「三冠ベルトをボンバイエに染める」中嶋勝彦が“過激な仕掛け人”新間寿をセコンドに三冠戦へ!終わりの見えない闘魂継承者戦争に終止符か?
22日、都内某所にて中嶋勝彦と“過激な仕掛け人”新間寿が会食を実施。新間が12月31日に国立代々木競技場第二体育館で行われる三冠ヘビー級王座戦へ臨む中嶋のセコンドに着くことを約束した。
中嶋は2002年にWJプロレスから当時史上最年少であった15歳9ヶ月でプロレスラーデビュー。その後は佐々木健介に師事して健介オフィスおよびダイヤモンド・リングで活動し、2008年からNOAHに参戦。2015年にNOAH所属となってからは2度のGHCヘビー級王座戴冠や史上初のN-1 VICTORY二連覇を達成するなど団体の中核を担う選手となった。
しかし、中嶋は今年9月末を以て突然のNOAH退団。フリーとなってからは全日本プロレスへと殴り込みをかけ、11月には青柳優馬を制して三冠ヘビー級王座を戴冠。12月には大森北斗とともに世界最強タッグ決定リーグ戦優勝を果たすなど全日本で頂点を極めている。
そんな中嶋は、全日本プロレスが12月31日に行う国立代々木競技場第二体育館大会で宮原健斗を相手に三冠王座の初防衛戦を実施することが決定。
宮原とは健介オフィス時代に“色々あった”ようで、互いに別の道を歩みだしてからは不気味なまでに関わらずにいた。しかし、今年2月の武藤敬司引退興行で約10年ぶりにリング上で対峙したことで事態が動き、7月にはNOAHのリングでのシングルマッチが実現。中嶋が全日本に上陸してからは宮原との再戦に熱い注目が集まっていた中での三冠戦決定にプロレス界は大いに沸いている。
フリーとなった中嶋は唐突に“闘魂スタイル”を掲げ始め、今ではすっかり赤いマフラータオルがトレードマークに。
さらに、中嶋は宮原との三冠戦を前にアントニオ猪木さんと縁が深い“過激な仕掛け人”新間寿を訪問。『炎のファイター』の原曲である『アリ・ボンバイエ』を入場曲として使用する許可を取り、終わりの見えない闘魂継承者戦争のダークホースとして躍り出た。
この日は新間と中嶋が会食を行い、新間が大晦日に中嶋とともに入場しすることを約束。
中嶋が「新間さんのお力添え、後押しをいただいたことでこの歴史ある三冠ベルトをなんとしてでもボンバイエに染めたいと思います。何卒よろしくお願い致します」と深々と頭を下げると、新間は「大晦日はアンタのセコンドに付いて行くよ!リングサイドで見ているからな!」と呵呵と笑った。
その後、日本プロレス界の生き字引たる新間が仕掛け人目線から見たプロレスの歴史を語り始める。
アントニオ猪木vsモハメド・アリ戦の裏話や、『アリ・ボンバイエ』を猪木さんの入場曲にするまでの苦労、力道山道場に通っていた時代に見た力道山さんの勇姿など、様々なエピソードを聞いて中嶋は見識を深めた。
『#ajpwMANIAx2023』
日程:2023年12月31日(日)
開始:14:00
会場:東京都・国立代々木競技場第二体育館
▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】中嶋勝彦(フリー)
vs
【挑戦者】宮原健斗
※第71代王者は初防衛戦。