【試合詳細】8・20 Marvelous後楽園ホール大会 彩羽匠&岩田美香vs響&アンドラス宮城 橋本千紘vs星月芽依 渡邊智子&伊藤薫vs朱崇花&門倉凛 旧姓・広田レジーナさくらvsハイビスカスみぃvs桃野美桜
『Marvelous夏の陣2021』
日程:2021年8月20日(金)
開始:18:00
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:未発表
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○永島千佳世(フリー)
7分50秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
●神童ミコト
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○宮本裕向(666)
10分46秒 ヴァルキリー・スプラッシュ→片エビ固め
●伊坂レオ
▼3WAYマッチ 20分1本勝負
○桃野美桜
15分51秒 場外タイムアウト
●旧姓・広田レジーナさくら(WAVE)、●ハイビスカスみぃ(琉球ドラゴン)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
●渡辺智子/伊藤薫(フリー)
13分7秒 逆打ち→エビ固め
朱崇花(フリー)/○門倉凛
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○橋本千紘(仙女)
16分29秒 パワーボム→エビ固め
●星月芽依
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○彩羽匠/岩田美香(仙女)
22分2秒 ランニングスリー→エビ固め
●響/アンドラス宮城(GLEAT)
彩羽匠が橋本千紘へAAAWの全権をかけたシングル戦を要求し10・1で対戦決定!響&アンドラスが狂気のアピールで桃野&門倉の持つ仙女タッグ王座に挑戦決定!急遽実施のワイシャツマッチで桃野が激勝
第1試合
イスを持参しヘルメットを装着して入場した神童は、永島の入場とともにドロップキックで奇襲。即座に対応した永島がコーナーに追い詰めて顔面を踏みつけるが、神童は足払いからドロップキック。ヘルメットで突っ込むヘッドドロップと猛攻。凶器の使用を咎めるTommyレフェリーだったが、両者が合意したためこの試合は急遽デスマッチルールに変更。
神童がイスで殴りかかるが永島がキャッチし、神童の指をバチンと挟む。怯んだ神童にフェイスクラッシャーから指へのフットスタンプ。ヘルメットへのビッグブートから鼻をつまみ上げるキャメルクラッチ、そして場外から声援を送っていたKAORUから奪った松葉杖を使ってのキャメルクラッチ。
永島が神童をコーナーに振って突っ込むが、神童はカニバサミでコーナーに倒して背面への串刺しドロップキック、胸への串刺しドロップキック、座り込んだ永島への串刺し低空ドロップキック、ブレーンバスターと連撃し、再びイスを手に取って永島を殴打。さらに回転エビ固め、首固め、ラ・マヒストラル、後方回転エビ固めと丸め込み攻勢をかけるが、永島が全て返すと神童がスワンダイブ式ミサイルキック。神童が組み付いていくと永島はバックドロップで切り返し、さらにブレーンバスターの体勢も神童が着地。永島は振り向きざまのビッグブートも神童がブリッジでかわしてスクールボーイ。さらにスワンダイブ式での回転エビ固めを狙うが、永島がトップロープを蹴り上げて落下させ、裏投げからダイビングフットスタンプを見舞って3カウントを奪った。
