「みんなの力を貸してくれ!」史上最大の強敵を迎え撃つT-Hawkが10・9に向けファンにメッセージ
20日、東京都・新宿FACEにてGLEAT『G PROWRESTLING Ver.60 -MAX VOLTAGE-』が開催。G-REX戦を控えるT-Hawkと石川修司が前哨戦で激突した。
8月に行われたGLEAT×全日本プロレスの合同興行にて、T-Hawkが「次の挑戦者はGLEAT内からじゃなく全日本プロレスから次の挑戦者、ソイツとやりてえ。別に体重関係ねーぞ。ジュニアでもヘビーでも、俺はそこ関係ねーからよ」と挑戦者を募ると、リングに現れたのは超ヘビー級の石川修司。
これには流石のT-Hawkも苦笑いを浮かべるものの、「俺は前からアンタに目をつけてたんだよ。アンタは8月4日、両国国技館で間違いなく、下手したら飯伏幸太より目立ってた。だけどな、アンタの悪い癖だ。最前線で出れるのに、そんなデケー図体してよ、いつも後ろに隠れてんじゃねーよ馬鹿野郎!別にリング上は先輩後輩キャリア関係ねーだろ?俺は本気の石川修司が見てーんだよ!」と啖呵。10月9日というプロレス界にとっては特別な日に行われるGLEAT後楽園ホール大会で両者のG-REX戦が決定した。
この日のメインイベントでは、両者の前哨戦としてT-Hawk&エル・リンダマン&ジュンジェvs石川修司&青柳優馬&青柳亮生の6人タッグマッチが実施。
“GLEATvs全日本”の対抗戦の構図であり、世界ジュニア王者のリンダマン、三冠ヘビー級王者の優馬も名を連ねるという単なる前哨戦に終わらない好カードが実現した。
試合開始直後からT-Hawkが石川へ突っ込んでいって得意の逆水平チョップを軸に猛攻をかけるが、約20cmの身長差&約50kgの体重差がある巨人を倒すには至らず。リンダマン、ジュンジェも加勢に入るものの青柳兄弟のフリーダムな連携攻撃もあり、中々石川に集中攻撃を浴びせることが出来ぬまま終盤戦へ。
再びT-Hawkと石川の対面が実現して打撃戦となるも、T-Hawkの逆水平チョップを跳ね返すかのように石川の重い重いエルボーが上からゴツゴツと降り注ぐ。T-Hawkは右ストレートで怯ませてケルベロスを発射も、これをキャッチした石川がファイヤーサンダーでぶっ刺して反撃。
最後は石川がジュンジェにラリアット、ランニングニー、スプラッシュ・マウンテンの猛攻を見舞って3カウントを奪った。
マイクを取った石川が「オイ!T-Hawk!10月9日、後楽園で俺がそのベルト獲って、もっとGLEATな、ビッグなベルトにしてやるよ」と自信満々に見下ろせば、T-Hawkもベルトを掲げながら視殺戦を仕掛けるなど折れていない様子。
T-Hawkが「見た目もそう、今んとこ結果もそうだけどよ、誰がどう見ても俺が絶対に不利だよ。だけどよ!そんな不利な状況、絶対無理と言われる状況をひっくり返すのがプロレスラーであり、この俺T-Hawkなんだよ!みんなも俺が絶対的不利だって思ってると思う。俺も今ちょっと若干思ってるよ、正直。だからこそよ!俺はあんまこんなこと言いたくねーけど、10月9日、GLEAT後楽園ホール大会は、みんなの応援の力を貸してくんねーかな!ちょっとよ!ちょっとでいいから!あとは俺が頑張るからよ!」と呼びかけると、観衆は大歓声を以てT-Hawkにパワーを贈った。