ボディガーが地元・大阪で全日本プロレスで初のシングル王座戴冠!「50歳のオヤジパワー炸裂や!」

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 29日、大阪府・エディオンアリーナ大阪 第1競技場にて全日本プロレス『2018 SUMMER ACTION SERIES [最終戦]』が行われ、ボディガーが崔領二を撃破しアジアヘビー級王座の新王者となった。

 アジアヘビー級王座は、力道山が初代王者となり、大木金太郎やジャイアント馬場なども戴冠歴がある由緒正しい王座。数度の休眠期間を経て今年1月にPWFと百田光雄の許諾を得て復活したこの王座は、韓国で行われた1DAYトーナメントを制した崔領二が獲得し第8代王者となっていた。

 崔の王座にボディガーが挑戦するこの試合、パワーファイターの2人は序盤からショルダータックルやラリアットで正面からぶつかっていく。試合中盤にチャンスを掴んだ崔がコーナーに上がり那智の滝を狙うが、ボディガーはハイキックで崔を場外に叩き落とし、崔をエプロンに乗せ断崖式のギロチンドロップ。
 これで首を痛めた崔は動きが鈍るが、ボディガーはネックツイスト、座り込んだ崔の後頭部へローキック、首へのエルボードロップと容赦ない一点集中攻撃。崔も試合終盤にはボディガーにビッグブート連発から雪崩式ブレーンバスター、赤川鉄橋と畳み掛ける意地を見せ、那智の滝を投下するが、これを回避したボディガーはスピアー、ラリアット、ハイキック、ラリアットと怒涛のラッシュの後にダメ押しのバウンスで叩きつけ3カウントを奪った。

 試合後、崔は首を押さえながら「俺のほうが若くてほぼ負けたことなくて、正直優位に立ってると思ったけど、これが勝負なんじゃないですかね。ここが彼のホームだとしても、俺のホームでもあるから、今回は言い訳もできないし、俺の力道山先生から引き継いだものが、大木金太郎さんとか馬場さんに受け渡って約40年で俺が受け継いで、次はボディガー。まあ、そういうことでしょうね。勝者を称えるしか無いでしょう」とコメントし、足早に控室へ。

 対するボディガーは、全日本プロレスでは初のシングル王座戴冠に喜びの表情を見せ、「やったったぞオイ!あの崔領二、あの崔領二からもぎ取ったぞ!50のオッサンがやったったぞ。見たかオイ!これでシングルプレイヤーとしての格も上がると思うんで、どんどん誰でも挑戦してきてくれ。全部全部跳ね返したるわ。オヤジのパワー炸裂や!ここはビール飲ませてくれ!(缶ビールを一気飲み)あぁ!美味い!まあそういうこっちゃ!」と笑顔で祝杯を上げた。

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