試合後、倒れ込む神童に声をかける永島に対する神童の答えは張り手。永島は神童の上にイスを叩きつけてその上にどっかり座って痛めつけてから去っていった。
第2試合
ゴングが鳴るとグラウンドの攻防から腕の取り合いとなるも、裕向が優勢。ならばとレオはスピード勝負を挑み、裕向のタックルをかわしてヒップトスからの低空ドロップキック。さらに突っ込んでいくが裕向がトップロープを引き下げて場外に転落させ、鉄柵攻撃などでレオを痛めつける。
リングに戻った裕向はチンロック、首4の字固めで痛めつけエルボー連打からロープに振るが、レオはフライングフォアアームで迎え撃ち、場外に落下した裕向へムーンサルトアタック。さらに裕向をリングに戻してからミサイルキック、ブレーンバスター、雪崩式フランケンシュタイナー。押さえ込むも裕向が下からリバースしてエビ固め。レオはキックアウトして起き上がり際にトラースキックを叩き込んでロープに飛ぶが、裕向は豹馬殺しで迎え撃ち、その場飛びムーンサルト式ダブルニードロップ、コブラツイストと続けてファイアーサンダーパワーボムを狙うが、レオが着地してサマーソルトキックから旋風脚。さらにジャーマン・スープレックスからドラゴン・スープレックスを狙うが、裕向がKUBINAGEで切り返してコーナーに振る。突っ込んでいく裕向だったが、レオはトラースキックでカウンターし、カナディアンデストロイヤー。さらにコーナーに振るが、裕向は左右のローキック連打からニールキック。さらにファイアーサンダーパワーボムもカウントは2。
裕向がラリアットを狙うが、レオはウラカン・ラナで大金星を狙う。これをキックアウトされるとレオが裕向をロープに振るが、裕向がハンドスプリング式オーバーヘッドキック。裕向がファイヤーサンダー、ヴァルキリー・スプラッシュと続けて3カウントを奪った。
第3試合
最初に桃野が入場し、2番目にMarvelous初参戦のみぃの曲が鳴るも一向に登場せず。
桃野「ウソでしょ……」
Tommyレフェリー「シングルマッチになるかもなあ。今日、みぃの姿見たか?」
桃野「そういえば見てないです」
Tommy「私も見てないんだよ」
といった会話が為される中、仕方なく3人目の広田の入場曲を鳴らすも一向に登場せず。Tommyレフェリーが桃野の不戦勝として右手を掲げようとしたそのとき、WAVE名物のワイシャツマッチで既に死闘のさなかといった様子のみぃと広田が登場し、そのままリングに上って試合を続行し始める。2人のセコンドにはその道の巨匠である宮崎有妃の姿もあった。
広田がみぃにフェイスクラッシャーを見舞ってプロレスLOVEポーズを決めると、怒り心頭のTommyレフェリーが詰め寄っていく。
Tommy「ちょっと待て!お前ら団体が違うだろう?!私がいるけど団体が違うだろう?!お前、(リングマットをグリーンミストで)汚して!よそんち!どうすんだこれ!」
みぃ「いや、広田さんが『やったろう』って……」
広田「いや、あの、こっちから、こっちから、みぃが、みぃが……」
みぃ「私はやめとこうって言ったんです。でも(広田さんが)『絶対ウケるから』っつって」
広田「こっちです!(※みぃを指差して)」
みぃ「こっちです!(※広田を指差して)」
Tommy「アホかお前ら!どうすんだこれ?!どうすんだこれ?!」
広田「……話聞いてもらってもいいじゃないですかあ?!」
Tommy「じゃあ聞こうじゃないか」
広田「マイク使ってもいいじゃないですかぁ!?まず、リングを間違えてしまい申し訳ありませんでした」
桃野「間違えてたんですか?!」
広田「でも!聞いてくださいよ!すべてはMarvelousを盛り上げていこうという私の熱い気持ち。皆さん受け取ってくれましたか?!Marvelousでこの格好で試合した人っています?!たまにはいいですよね?!普段できないことをする。この3人だから、お前がそういうチャレンジをしなくてどうするんだ」
