GAEA JAPANのAAAW王座の全権をかけ彩羽匠と橋本千紘が一騎打ち決定?!「今日の客入り状況を見て、仕方ない。それほど焦ってるってことです」

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 20日、東京都・後楽園ホールにて『Marvelous夏の陣2021』が開催され、彩羽匠がAAAW王座の全権をかけた試合を橋本千紘に要求した。

 AAAW王座とは、かつて長与千種が旗揚げしたGAEA JAPANの王座であり、2005年の団体解散とともに封印されていたが、長与が今年6月13日に開催した『GAEA ISM』にてAAAWシングル&タッグ王座が約15年ぶりに復活。
 GAEA ISMでは、現在長与が率いるMarvelousと、長与の愛弟子でもあり現在はWWE(NXT UK)で活躍する里村明衣子が率いるセンダイガールズプロレスリング(仙女)の対抗戦として行われたイリミネーションマッチでAAAWの権利が争われ、仙女が勝利。
 本来ならば互いの団体のエースである彩羽匠と橋本千紘のシングルマッチで権利争奪戦が行われる予定であったが、彩羽が大怪我(右膝膝前十字靭帯損傷、右膝内側側副靭帯損傷、右膝外側半月板損傷)を負ったことでGAEA ISMを欠場し、両者のシングルが流れた結果ベルトも防衛戦などが行われておらず、ファンの間では両者のシングルを望む声が以前より多く挙がっていた。

 この日の大会には橋本も参戦しており、Marvelousの未来を背負うことが期待される19歳の星月芽依を圧倒的な強さで翻弄。元仙女ジュニア王者の星月を相手に必殺のオブライトを出すまでもなくパワーボムで3カウントを奪った。

 そしてメインイベントでは、彩羽匠&岩田美香vs響&アンドラス宮城のタッグマッチが実施。Marvelousおよび仙女に侵略して両団体を狂気の渦に巻き込んでいる響&宮城は彩羽の古傷であるヒザをサディスティックに痛めつけていくが、彩羽は敢えて痛む足での蹴り技で攻め込んでいき、同じく蹴り技を得意とする岩田も呼応して彩羽とキックのコンビネーションも見せた。終盤は彩羽と響の一騎打ちの様相を呈し、最後は彩羽が長与千種から継承したランニングスリーで勝利。

 試合後、彩羽は橋本をリングに呼び出すと、「GAEA ISM、自分の怪我、欠場も含め、完敗しました。あの日に耳打ちしたこと、まだ覚えてますよね?AAAWのベルト、自分にリベンジさせてください。挑戦させてください。お願いします」と頭を下げる。
 橋本は「彩羽匠……待ちくたびれたよ!やっと2人の闘い、誰にも邪魔されずに出来ますね。けど、彩羽匠も私のオブライト1発で終わらせます」と呼応。彩羽も「自分はランニングスリーで絶対取りますので」と不敵に笑い、しっかりと握手を交わした。

 両者のAAAW王座のシングル王座をかけたシングルマッチは10月1日の後楽園ホール大会で行われることが決まったものの、彩羽は「(AAAW王座の)全権欲しいですね!リング上で橋本選手は承諾してくれましたけど、なにに承諾してくれたのか分かってないですからね。ちょっと、また話を詰めたいと思います。自分は全権ほしいです。全権もらいたいです。もらいます」と前のめり。

 10月1日はMarvelousとプロレスリングWAVEの合同大会として発表されているが、その大会で彩羽vs橋本というMarvelousと仙女の頂上決戦が組まれることについて、「ホントだったらWAVEさんとの試合も組みたいところなんですけど……それほど焦ってるってことです。早く獲りたい、お客さんを入れたい、どうにかしたい。今日の客入り状況を見て、仕方ないです。勝ち負けとかじゃなくて、お客さんの入りも結果ですから。そこも努力していきますので、10月1日にすぐリベンジさせてくださいって気持ちです」と、団体のエースでもあり代表取締役でもある立場としての苦悩を覗かせた。

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