ガチ不仲の女子レスラー2人が怨念の一騎打ち!試合になんの感情も乗せられなかった選手が「目が覚めました」

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 13日、東京都・後楽園ホールにて『GLEAT Ver.10』が開催。MICHIKOと橋本千紘が因縁のシングルマッチを行った。

 GLEAT女子部のエースであるMICHIKOは、かつてセンダイガールズプロレスリング(仙女)で“カサンドラ宮城”の名で活躍。一時は地元テレビ番組への出演などで団体を代表するスターの1人となるも、2019年1月に退団。スターダム入団からフリーを経てGLEATへ入団した。

 古巣である仙女とは“色々”あっての退団ということで、MICHIKOはGLEATのリングで幾度も仙女の選手との因縁抗争を展開してきた。
 しかし、1月に『拳王チャンネル』にて橋本千紘が“嫌いな先輩〇〇との裏話”としてMICHIKOと思しき存在の話をする動画(※現在非公開)が投稿されたことで再び因縁に火が点いた。

 MICHIKOはSNSにて「仕掛けんなや!!!何百年前の話してんだよ。ダルいって!」と反論し、「退団者を貶めるような悪文化まだあるからそういうのもそろそろ辞めた方がいいと思います。辞めた後もこんな雑な扱いをしてくるんだから私の判断は間違ってなかった、辞めて本当に良かった」と発言。

 後楽園での橋本と一騎打ちが決まったあとも「これで最後」としつつ「人が見てない所で許可もなく勝手に名前出して笑いをとりにいくような非常識な人間にはなりたくないですね」とさらに苦言を呈していた。


 ゴングが鳴ると、睨み合いから橋本がビンタを見舞って闘いの火蓋を切る。
 橋本がじっくりとしたグラウンドレスリングでMICHIKOを痛めつけてからコーナーへ上がっていくが、MICHIKOは地対空ドロップキックで場外へ叩き落とす。さらにエプロンからミサイルキックを叩き込むが、なんと橋本は表情1つ変えず無反応で倒れもせず。場外でのエルボー合戦でも圧倒していく。
 闘いの場がリングに戻ると、MICHIKOは左右のワンツーエルボー連打で意地を見せ、バックフリップやミサイルキックを繰り出して攻め立てる。さらに橋本の十八番でもあるジャーマン・スープレックスを決めるもカウントは2。
 追撃を狙ってロープに走るMICHIKOだったが、橋本が素早くバックを取って投げっぱなしジャーマン。さらにラリアット、パワーボム、オブライトと怒涛の連撃をかけて橋本が3カウントを奪った。

 バックステージに戻った橋本は「ホント、過去とかどうでもいいんで。これからどんどん強さを求めて私はやっていくので。ホントにMICHIKOのことは大嫌いだけど、アイツと闘うのは嫌いじゃないよ。早くもっとGLEATしろよ、MICHIKO!」とエールを贈る。

 対するMICHIKOは、「正直、橋本千紘に対しての気持ちは仙女にいたころの仙台サンプラザのメインイベント(2018年10月14日)で終わってて。もう続きはしなくていいと思ってた。でも、今回闘って目が覚めました。私にはまだGLEATでやりたいことがいっぱいある。GLEATにはライバルもいないし、敵もいないし、仲間もいないし……。そんな状況でずっとプロレスしてました。試合になんの感情も乗せられなくて。でも今回、橋本と試合して『こんなんじゃダメだな』と。もっとGLEATでしか出来ないことを見つけて行って、GLEATを私ながらに盛り上げていきたいと思います。目が覚めました。橋本、ありがとうございました」と複雑な胸中を吐露しつつ、橋本へ感謝の言葉を贈った。

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