(※広田が桃野にワイシャツを差し出すと、観衆は手拍子)
桃野「煽らないでよぉ?!」
広田「分かった。分かった。ワイシャツといえば、今日セコンドに来てくれてます、宮崎さん!そうですよね!このワイシャツの着ぷりを見てみろ!」
(※宮崎が苦戦しながらワイシャツを着ると場内からは拍手)
桃野「えぇ~……やめといた方が良いと思いませんか……?」
(※観衆からの拍手がさらに強まると、桃野は諦めたようにワイシャツに袖を通し、場内からは黄色い歓声が上がる)
広田「ということでワイシャツルール採用でやりましょう」
桃野「す、すみません、ワイシャツルールマッチってなんですか?」
広田「ワイシャツマッチとは、通常のプロレスルールに加え、このワイシャツが全部脱げきった選手が失格というルールが追加されます」
(※桃野がセコンドに付いていた彩羽に声をかける)
桃野「だ、大丈夫です。ここはMarvelousのリングなので」
彩羽「あの……美桜らしくね……?(※桃野のワイシャツのボタンを留めながら)」
ようやくゴングが鳴ると、広田&みぃが2人がかりで桃野を追いかけ回してワイシャツを剥ぎ取ろうとするが、桃野は必死に逃げ回りながらも2人の攻撃を誤爆させ、倒れ込んだ広田の上にみぃをフランケンシュタイナーで放り捨て、さらに起き上がったみぃにドロップキックを見舞ったあとに広田の上からボディプレスの形で落ちるという3WAY慣れした妙技を見せる。
桃野はコーナーに上って「起きろ!起きろぉ~!」と叫ぶも、大ダメージを負った2人は全く動けなくなってしまい、桃野が呆れてリングに降りる中でダウンカウントが進む。場外では宮崎が彩羽を熱心に口説いており、復活したみぃが「イチャイチャしてんじゃねーよ?!」と場外の宮崎へスライディングキック。
広田と桃野は一時共闘を約束し、2人での拝み渡りを狙っていくが、中々向かう方向が一致せず手間取る。その後2人でロープ渡りには成功するもののロープを踏み台にアームドラッグへ移行しようとしたところで2人揃って足を踏み外して股間を痛打する。
みぃがロープへ飛ぶと、場外から宮崎がみぃの足を引き先程のお返しとばかりにエルボーを連打していくが、そこへ広田がトペ・スイシーダ。広田がみぃを、宮崎が桃野を入退場ゲートの奥まで連行していき、リング上は無人に。
Tommyレフェリーが冷静に場外カウントを数え始めると、ギリギリのタイミングで全員が顔を出すも、裏でも死闘が繰り広げられていたのか全員顔面にグリーンミストを噴射された状態で再登場。桃野のワイシャツの背中には緑文字で「ブス」と書かれている始末。
リングに戻ると、みぃのヘアホイップに広田がボ・ラギノールを合わせる連携攻撃、みぃのモンキーフリップで発射された広田が放つジャンピング・ボ・ラギノール、コーナーに上ったみぃの下から広田が勢いよく「セット!3!2!1!発射!」とボ・ラギノールで射出する連携ダイビングボディプレスとコミカルかつ強力な連携攻撃が為されていくが、ボディプレスの飛距離が出過ぎたため桃野を飛び越えて自爆。「よくも~!」と広田がスワンダイブ攻撃を狙うも案の定足を踏み外して自爆。
桃野が「もう触りたくない……」と半泣きになる中、2人を同時にヘッドシザースホイップで放り捨て、みぃにJKボムを狙うが、みぃが暴れて脱出。桃野がエルボーを連打していくとみぃは両手を広げて「来いよ!どうした!」と強気に受け続けていたが、桃野がロープに飛んだ瞬間に限界が来たのかバタリと倒れ込む。桃野は騙されずにすぐに丸め込んでいくが、広田がボ・ラギノールでカット。さらに宮崎がなだれ込んできて桃野をダブルアンクルホールドに捕らえる中で広田がマシンガン・ボ・ラギノール。これをみぃがカットし、広田&宮崎をまとめてランニングネックブリーカードロップ。
