「2023年の最新型“B”、格闘探偵団をお届けしたい」バトラーツに憧れる阿部史典が石川雄規らとの大会開催を発表!

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 26日、阿部史典&野村卓矢が記者会見を行い、10月12日に新宿FACEで初の自主興行『ぼくらは格闘探偵団』を開催することを発表した。

 阿部は浄土宗の僧侶であり、元格闘探偵団バトラーツの一般人・澤宗紀の弟子。『やりすぎくらいがちょうどイイ!』の意志を継いでインディージュニア界をかき回している選手だ。
 岩本煌史や彰人、久保田ブラザーズなどを輩出した名古屋のスポルティーバエンターテイメントで2015年にデビューし、2018年に木高イサミ率いるBASARAに入団。バトラーツ仕込みのバチバチスタイルからコミカルな試合までこなす阿部はインディー界を股にかけて様々なベルトを戴冠し、今年の1月1日からフリーとしてブレーキが効かない活躍を見せている。
 今年3月に新日本プロレスが主催した『ジュニア夢の祭典 ~ALL STAR Jr FESTIVAL 2023~』へサプライズ出場した際には、短い出場時間の中で獣神サンダー・ライガー、ミラノコレクションAT、吉野正人といった名解説者たちから「お客さんの空気の作り方が違う」「雰囲気づくりが頭一つ抜けてる」など手放しにそのスター性を絶賛されたことも手伝い、阿部の注目度はプロレス界全体でも高まりつつある。

 この日は、阿部が日高郁人、澤宗紀らとともにトレーナーを務める高円寺のパーソナルトレーニングジム『フレンジ』にて【アストロノーツ】の盟友である野村卓矢とともに記者会見を実施。

 阿部はバトラーツに憧れてプロレスラーになり、石川雄規らの指導も受けつつ自身の理想の闘いを探求してきた半生を振り返りつつ、自ら“格闘探偵団”を名乗って理想の大会を開こうと思い立った経緯を語る。

 今回の会見では、メインイベントで阿部vs野村のバトラーツルールでの試合が行われることが発表されたが、他のカードに関しては「モチのロン、難航しております」と苦笑しつつ石川雄規、池田大輔と交渉中であることを語り、「石川さんと池田さんの開いた口が塞がらなくなるような試合を今のプロレスファンに突きつけたい」と思いを吐露。
 なお、他の試合に関しても、鋭い息を吐きながら小刻みに掌底を放つような格闘家色の強い“シュッシュ系”の選手ではなく、バトラーツおよびバトラーツルールに興味のあるプロレスラーを中心とした選手で構成していく意向を語った。

 阿部は、「言い方がアレですけど『お金の取れるケンカだな』というか。見れるケンカというか、ケンカなんですけどすごく技術があって、喜怒哀楽があって、すごく刹那的な部分が自分はものすごく惹かれたので。なんかこう、『ヨダレを垂らして鼻血を出してる男ってなんかカッコいいなあ』って思ったのはバトラーツを見たところからなので。自分はやっぱそこに一番惹かれましたね」とバトラーツの魅力を熱く語りつつも、今大会でバトラーツのリバイバルを狙うことについては否定。

 「リバイバルって言っても僕らはその時代に生まれていないんで、やったとこで真似だと思うんで。よく僕も澤さんの真似って言われて、もちろん最初は真似から始まりましたけど、そもそも教わってないんで。ということは、それはオリジナルなんじゃないかなと思っているので。自分と野村さんっていうのは、そういうものに被っていない世代なので、それはオリジナルなんじゃないかなって感覚でいます。だから、2023年の最新型“B”を、格闘探偵団をお届けしたいと思っています」とバトラーツへの強いリスペクトを持ちつつ、自分たちの力で新しいジャンルを創っていく意気込みを語った。

 今大会は石川雄規や日高郁人など、元バトラーツの面々のバックアップを受けて開催発表に至っており、今大会で使用されるロゴもバトラーツのロゴをデザインした江川晴康氏によるもの。阿部は“B”の魂を継承する存在として認められていると言っても過言ではない。
 阿部がこれから創っていく新たな“B”がどういったものになっていくのか、今後の瞳孔にも注目していきたい。


『ぼくらは格闘探偵団』
日程:2023年10月12日(木)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE

▼シングルマッチ
[アストロノーツ]阿部史典(格闘探偵団)
vs
[アストロノーツ]野村卓矢(大日本)

<参戦予定選手>
阿部史典(格闘探偵団)、野村卓矢(大日本)、佐藤光留(パンクラスMISSION)、日高郁人(ショーンキャプチャー)

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