「デブとチビ、どっちが強いか」石森太二がKOPW2024戴冠もグレート-O-カーンと因縁激化!
5日、東京都・墨田区総合体育館にて新日本プロレス『NEW YEAR DASH!!』が開催。石森太二が2024年の初代KOPW保持者となった。
KOPWとは、オカダ・カズチカが提唱して創設された新日本プロレスのタイトル。特殊ルールでの闘いを経て勝利した者にタイトルが移り、その年の最後の段階で保持していた選手が覇者となる特殊性を持つため、通常のプロレスの強さとはまた違うプロレス脳が求められる。
ここ最近の東京ドーム大会ではKOPW 4WAYマッチ出場権をかけてのロイヤルランブルが行われており、最期まで生き残った矢野通、YOH、石森太二、グレート-O-カーンがKOPW2024初代保持者決定戦に進出。
オーカーンが「貴様らを処刑するのなんか10分あれば余裕なんだよ」と他3選手を挑発したことから、今大会での試合は『10ミニッツ ラストピンフォールマッチ』で実施。試合時間10分間の中で最後に3カウントを奪った選手が勝利するルールだ。
試合が始まると同時にオーカーンが3選手から袋叩きにされる。
同じCHAOSに属する矢野&YOHが協力して石森へと向かっていくが、光の速さで矢野が裏切ってYOHへ丸め込みでの勝利を狙う。YOHは裏切られた悲しみを胸に矢野へトラースキックを叩き込み3カウントを奪取。
このまま他選手が3カウントを奪わなければYOHが勝利という状況。オーカーンが手負いの矢野を肩固めで消耗させてからエリミネーター。YOHが慌ててカットに来るが、オーカーンがYOHにリストクラッチ式エリミネーターを決めて3カウント。
オーカーンはあと1分50秒で勝利が決まるという余裕からかもう1度YOHを体固めで押さえて無意味な3カウントを奪ってから場外に放り出す。その慢心を突いた石森が背後から迫って急所打ちからのスクールボーイでオーカーンから3カウント。
試合時間は残り1分を切っており、石森は時間稼ぎで全力逃亡。慌てたオーカーンは矢野をリングに放り込んでカバーも、石森がカットして再び場外へ逃亡。ブチ切れたオーカーンが石森を追いかけている内に10分経過。石森が2024年の初代KOPW保持者となった。
石森は新年早々のタイトル獲得を果たし、「デスペと二冠戦でもやろうかな?」と上機嫌でコメント。
しかし、突如現れたオーカーンが石森を襲撃しながら「この泥棒がッ!こうやって盗んだベルトは嬉しいかッ!?盗んだベルトは嬉しいか、オイッ!?腹筋が泣いてるぞ、オイ!器が小せえから、身長も小せえんだよ。レスラー人生終わりだ!」と罵倒。
これを受けた石森は「バーカ、デブ!お前が鈍いから俺に獲られたんだバーカ!デブ!デブ!デーブ!デブ!」と童心を忘れない悪口連打から逃走した。
怒り心頭のオーカーンは「俺もルール考えておくからよ、アイツもなんか考えてんだろ?やるぞ、KOPW、アイツと!デブとチビ、どっちが強いか!?楽しみにしとけよ」と引き続きKOPWを狙っていく野心をむき出しにした。