東京女子・角田奈穂が7月でTJPWを卒業、プロレスを引退! 「新たな人生のなかでの目標に向けて進んでいきたい」

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 東京女子プロレスが3月13日、東京・新宿区のCyberFight事務所で記者会見を行い、角田奈穂が7月をもって卒業。プロレスを引退することを発表した。正式な卒業の日程は現在調整中だという。

 2015年5月にアクトレスガールズでデビューした角田は、2020年10月に同団体を退団。同年11月から東京女子にレギュラー参戦し、昨年10月にはプリンセスタッグ王座を戴冠し、初のベルトを手にした(その後、返上)。

 角田は「7月をもって東京女子プロレスを卒業、引退をさせていただくことにいたしました。東京女子プロレスに出会って、さらにプロレスが楽しいなと思えるようになりました。もっともっとプロレスのことが好きになることができました。ここにいなければ経験できないことをたくさんさせていただいたので、東京女子プロレスには本当に感謝しています。公務員をして、その後、演劇とプロレスと人前に出るお仕事をさせていただいて、今後はまた新たに自分の人生のなかで次の目標ができました。今後はその人生に向けてプロレスに甘えることなく、このお仕事に一区切りをつけて、次のステップに進んでいきたいと思います。残り4ヵ月弱となりますが、温かく見守っていただければうれしいです」とあいさつ。

 卒業については、昨年のうちに「2024年で」と決めていたといい、時期については甲田哲也代表との話し合いで決まったとした。

 “新たな目標”に関しては「自分のなかでこれをしていきたいという目標はあるんですけど、それが実現して具体的になったときに、“こういうことやってるんだ”と言えるようになりたいと思っております」と明言は避けた。

 プロレスラーと舞台女優を両立しているが「年内でいただいてるお仕事もあるので、そちらは引退後もお仕事はある予定で、させていただこうと思ってるんですけど。今オファーをいただいてるお仕事以降は、人前に出るお仕事には区切りをつけたいと思っております」と芝居からも身を引く意向を示した。

 “卒業”ではなく、スポット参戦という選択肢もあったと思われるが、「続けていければと考えたこともありましたし。でも次の目標というか、新たに自分の人生においてのステップに進むためには、まず人前に出るお仕事、プロレスという環境に甘えることがないように、夢の実現に向けて努力できるように、ここは引退を覚悟して一区切りつけたいなと思いました」と説明。

 思い出に残ってるシーンについては「東京女子プロレスにお世話になる前のアクトレスガールズでもお世話になった方々が大勢おりまして。自分のなかで起点になった試合があったり、相手だったりいるんですけど、その先輩方には会見前にごあいさつさせていただいて。東京女子プロレスに来てからは、自分のなかで試合してる感情とか大きな変化というのが、瑞希さんとのシングルマッチと、あとベルトを獲った瞬間ですかね」と感極まり涙を見せた。

 やり残したことに関しては「やれることは全部やったと言い切れるので。あとは7月までに対戦したいと思う方もいたりするんですけど、その要望は甲田さんにお伝えしてあるんで、実現したときに発表できたらいい」と話した。

 ラストマッチについて「ビジョンがそこまで見えてないんですけど、笑顔で10カウントゴングを聞いて、リングを降りれたらいいなと思ってるので。このあとの4ヵ月のなかで試合をしていって、一番最後の試合をこうしたいという願望ができる気がします」と語った。

 同団体では3月31日の両国国技館大会を控えているが、ビッグマッチ前のタイミングでの発表について、「個人としては、できるだけ早く応援してくださる方にこういったお話をさせていただいて、引退までに向けて会える時間も大切にしていきたいですし。プロレスラー人生において、両国国技館は最後の大きな大会になるので、行けばよかったなとか会えばよかったなとかいう方々にできるだけ…遠くて大変な方もいらっしゃると思うんですけど、大勢の方に会いに来ていただきたいなという気持ちはありました」と述べた。

 会見に同席した甲田代表は「本人の人生ですので。やめてほしくはないですけど、その道を応援できたらと思っております」と角田の選択を尊重したという。

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