みぃは「匠!ダブルダブルダブル!」とセコンドをしていた彩羽を無理矢理リングに上げ「行くぞ~!愛のダブル~!」とトレイン攻撃を狙う。彩羽が遠慮して攻撃に加わらずにいると「ちょっと!ダブルでしょ?!なんで行かないの?!匠、私と宮崎さん、どっちが大事なのよ?!」と突如痴話喧嘩を開始。宮崎が突っ込んでくると彩羽は回避したもののみぃはボディスプラッシュの直撃を受けてしまい、バタリと倒れ込んで彩羽にマイクを要求。
みぃ「……匠くん、私はもうダメみたい。短い間だったけど、ホントに楽しかった。ありがとう。最後に、一曲聞いてください」
彩羽がマイクを向ける中でみぃが仰向けに倒れたまま『愛が生まれた日』を熱唱。パートが変わる際にみぃが彩羽に歌うよう仕向けるが、広田が割り込んできて続きを歌う。みぃが「お前が歌うんか~い!」をツッコミを入れる中、桃野が「広田!いいかげんにしろ!」とミサイルキック。
場外に逃れた広田、みぃ、宮崎は「いいとこだったのに!」などの責任のなすり合いから仲良く雑談を開始。桃野がコーナートップに上がり「こっちだ~!」と場外ダイビングクロスボディを狙うものの、3人はちらりと桃野を見やっただけで井戸端会議を再開。幾度もこの流れが繰り返されると、桃野は「これ以外なにも出来ない……」とぼやきつつ「こっちだよ~?すみませ~ん、飛びますよ~?知らないからね!行くよ!」と意を決して飛んでいくが、3人は会話を続けながら桃野をキャッチしてリングに戻し、何事もなかったかのように井戸端会議を続行。桃野のみリング内にいる状態で場外カウントが進み、桃野のカウントアウト勝ちとなった。
桃野「ちょっとぉ!美桜と広田さんとみぃさんの3WAYだったと思うんですけど!」
宮崎「うるせー!バーカ!」
桃野「とんでもない人たちですね?!でもとんでもない人たちに勝ったのは!桃野美桜!イエーイ♪もうしばらくは上がってこないでください、このリングに(※広田がリングに上がろうとする)下げて!セコンド!下げて!」
(※誰も広田を止めない)
広田「誰も下げねーじゃねーか」
宮崎「望まれてるじゃねーか!後ろ向いてみろ!(※桃野の背中に書かれた文字を見て)ブース!」
桃野「いいです。もう二度と当たりたくないと思ってたんですけど、また明日試合します。こんな感じでしたが、後半戦もお楽しみください。バイバイ♪」
第4試合
朱崇花と門倉は不仲の様子でバチバチと火花を散らしながら試合に臨む。
門倉と渡辺の対面でゴングが鳴ると、門倉がいきなりランニングネックブリーカードロップを繰り出し、渡辺も即座にラリアットで応戦。門倉が再びランニングネックブリーカードロップをみまえば渡辺もブレーンバスターからエルボードロップ、ボディプレスからサソリ固め。ロープに手を伸ばす門倉の指へ伊藤がフットスタンプ。
代わる伊藤は門倉に逆片エビ固めでどっしり腰を落とし。門倉がブレイクするとコーナーに振って突っ込んでいくが、門倉がヘッドシザースホイップで迎え撃ち、低空ドロップキックで追い打ちしてから朱崇花にタッチ。
朱崇花は伊藤にショルダータックルでぶつかっていくが、伊藤はびくともせず逆にショルダータックルで吹き飛ばし、ハンマースルーしようとする朱崇花の腕を引き寄せながらの強烈なエルボーを見舞って渡辺にタッチ。
渡辺は朱崇花との熾烈なロープの振り合いを制してラリアット。さらに伊藤とサンドイッチラリアットを狙うがこれは誤爆。朱崇花は2人にそれぞれビッグブートを叩き込み、ライオンサルトで2人まとめて押しつぶす。朱崇花はコーナーに上ってムーンサルトプレスを狙うが、渡辺が雪崩式投げっぱなしジャーマン。
