「最ッ高のプロレス人生!」110日後に引退するカズ・ハヤシがCIMAとともに悲願のタッグ王座戴冠!
13日、東京都・後楽園ホールにて『GLEAT Ver.10』が開催。カズ・ハヤシ&CIMAがG-INFINITY王座戴冠を果たした。
G-INFINITY王座は2022年7月にGLEAT旗揚げ1周年を記念して創設されたタッグ王座。
同王座には全日本プロレスの【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイが長らく君臨し、無敵の防衛ロードを築いてきた。しかし、レイが2月9日の試合中に右肩関節脱臼の怪我を負ったことで無念の王座返上。
空位となったG-INFINITY新王座を決めるべく、この日は1DAYトーナメントが実施。カズ・ハヤシ&CIMA、河上隆一&KAZMA SAKAMOTO、T-Hawk&吉岡世起、石田凱士&ジョーダン・オリバーの4組が出場した。
決勝戦の組み合わせは、カズ・ハヤシ&CIMAvsT-Hawk&吉岡世起のカードに。
今年7月1日のTDCホール大会で引退することを表明しているカズにとって、これがG-INFINITYを戴冠する最後のチャンス。
試合が始まると、CIMAはカズに栄冠を掴ませんと全力でバックアップ。カズも序盤からトップギアで飛ばしていき試合のイニシアチブを握っていく。
中盤戦には態勢を立て直したT-Hawk&吉岡がカズへ集中攻撃。カズは1vs2の状況に追い込まれても雄叫びを上げながらガムシャラなファイトを見せていき、観衆から大歓声を浴びる。
終盤にもCIMAのアシストが光り、逆転のチャンスが到来。カズ&CIMAはトペ・スイシーダの編隊飛行を見せたり、シュバインの競演を見せたりと息ぴったりの連携攻撃で一気呵成に畳み掛ける。最後はカズのファイナルカットからCIMAがメテオラを投下して3カウント。死力を尽くしたベテランが栄光を掴んだ。
試合後には、羆嵐&クワイエット・ストームがリングに上ってきてカズ&CIMAとバチバチの視殺戦を展開。超ヘビー級選手2人の挑戦を受けることが確定的となった新王者には早くも試練が訪れたと言える。
バックステージに戻ったカズは「最ッ高のプロレス人生!引退まであと110日しかねーんだよ!こうやってCIMAさんと試合以外のすべてをともに出来て、メチャメチャ今幸せなときを過ごさせてもらってます!僕が新しいプロレスラーの形を見せていきますよ!最ッ高のプロレス人生!もう底辺から上まで見た最高のプロレス人生!集大成、あと110日、見せていきます」と感情を爆発させる。
これを受けたCIMAは「CIMAもカズ・ハヤシのおかげで、GLEATのおかげで、リデットエンターテインメントのおかげで生き返った。7月1日まで俺はカズ・ハヤシに添い遂げて、ベルト持ったまま前代未聞!チャンピオンのまま引退してもらうからな」と決意を語った。