グラビアデビューも果たした19歳の美少女王者が23歳の雪見だいふく系外敵美女レスラーを制して初防衛!
19日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『New Years Golden Garden 2025』が開催。ビクトリア弓月が真白優希を制してマリーゴールド・スーパーフライ級王座の初防衛に成功した。
弓月はスターダムで2023年11月にデビューし、その年の新人王を獲得するなどポテンシャルの高さを見せた期待の新人。キャリア半年に満たない時期にマリーゴールド旗揚げに合流するなど胆力も高く、柔道をベースとした確かな実力にハイスピードファイトも駆使。キャリア2年目に入ったばかりとは思えない弓月の試合ぶりには業界著名人の誰もが太鼓判を押す。最近は『ヤンマガWeb』でグラビア特集が組まれるなどビジュアル面でも注目が集まりつつあり、女子プロレス界を背負って立つことを期待される存在だ。
そんな弓月は王座創設当初からスーパーフライ級王座を狙い続けており、初代王者の翔月なつみと激しい抗争を展開。2度のフルタイムドローを経て今月3日の大田区総合体育館にてついに翔月を撃破。3度目の正直で悲願の王座戴冠を果たしていた。
そんな弓月の前に現れたのは、かつてアイスリボンのエースであった真白優希。
真白は恵まれた才能とルックスでアイスを背負って立つことを期待されていた選手であったが、突如勃発した給与未払い問題等に不安を覚えて昨年10月に退団。フリーとなり、懇意のウナギ・サヤカを思わせるフリーダムな言動で女子プロレス界を引っ掻き回しつつある。
同王座戦が決まった時点では古巣の最高位王座・ICE×∞王座を保持していた真白であったが、今月13日の蒲田大会にて勝愛実に敗れて王座から陥落。裸一貫でマリーゴールドの王座を狙いに来ていた。
戦前の記者会見では弓月が「真白が雪見だいふくに似ている」と主張して一緒に雪見だいふくを食べるというシュールな心理戦を仕掛けていたが、この日は小細工なしの真っ向勝負が展開。
試合は弓月が身体能力と圧倒的な運動量で序盤から圧倒。しかし真白は得意のヒザカックンや目突きを織り交ぜた攻撃で独特な間を取っていき、自身の摩訶不思議ワールドに引きずり込んでじわりじわりと逆転していく。
弓月がギアを上げてコーナーやエプロンをフル活用しての四次元殺法を仕掛けていくが、真白は後の先を取る多彩な丸め込みで対抗。真白は必殺のさかさましろ(※変形逆打ち)を狙っていくが、振り払った弓月がトラースキックの速射砲を放って真白をふっ飛ばし、クロスアーム式ジャーマン・スープレックス・ホールド2連撃を決めて3カウントを奪った。
初防衛に成功した弓月の前に現れたのは、松井珠紗。
松井はスーパーフライ級王座創設時から強いこだわりを見せていたが、いつもあと一歩のところで戴冠を逃してきた。それでも腐らず上だけ見ていた松井は今大会で前王者である翔月から直接3カウントを奪って勝利。満を持しての挑戦表明を行った。
弓月が笑顔で「是非やりましょう!」と握手に応じるも、その瞬間に松井が組み付いてMKD(※変形みちのくドライバーII)で突き刺して「楽しみにしてます!よろしくビクトリア弓月!」と手荒い挨拶をお見舞いした。