代わる伊藤は「ヘソピなんてしてんじゃねーよ!」と朱崇花のへそピアスを踏み潰すフットスタンプからエルボードロップ。さらに裏投げを狙うが、振り払った朱崇花がビンタ、ビッグブート、スピンキック。伊藤は倒れず耐えてフロントスープレックス。さらにバックを取っていくが、朱崇花はレインメーカー式スピンキックを見舞ってジャーマン・スープレックス。
朱崇花がロープに飛ぶと、門倉がエプロンから朱崇花の背中を叩いてタッチ。朱崇花がニールキックを成功させると門倉がフォール。苛ついた朱崇花が門倉をカット。門倉はドロップキックの連打からミサイルキック。さらに逆打ちを狙うが、伊藤はこれを耐えてヒップドロップ。伊藤がロープに飛ぶと朱崇花がエプロンから羽交い締めにして門倉に攻撃を促すが、門倉のランニングエルボーは案の定朱崇花へ誤爆。場外に落下して口論する2人へ伊藤がリング上からスライディングキックを見舞う。伊藤が門倉にシットダウン式パワーボムも、朱崇花がカット。渡辺にタッチ。
渡辺はバックドロップを狙うが、門倉が振り払ってトラースキック3連打。朱崇花がミサイルキックで援護し、2人で渋々連携を狙っていくが、渡辺がブーメランアタックで2人まとめて圧殺。さらに伊藤がダブルラリアットを叩き込むと、渡辺が幸せのパンケーキプレス。
さらに渡辺がコーナーに上がり、伊藤がカナディアンバックブリーカーの体勢に捕らえて合体攻撃を狙うが、門倉が伊藤をフランケンシュタイナーで投げ捨て、朱崇花がコーナー上の渡辺へビンタ。門倉が渡辺へ雪崩式フランケンシュタイナーを見舞い、ダイビングフットスタンプ。さらに逆打ちを狙うが、渡辺が自ら後ろに倒れて潰し、そこへ伊藤がダイビングフットスタンプ。渡辺がスクリュードライバー2連発から伊藤がラリアット。さらに渡辺がラリアットを発射も、これをキャッチした門倉が飛びついて逆打ちで叩きつけ、これでカウント3。
第5試合
ロックアップで組み合うも橋本が圧倒的なパワーで押し込んでクリーンブレイク。手4つから橋本がバックを取ってコントロールするが、星月が何度も足を踏んで脱出しグラウンドに引き込んでいくが、橋本はクロスフェイスに捕らえる。
ブレイクしてから手4つで組み合うが、橋本がフロントネックロックで捕らえて振り回し、ショルダータックルからローリングセントーンも星月が回避し、カサドーラから低空ドロップキック。さらにエルボーを連打していくが、橋本が足を取ってコーナーに叩きつけ、クロスアーム式変形キャメルクラッチ。さらに星月のクロスボディをキャッチして叩きつけコーナーに上っていくが、星月が地対空ドロップキックで場外に叩き落とし、エプロンを駆けての場外ミサイルキック。
橋本がリングに戻ると星月はドロップキックを連打していくが、3発目を橋本がかわして自爆させローリングセントーン。さらにジャーマンを狙うが星月が背面着地してドロップキックでロープまで吹き飛ばし、エプロンから顔面にドロップキック。さらにアンクルロックで絞り上げ、橋本がその圧倒的な脚力で振り払うと星月は顔面へのドロップキックから足4の字固めを狙うが、橋本が下から蹴り上げて吹き飛ばし、スピアーで追撃。
さらに下からビンタを見舞って粘る星月をねじ伏せて逆エビ固め。星月がブレイクすると橋本は水車落としでたたきつけてラリアットを狙うが、星月が十字架固めで切り返し、エルボーを連打していくが橋本は耐えきって投げっぱなしジャーマンからラリアット。さらにパワーボムを狙うが、星月が回転エビ固めで切り返し、橋本のキックアウトの際に足に絡みついてグラウンドアンクルロック。橋本がロープに逃れようとすると足4の字固めで絞り上げる。
