格闘探偵団が令和のインディーを統一へ?!阿部史典&野村卓矢&一般人・澤宗紀が他団体へと殴り込み!
18日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『旗揚げ5周年記念大会』が開催。TTTと格闘探偵団が“インディー統一”をかけて争うことが決まった。
TTTプロレスリングは、故・ターザン後藤さんが掲げた“インディー統一”の遺志を受け継ぐガッツ石島が旗揚げした団体。90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦しており、令和最新型の“平成”を創り上げている。
2020年1月に旗揚げしたTTTは旗揚げ直後にコロナ禍に見舞われ、いきなり興行が出来なくなり解散の危機に瀕するという波乱の立ち上がりを見せる。
しかし、TTTは同じくコロナ禍にあえぐ地元商店街とタッグを結成し、商店街振興のためのプロレスイベントを継続的に行うといった草の根運動で支持を拡大。この活動は行政にも認められ、東京都の商店街振興事業の一環として多数の商店街と合同で行われるようになるなど社会から高く評価。昨年12月には初の後楽園ホール進出を果たすなど順調に成長を続けている。
この日は【ラッキートリガーズ】瀧澤晃頼&中野貴人&神野聖人の持つインディー統一6人タッグ王座に、大家健&ツトム・オースギ&バナナ千賀のベテランタッグが挑戦。
試合は元気過ぎる大家がひたすらに空回りしていくなか、若きイケメンタッグであるラッキートリガーズが抜群のチームワークで圧倒。オースギ&千賀のコンビネーションが冴え渡って逆転の狼煙を上げても、大家の誤爆などですぐにひっくり返されてしまうという展開が続く。
終盤には瀧澤と千賀が目まぐるしく攻守が入れ替わるスピーディな攻防を展開。良かれと思って放った大家のショルダータックルが千賀に誤爆して大ピンチに陥るも、大家がヤケクソで放った炎のスピアーを千賀がかわしたことで瀧澤にクリーンヒット。思わぬ一撃を受けた瀧澤を千賀がジャックナイフ式エビ固めで押さえ込んで奇跡の勝利を掴んだ。
即席タッグでまさかの戴冠を果たしたことに大喜びの千賀は、TTTの長である石川会長へ「次回、2月15日の新木場大会で防衛戦組んでください」と要求。
石川会長はその場で電話をかけ始めてオファーをかけ「決めたよ。今電話して決めた。挑戦者!阿部史典&野村卓矢&一般人・澤宗紀!格闘探偵団!がんばってね~」といきなり豪華カードをぶっこみ、場内を騒然とさせた。
『格闘探偵団』は、バトラーツに魅せられてプロレスラーを志した阿部史典と、【アストロノーツ】のパートナーであり阿部の影響でバトラーツにハマった野村卓矢の手によって創設。
2人は“バトラーツの復興”を掲げるわけではなく自らの手で“最新型のB”を創り上げるという理想を胸に立ち上がり、石川雄規や日高郁人など元バトラーツの面々が全面バックアップ。バトラーツの名前・技術・人脈ではなく『格闘探偵団バトラーツ』の“イズム” そのものを受け継いでいると言える2人は世界で評価されており、野村も大日本プロレスを退団して格闘探偵団の所属になるなど本気で取り組む姿勢を見せている。
この2人に引退して久しい一般人・澤宗紀が合流。“インディー統一”を掲げるTTTに乗り込むことで格闘探偵団がインディープロレス界を統一する日が訪れる可能性が浮上した。