カーベル伊藤が豪雨被災地での大会参戦を熱望!「プロレス初観戦のキッカケ作りに専念したレスラーになる」と抱負を語る!
29日、大阪府・エディオンアリーナ大阪 第1競技場にて全日本プロレス『2018 SUMMER ACTION SERIES [最終戦]』が行われ、試合後にカーベル伊藤が豪雨被災地での大会参戦を熱望した。
カーベル伊藤とは、『新車市場』『100円レンタカー』『ペットの旅立ち』を全国に展開する株式会社カーベルの社長・伊藤一正その人であり、オリジナルのマスクを被って全日本プロレスなどのリングに上がりレスラーとして戦っている社長兼プロレスラー。
メキシコでプロレスラーのプロライセンスを取得し、16年11月にデビュー。同月に日本でのデビュー戦も行い、全日本やK-DOJOなどに参戦している。しかしデビュー当初はプロレスファンからは「すぐに辞めるのではないか?」「思い出づくり」という声もあがっていたが、カーベル伊藤は選手として全国巡業に参加!今までには千葉、島根、福岡、岩手、宮城、大分、宮崎、岡山、埼玉、愛知、佐賀と周り、この日は今シリーズ最終戦となる大阪大会に参戦。
試合はヨシタツ&ウルティモ・ドラゴン&守屋博昭&カーベル伊藤vs大森隆男&丸山敦&内田祥一&TORUの8人タッグマッチで行われ、カーベル伊藤が入場すると恒例の“カーベルタイム”が行われ、8人が全員でお菓子や雑貨品などを餅まきのように観客席に投げ入れる。
内田とカーベル伊藤のマッチアップでゴングが鳴ると、カーベル伊藤はモンゴリアンチョップ、タイガースピン、ジャイアントスイングなどで内田と渡り合い、ウルティモがヘッドシザーズ・ホイップで相手を場外に放り出すとコーナートップから場外へプランチャを投下。このアシストを受けたヨシタツが丸山からコードブレイカー・フロム・ジェリコで3カウントを奪った。
試合後、今シーズンで名古屋、佐賀、大阪と巡業に参加したカーベル伊藤は「一ヶ月で4試合やるのは初めてだったのでコンディション作りに力を入れました。当たり前でしょうけど、レスラーの方が月に15試合、20試合するっていうのがどれだけ大変かっていうのを、4試合やって痛感しました」と全国で連戦を続けるレスラーたちへのリスペクトを表明。
以降の参戦について聞かれると、「まだ出場したことのない県の大会が多いので。特に気にしているのは、西日本の豪雨で被災した広島とか愛媛とかね、そういう地域の全日本プロレスの大会には『元気を与える』というミッションを持ってぜひ出場したいなと思っています」と豪雨被災地での大会参戦を熱望。
さらに今後の抱負について聞かれると、「プロレスっていうものを見たことがない人に足を運んでもらうというのが僕の役目だと思うんです。既に全日本プロレスに来ているお客さんは、カーベル伊藤が出ようが出まいが集客には関係ないんですけど、カーベル伊藤が出るというと、プロレスを初めて見るという人が多くいらっしゃるんです。プロレスっていうものを『食わず嫌い』というのとは違いますけど、知らない、見たこと無いっていう人を減らしたいなと。一回見たら絶対面白いと思うんです。その『一回見る』というキッカケ作りに専念したレスラーという位置づけでやっていきたいですね(笑)リング上からお菓子を投げ入れるとかもやって、お客さんに『プロレスって楽しい』と思ってもらうのが僕のレスラーとしての使命かなと思っています。プロレスってね、楽しいです!それを見て、『よーし!俺も頑張ろう!』って思って欲しい。頑張る内容は人それぞれだと思うんですけど、観戦した人にしか感じられない刺激、もしくは気付きというものがあるんです。他にはない、刺激を与えるものがプロレスだと思うので、是非会場に足を運んでください!」と、レスラーとしての決意とファンへのメッセージを語った。