見たいと思う中で無情にもフルタイムドローを告げるゴングが鳴らされた。

 試合を終えた世羅は、「奇襲を仕掛ければ、ちょっとこっちが確実に勝つんじゃないかって、こっちも色々考えてたわけですけど、やっぱりあっちがこっちを知りすぎてるんだろうなと思った。こっちもアイツの性格は分かってるし、ああやって挑発すれば絶対に受けて立つのはわかってたし。今日の奇襲も失敗しちゃったんで。とりあえずは方向転換。アイツに並ぶには優勝しかない。優勝して、すずと同じ位置に立って、改めてアイツをボコボコにしてやりたいと思います」とこの先互いに無敗のまま勝ち進むことで優勝決定戦での再会を誓う。

 対するすずは「私が一番よくお前らの強さとお前らのしぶとさは分かってんだよ。だけど、もうお前らと一緒にやってたころの鈴季すずはいねーんだよ。ふざけた真似しやがって。お前らよりも高い高い高いところに上り詰めていこうとしてんだよ、こっちは!邪魔してくんじゃねーよ。2度と私の前に現れるなよ」とあえて突き放す発言をしつつも世羅&くるみの実力を評価した。

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