「100%のコールができなかったのが悔しい」新型コロナとの闘いに勝利した田中ケロリングアナが新日本プロレス50周年記念セレモニーで魂の選手コール!

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 1日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『CSテレ朝チャンネル Presents 旗揚げ記念日』が開催され、試合に先駆けて行われた新日本プロレス旗揚げ50周年記念セレモニーで田中ケロリングアナが復帰を果たした。

 ケロ氏は1980年に新日本プロレスに入社後、「時が来た!」などドラマティックな前口上から始まる独特な選手コールで人気を博したリングアナウンサーであり、そのキャリアは40年以上にも及ぶ。
 ケロ氏は昨年7月末に新型コロナウイルス陽性判定を受けて自宅療養をしていたが、8月に症状が悪化してICU入り。人工呼吸器をつけ意識がない状態が続いていたが9月に意識が回復。その後はリハビリ専門の病院に転院し、今年2月25日に退院。約6ヶ月半にも渡る闘病生活に勝利した。

 ケロ氏の復帰の場となったのは、リングアナとしての故郷でもある新日本プロレスの50周年記念セレモニー。
 セレモニーはケロ氏の「2022年3月1日。新日本旗揚げ50周年記念セレモニー、その時が来た!50年、歴史を作りし新日本プロレスOBたちの入場です!」というコールで開幕し、井上亘、獣神サンダー・ライガー、小林邦昭、坂口征二、保永昇男、タイガー服部、北沢幹之、ミラノコレクションA.T.、田中稔、垣原賢人、山崎一夫、藤原喜明、前田日明、越中詩郎、木村健悟、蝶野正洋、武藤敬司、長州力、藤波辰爾(登場順、敬称略)がリングへ登場。
 OB代表として坂口征二さんが、現役代表としてオカダ・カズチカがスピーチを行い、そうそうたるメンバーでの記念撮影でセレモニーは幕を閉じた。


 復帰早々の大仕事を終えたケロ氏は「半世紀、凄く長いようで短かったかなという感じがします。リング上の選手を見てみると、その重みっていうものを凄く感じて、よかったイベントじゃないかと思います。今日は懐かしいコールが多かったんですけど、ただ(自分が)コロナ明けなので、100%じゃなかったのがちょっと悔しいかなと。100%のコールができなかったのが、自分の中で悔しさがあります」とコメント。
 そして、「50年はまだ通過点です。51年、52年、100年に向かって、新日本プロレス、ますます頑張っていただきたいと思ってます。今日は本当にありがとうございました」と笑顔で後進へ未来を託した。

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