橋本がロープブレイクすると、星月はエルボー連打。橋本がバックを取ると、星月が振り払ってヒザへの低空ドロップキックからロープに飛ぶが、橋本が素早くバックを取って投げっぱなしジャーマン。さらにラリアットからパワーボムで叩きつけて3カウントを奪った。
第6試合
Marvelous内で渦巻く響と彩羽の因縁、仙女に響が乗り込んでいって生まれた岩田との因縁が交差するタッグマッチ。響&宮城は“新しいお友達ちゃん”としてダンスボーカルユニット『GeeSLY』の面々を引き連れて踊りながら入場。
響と岩田でゴングが鳴った瞬間に響きが突っ込んでいき、岩田が冷静にハイキックを発射。響はこれをかわして場外に逃れ、岩田の攻撃をのらりくらりとかわしながらラリアットからショルダータックル。岩田は彩羽にタッチ。
響は彩羽のハイキックをかわして引き倒し、宮城とともにダブルのニークラッシャー。さらに「かわいそうに。足が痛いのぉ?」と2人でタッチを回しながら彩羽の古傷であるヒザをグリグリと踏みつけていく。
響は彩羽へロープ越しのドラゴンスクリューを見舞い、弱った彩羽の蹴りを余裕で受け止めていくが、彩羽が怒涛の連打から顔面に低空ドロップキックを突き刺すと両者タッチ。
岩田と宮城の対面となり、岩田がロープに飛ぶと響が場外から足を引き、宮城が顔面への低空ドロップキックからボディスラム。響とタッチを回しながら1回ずつボディスラムで叩きつけていくが、響が「疲れた」とタッチを拒否してリズムが崩れると、岩田が掌底&左右のローキック連打からソバット、変形延髄斬りを見舞って彩羽にタッチ。
彩羽は痛む足で宮城にミドルキックを連打し、岩田とともにサンドイッチサッカーボールキッを連打。
代わる岩田はミドルキック連打でコーナーに押し込んで串刺しジャンピングニー。さらにブレーンバスターからサッカーボールキック。続けてロープに飛ぶが、エプロンから響がキックを見舞うと、宮城がヘアホイップからコーナーで顔面踏みつけ。岩田が宮城の足を取って引き倒すと宮城が場外にエスケープも、セコンドを務めていたDASH・チサコが強制的にリングに戻す。
岩田がロープに飛んでいくと、宮城はレフェリーを盾にして岩田を止め、響からコールドスプレーを受け取って岩田の顔面に噴射。岩田が倒れ込むと響にタッチ。
響は岩田のエルボーをキャッチして巴投げでコーナーに叩きつけ串刺しスピアー。さらにバックドロップからセントーンを見舞い、ラリアットを狙ってロープに飛ぶが岩田は飛びつき腕十字で迎え撃ち、そのまま腕固めへ。響がロープブレイクすると串刺しランニングニーから顔面にトラースキックを叩き込むも、響きは倒れず耐えてラリアット。響がコーナーに上っていくが、岩田は雪崩式ブレーンバスターからバズソーキック、スピンキック、ランニングニーを叩き込み、彩羽にタッチ。
彩羽はハイキックをクリーンヒットさせてランニングスリーの体勢も、響が着地してニーリフト連打。彩羽がスリーパーホールドで切り返すも、響は「首絞めるってのはこうやるんだよ!」と両手で彩羽の首を絞めながら組み伏せる。反則カウント4で開放された彩羽は多彩なキックを放つも響は全て先読みして回避し、ドラゴンスクリュー。彩羽は痛む足でニールキックを見舞うとコーナーに上がり、追いすがってきた響を岩田が投げ捨てる中で彩羽がスワントーンボム。完璧に決まるも、宮城がレフェリーの足を引いてカウントを妨害。
彩羽は再びランニングスリーの体勢も、宮城が彩羽の顔面にコールドスプレーを噴射してカット。援護に来た岩田の顔面にも再びコールドスプレー噴射。勝機を得た響が彩羽へバックフリップ、ラリアット、スライディングラリアット、カミカゼからのダイビングセントーンを発射も彩羽が回避。彩羽はミドルキック連打からローリングエルボーも、響が絡みついてスリーパーホールド。カットに来た岩田は宮城がまたもコールドスプレーで撃退。彩羽の意識が落ちかけ、あわやレフリーストップかと思われたが響は「まだだ!」と自ら開放し、パンプハンドル式水車落とし。これをカウント2で返されると、響は気が触れたように「なんでだよ!なんでだよ!全部お前のせいだ!」と場外のチサコへ向けて泣き叫ぶ。
