田村潔司、長州力らが新団体『GLEAT』旗揚げに参画!「理想は格闘プロレスUWF。“THE UWF”を作り上げたい」

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 20日、リデットエンターテインメントが新たなプロレス団体『GLEAT』の旗揚げを発表した。

 1年間NOAHの親会社としての役割を果たしたリデットエンターテインメントの鈴木裕之代表は、「NOAHの中に“強さ”を強調したいと考えたときに田村潔司が出てきた」ということでNOAH時代から田村との交流が始まり、今年になってリデットがNOAHから離れたことをきっかけに田村との新団体設立に向けて動き出したという。

 GLEATでは、ED(最高経営責任者)に田村潔司、CSO(最高戦略責任者)にカズ・ハヤシ、CTO(最高技術責任者)にNOSAWA論外、オブザーバーに長州力が就任することが発表。
 また、所属選手として元WRESTLE-1で活躍した伊藤貴則、同じくWRESTLE-1で皇壮馬、ペガソ・イルミナルの名で活躍した渡辺壮馬が素顔かつ本名で所属することが発表された。

 田村は「僕自身もUWFっていう格闘技プロレスに入って、プロレスの練習をした経験があんまりない。ロープに飛んだ跳ねたとか無いので。純プロレスは純プロレスでいいところがあると思います。その中でプロレスファンを注目させる、真剣に見つめてもらえる試合をしたいです。僕もクソ生意気な若い頃に、ビール片手に、お菓子片手にっていう感じで僕は試合を見られたくなかった。しっかり試合を見つめてほしかった。そのために何かを発信しているつもりだった。僕の理想は格闘プロレスUWF。“THE UWF”です。それを作り上げたい。UWFという言葉自体を残したいですし、歴史にしていきたいですよね。歴史は積み重ねていかないと歴史にならないんで」と新団体のテーマを語る。

 そして、NOSAWA論外は「僕は元々リングで試合をするよりも、どちらかと言うと裏方・プロデュースする方も好きだったので、この話を頂いてせっかくのチャンスだと思ったので、やってみようと思ってリデットさんに入りました。元々デビュー当時はUWFが好きで、少林寺拳法やってたのもあって、俺レガース着けてましたからね」と、メキシコ仕込みの自らのスタイルと田村の理想とするUWFスタイルの融合に向けて意欲。

 カズ・ハヤシは「僕の中では基本的に(プロレスは)“闘い”なので、田村さんとも相通じるところがあって、自分に足りないものに更に磨きをかけてくれる。自分が選手としてさらにまた上に行けるきっかけを作ってくれる人だなと思いました。ここ数年はいろいろな経験をして勉強させていただいたんですけど、選手として疎かになっていると感じていました。47歳ですけど、自分がこの年齢になってどこまで出来るかっていう挑戦がしたいですよね。進化したいです」とWRESTLE-1の社長を務めていた頃を振り返りつつ、プレイヤーとしての再起を口にした。

 そして長州力は「俺はもうリングを降りてるしね。NOSAWAくん、アメリカから帰ってきたカズ、田村くんが主軸となってやっていく中で社長の方からアドバイスを求められて。でもアドバイスったって昭和の人間ですからね、僕はね。頑張ってやってきたけど、ウン。僕のアドバイスなんかは、ウン。でも、今のこの時代、ファンが後押しをしているこのプロレス業界。今コロナで大変なんだけど、ウン。でもみんな頑張ってるし、ウン。その中でスタートするってのはすごくいいことじゃないかな。自分の経験をちょっと、ウン。話すアドバイスくらいは出来るんじゃないかなと気持ちよく引き受けました」と語る。

 そして、「UWFを消した長州力がなぜ田村潔司と手を取ったのか」という問いに対しては、「別に言い訳をするわけじゃ全くないんだけど、20年近く経って、時代は流れてフアンの見方も全く違うし、それはその時代に、ウン。合ったことであって、ウン。実際にその時代に現場を仕切ってる時は、(UWF)は全く不必要っていう、ウン。僕自身の考えですね。余計なものはいらないって。ウン。これはプロレスファンとして、プロレスファンに提供するものだし、ウン。その中からどれだけプロレスを広げていくかってのは、そういう考えで僕はやってましたから。ウン。今は全く違うし。今は俺が見てる部分で感じるのは『ちゃんと分けてるな』って。あとはフアンがどう見て楽しむか。フアンのチョイスが第一前提ですよね。ウン。やることは同じなんだけど、ウン。ミーティングとかでも僕はあまり口出さないようにしてるし、彼らが今思ってる、彼らが今感じている、今のこの時代のプロレスがどういう形になるか期待しています。どういうものが出来上がるのかは楽しみですよね」と現代プロレスの価値観に適応しながらGLEATを支えていく気概を語った。

 また、GLEATの旗揚げ戦となる『GLEAT Ver.0』は10月15日に後楽園ホールにて開催が決定。
 これについて田村は「最初は『なにをやるんだろう?』という感じで来てもらって、僕の世界観と、NOSAWA選手の世界観と、ハヤシ選手の世界観、長州力の世界観があるので、何を見てもいいと思う。どういう試合で評価していただこうと、全然自由だと思いますから」とファンにメッセージを贈った。

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