「日本のプロレスを強く育てていくことが俺の使命」ジョシュ・バーネットが元K-1選手とのUWF戦に完勝し日本プロレス界への愛を叫ぶ!

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 9日、東京都・後楽園ホールにて『GLEAT Ver.EX~GLEAT vs 強敵~』が開催。ジョシュ・バーネットが愛鷹亮に完勝して日本プロレス界への愛を叫んだ。

 10月9日というプロレス界で特別な意味を持つこの日には、GLEATが毎年ビッグマッチを開催している。昨年からは“GLEATvs強敵”をテーマに掲げ、海外から招聘した強豪をGLEAT勢が迎え撃つという構図で注目を集めてきた。

 この日は“GLEATvs強敵”と銘打たれたシングル5番勝負での対抗戦が行われ、第6試合では愛鷹亮vsジョシュ・バーネットの試合が実施。

 ジョシュは初期UFCで世界ヘビー級王座戴冠歴があり、日本でもPRIDEや新日本プロレスで活躍したことから知名度も高い。近年では格闘技色の濃いプロレス大会『Bloodsport(ブラッド・スポーツ)』を主催して世界に“血闘”を届けている他、今月から新日本プロレスの臨時コーチに就任して若手選手たちを鍛えるなど次世代への影響も強く残している。
 愛鷹はキックボクサーとしてK-1で活躍後、2023年12月にK-1を引退後にプロレス転向。今月からGLEAT所属となり、プロレスの道を本気で究めるべく驀進している。

 試合はLIDET UWFルールで実施。スタンドでの打撃は圧倒的に愛鷹が優勢であり、ジョシュは防御に徹して中々手を出せずに苦戦が続く。
 しかし、寝かせてしまえばジョシュの独壇場。キックをかいくぐって低空タックルで倒すと、肩固め、腕十字、ヒザ十字と巧みに捕らえてあっという間に3つのエスケープを奪う。
 やられっぱなしの愛鷹だったが、ジョシュのガードをぶち抜いてのラリアットでダウンを奪い、巨体をぶっこ抜いてのブレーンバスターで立て続けに2ダウン目を奪う意地を見せる。このままガンガン行きたい愛鷹だったが、ジョシュが冷静にタックルで倒してスリーパーホールド。4つ目のエスケープを奪った後にフライング・ニールキックで側頭部を撃ち抜いてダウンさせ、 5点を先に奪ったジョシュの勝利となった。

 試合後にマイクを取ったジョシュは「愛鷹サン、ホントウに強い!」と日本語で絶賛して愛鷹コールを煽った後、「プロレスラーとしての私の仕事は常にリングに上がり、全力で闘い、あらゆる挑戦をしていくことです。世界が私に投げかけるあらゆる挑戦に対し、しっかりと見つめて立ち向かい、果敢に挑戦していく。私がそのような相手と対峙するには相手も強くなっていかなければならない。今日より明日、明日より来週、来月、来年と強くならなければならない。あなたの潜在能力は誰にも分からない。それを見つけ出す唯一の方法は最強の相手と闘うことだ。だから、どうか、どうかもっと強くなってまた私に会いに来てください。また闘ってもいいし、隣に立ってくれてもいい」と過去にGLEATで対戦した若手選手たちにエールを贈った。


 バックステージに戻ったジョシュは「見ての通り身体も精神も万全だ。長い間世界中で闘ってきたが、リングがあって、チャンスがもらえるなら出ずにはいられない。闘いがあるなら俺はそこに行くよ。この痛みが俺に幸せをくれる。生きていることを実感させてくれる」と熱く語る。
 そして「みんなリングに上ったら家族だ。彼は息子のようなもの。彼はまだ子どもだ。良いコーチと良いトレーニングをしているのだから、将来的にはもっと強くなる。楽しみで仕方がない」と笑顔で愛鷹を称えた。

 そして「GLEAT、新日本プロレス、NOAHと上がっているが、俺は日本のプロレスに尽くしていきたいんだ。1つの会社が大きくなっても他の会社も一緒に強くなればプロレスはどんどん強く発展していく。俺のルーツはシンニチにあるのでコーチをしているが、こうして日本の選手を強く育てていくことが俺の人生の使命だ」と後進育成への熱い意欲を語った。

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