新時代のUWF対決はドローへ!田村潔司の弟子が「LIDET UWFはハードヒットに負けてない」
9日、後楽園ホールで開催された『GLEAT Ver.EX(Extra)』にて、LIDET UWF対ハードヒットの戦いが行われた。
『GLEAT』とは、2019年にプロレスリングNOAHの親会社としての役割を終えたリデットエンターテインメントが創設した新団体。
リデットが「NOAHの中に“強さ”を強調したいと考えたときに田村潔司が出てきた」ということでNOAH時代から田村との交流が始まり、2020年にリデットがNOAHから離れたことをきっかけに田村との新団体設立に向けて始動。GLEATでは、純プロレスを追究する“G PROWRESTLING”と、令和の時代に新たなUWFを創るための“LIDET UWF”という2つの部門を持っている。
令和に新たに生まれたUと、平成の時代にUを守り続けてきた佐藤光留率いるハードヒットは相容れる事なく、昨年末に鈴木みのる&佐藤光留vs飯塚優&井土徹也の戦いが行われ鈴木みのるが飯塚から勝利。
この日は全試合がGLEATvs外敵の戦いとなっており、ハードヒットとの対抗戦も組まれることとなった。
伊藤貴則&飯塚優vs佐藤光留&関根"シュレック"秀樹というカードで行われたこの試合は、田村潔司の弟子である飯塚が果敢にグラウンドで攻め、伊藤がパワーファイトで押し込んでいく。しかし光留は的確に相手の攻撃をガードして自分の距離で戦い、シュレックはRIZINファイターとしてノーガードで相手の攻撃を受け切る余裕を見せ、グラウンドでも圧倒。だが極めきることはできず、時間切れかつロストポイントでもドローとなった。
飯塚は「今日改めて再確認しました。俺たちは!LIDET UWFは、ハードヒットに負けてない」と吠え、伊藤は「ドロー取っちゃった。納得いかねーけど、あの二人は、正真正銘、このルールでは認めざるを得ない二人だ。寝技じゃまだまだ。でも打撃だったら俺にも分あるんちゃうか?」と自信を持つ。
だがシュレックは「なんも言いたくないね。まあ力の差はあるよ。頑張ったんじゃない、二人。でもまあ当ててんだからさ、当てたら倒せよって話。一瞬の攻防で一本取る。KOきめるっていうのは、必要だと思うし。挑戦辞めたらそこで落ちてくだけだから。死ぬ気でとりにこいよってことですね。それだけです」と呆れながらコメントした。
試合を見ていてもやはり若手の飯塚や伊藤とベテランの光留やシュレックとでは圧倒的な差が見受けられた。だが彼ら若手が諦めない限り、新時代のUの継承者としての戦いは今後も続きそうだ。