「これでホントに最後なんだろうな」ジュリアとアンドラス宮城(MICHIKO)の約4年ぶりの因縁対決はあっさり終了
15日、東京都・大田区総合体育館にてスターダム『第13回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ開幕戦~』が開催。ジュリアとMICHIKOが因縁のシングルマッチを行った。
このジュリアとMICHIKO(当時はアンドラス宮城)の物語の始まりは、2019年まで遡る。
アイスリボンを電撃退団してスターダムに入団したジュリアは、最初は孤立しながらも激闘を経てスターダムの中で存在感を高めていた。そんな中でジュリアは新ユニット結成を宣言。当時大江戸隊を離れていたアンドラスと行動をともにしていたこともあり、ジュリアの新ユニットには当然アンドラスも加わるものと思われていた。
しかし、2020年1月の静岡大会では当時のタッグ王者であったジャングル叫女&小波と対戦し、手痛い敗戦。その試合後のマイクでジュリアは「お前はサヨナラだよ」と三行半を突きつけスターダムから追放。その後はアンドラスがスターダムに参戦することは無かった。
時が経ち特にアナウンスも無くアンドラスはスターダムHPの選手紹介ページからも削除され、フリーランスを自称するように。古巣のセンダイガールズやアクトレスガールズなどへ参戦しつつ、後にGLEATへ入団。出入りを繰り返し紆余曲折の末に“MICHIKO”となった。
そして今月1日のスターダム後楽園ホール大会では、STRONG女子王座防衛に成功したジュリアをMICHIKOが襲撃し、パイルドライバーでKO。「あのときの恨み、忘れねえからな」とスターダムから追放された恨みを約4年越しにぶつけることを宣言した。
早速実現した両者の因縁のシングルマッチ。バチバチの睨み合いから場外での殴り合いが展開され、ジュリアがテーブルパイルドライバーでMICHIKOを脳天から突き刺したり、MICHIKOがイスの上にジュリアをパイルドライバーで突き刺したりと激しい攻撃が展開される。
しかし、ジュリアの攻撃時には歓声が起きるものの、MICHIKOの攻撃時には散発的なブーイングが起きるのみで多くの観衆は沈黙を選択。そんな中でジュリアがノーザンライト・ボムでMICHIKOを沈めて試合は終わった。
マイクを取ったジュリアが「アンドラス、じゃなくてMICHIKO、久しぶりだな。お前が1人で乗り込んできたことは認めてやるけど、私と、おめーは、見ているところが全く違う。これで、ほんとに、アリーヴェデルチ、さよならだよ」と語りかけると、MICHIKOは「ここで、起きたこと、全て、後悔させてやるぞジュリア~!」と恨み節。静まり返る場内にジュリアが「終わり!」と叫んでその場を収めた。
バックステージに戻ったジュリアは「なんだか去年あたりから色んな再会があるけど、お前が一番何考えてるか分かんなくてやりづらかったよ正直。困らせんなよ、私を!私とアンタは住む世界も目指す場所も何もかもが違う。……これでホントに最後なんだろうな」とぼやく。
対するMICHIKOは「あぁ!あぁ!ジュリア!ジュリア!!ジュリアーーッ!!!ここでやったこと、絶対、必ず、後悔させてやるからな!覚えてろ!」とリング上と同じ恨み節を述べて去っていく。ゆく先々で大体1度は追放されてきたMICHIKOの明日はどっちだ。