「東京ドームに4年前の忘れ物を取りに行く」1・4ドーム決戦を控えるSANADAが内藤哲也との最後の前哨戦に勝利!ファンサに励むSANADAに内藤の口撃が刺さる

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 22日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『JRA有馬記念 presents Road to TOKYO DOME』が開催。年内最後の試合でSANADAが内藤哲也との前哨戦を制した。

 SANADAはL.I.Jのメンバーとして長年新日本で活躍してきたが、 “脱中堅”を掲げてL.I.Jを離脱し現在のJust 5 Guysに合流。NEW JAPAN CUP優勝&IWGP世界ヘビー級王座を戴冠を果たすなど飛躍を遂げた。
 一方の内藤は今年のG1 CLIMAXを制覇し、2024年1月4日の東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座挑戦権を獲得。2020年の東京ドームで自身が勝利したにも関わらず叶わなかった“ハポン”の大合唱を目標に掲げて王座奪取に燃えていた。

 10月の両国国技館大会までSANADAはIWGP世界ヘビー級王座を、内藤は“けんりしょう”を守り抜いたことから、1月4日に両者の王座戦が正式決定。
 最後の前哨戦となる今大会のメインイベントでは、SANADA&タイチ&上村優也vs内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太の【Just 5 Guys vs L.I.J】の構図となる6人タッグマッチが実施。


 試合はいきなりSANADAと内藤の対面に始まり、場内は内藤コール一色。余裕の微笑みを浮かべた内藤がのらりくらりとした態度で挑発していくが、SANADAは付き合わずに堅実なグラウンドレスリングで応える。
 その後、上村が闘志ムンムンの鷹木を無視して同期の辻に突っかかっていったことで龍の怒りを買い、上村が捕まる展開に。自力で生還した上村の後を受けたタイチが鷹木との新旧KOPW覇者対決でアックスボンバーとパンピングボンバーの激突を見せて場内を沸かせ、再びSANADAと内藤に対面に。
 手数で勝った内藤が首への一点集中攻撃を見せていけば、SANADAもラウンディング・ボディプレスを放ったり内藤のコリエンド式デスティーノをいなしてデッドフォールを狙ったりとスリリングな攻防を展開。
 最後は上村と辻の対面となり、スピードで勝る上村がアームドラッグを軸にした弾丸ファイトで吶喊。上村がバックドロップから変形無双で叩きつけ、コーナートップからダイビング・クロスボディを発射。辻がこれをかわすとL.I.Jの3人がそうでの連携攻撃を見舞い、鷹木のパンピングボンバーがクリーンヒット。辻が逆エビ固めからブレーンバスター・ボムまで決めるもカウントは2。ならばと辻はカーブストンプからジーン・ブラスターを発射するも、上村がアームドラッグで切り返して回転十字固めで3カウントを奪う電光石火の勝利を見せた。

 試合後、内藤が「ノーコメントもいいけど、今日は超満員の後楽園ホールに起こしくださったお客様に、是非来年の抱負、ドームに向けての意気込みを語ってくれよ!」とSANADAに水を向ける。
 場内は大歓声に包まれるも、SANADAが「内藤さん、大変申し訳無いんですけど、勝ったのはJust 5 Guysなので帰っていただけないでしょうか」とマイペースに返して一蹴。


 その後はJust 5 Guysがマイクリレーでそれぞれの思いを語り、最後はSANADAからのギフトが贈られて締め。その後はSANADAが観客席を練り歩いてファンと握手を交わしながら退場していくという内藤とは違った路線でのアピールを見せた。

 バックステージでは、SANADAは敢えてのノーコメントで会場を後に。
 対する内藤は、「SANADAは『なんか言え』って言われると、しゃべりたくなくなっちゃうんだってさ。今週発売の『週刊プロレス』インタビューでSANADA本人がそう言ってたよ。だから俺、昨日のバックステージで『もう2度としゃべるな。絶対にしゃべるなよ』って言っといたから。ということは今日、バックステージでSANADAはメチャメチャしゃべるのかな?今日、バックステージでSANADAが何を語るのか、メチャメチャ楽しみだぜ。SANADAがいろいろ語ってるからさ、是非今週発売の『週刊プロレス』を読んでくださいよ。言っとくけど、ガッカリな内容だからね」と、皮肉たっぷりのコメントとともにけんりしょうバッグから取り出した週プロをその場で放り投げる。
 しかし、最後は「俺は、2024年1月4日、東京ドームに4年前の忘れ物、取りに行くぜ。カブロン!」と強い決意をみなぎらせた。

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