岩田が響にトラースキックを連打し、彩羽&岩田のサンドイッチハイキックが炸裂。彩羽がスーパーフリークからロープに飛ぶが、響がカウンターのラリアットからネックハンギングボムからクラッチを離さずジャックナイフ。彩羽もエビ固めで切り返し、響のキックアウトに合わせて顔面へのトラースキックを3連打。カットに来た宮城を岩田がハイキックで排除し、彩羽がランニングスリーで響から3カウント。
彩羽「響、もうウチらの前に現れるなよ。2度も負けたらもういいだろう。岩田選手、ありがとうございました。1つ、この試合に勝ったら言いたいことがありました。橋本選手、上がってきてください」
(※橋本千紘がリングイン)
彩羽「GAEAISM、自分の怪我、欠場も含め、完敗しました。あの日に耳打ちしたこと、まだ覚えてますよね?AAAWのベルト、自分にリベンジさせてください。挑戦させてください。お願いします」
橋本「まずは復帰おめでとうございます。彩羽匠……待ちくたびれたよ!待っている間、桃野美桜と星月芽依が大ッ嫌いになるほど楽しませてもらいましたよ。やっと!2人の闘い、誰にも邪魔されずに出来ますね。けど、彩羽匠。彩羽匠も私のオブライト1発で終わらせますので、楽しみにしててください皆さん!」
彩羽「上等です」
(※響が突如巨大拡声器で割り込んでくる)
響「いつまで青春ごっこやってるんですかぁ~?お前らのベルトがどうこうとかマジどーでもいーんですけどぉ~!」
彩羽「(※響を無視して)自分はランニングスリーで絶対取りますので」
響「あれっ?あっ?あっ?あっ?!チサコさん!チサコさん!今日は響に会いに来てくれてありがとーございまぁ~す!なんか、お前ら(門倉&桃野)が持ってるタッグベルト、私とお友達で持ってたほうがチサコさん喜びますよね?ねっ?ねっ?」
チサコ「笑わせんじゃねーよ」
響「えへっ、えへっ、えへっ」
チサコ「ベルト、狙ってんのか?」
響「ねらってますよおおおおおお!」
チサコ「笑わせんじゃねーよ。桃野と門倉を、テメー、ナメんじゃねーぞ。お前らは頭もおかしいしクズだしアホだし、ブタ(※響を指して)だしシャクレ(※宮城を指して)だし、お前らがベルト取れると思ってんじゃねーぞ。お前らじゃ勝てねーんだよバーカ!」
響「悪いけどぉ!筋肉バカ(※橋本を指して)と変態仮面(※岩田を指して)にゃキョーミは無いの!どっか行って!しっ!しっ!」
岩田「お前、一々ゴチャゴチャうっせーけど、黒豚!お前は人のことゴチャゴチャ言う前に肥満外来に行け!」
響「あ~だこ~だ言っても仕方ないんですぅ~、私はベルト挑戦したいんですぅ~、チサコさぁ~ん」
チサコ「私決められないし。ちょうどチャンピオンいるじゃん。こう言ってますけど、チャンピオン、受けるんですか?どうなんだよ」
(※ベルトを持った桃野&門倉がリングサイドで進み出る)
門倉「オイ、お前さ、勝ってモノ言うかと思ったら今日負けてんじゃねーかよ。大口叩くんだったら勝ってから言え。わかんねーのかよ」
桃野「響、久しぶり。こっちだってな、我慢してることいっぱいあるんだよ。聞きたいこともある。誰に挑戦するっつってんの?こっちだって何回試合壊されたと思ってんの?許せないこともたくさんある。でもプロレスラーだから、リングの上で聞きたいって思ってた。だから今回、対戦できるのを楽しみにしてるよ。でもね、このベルトだって、必死こいて橋本千紘から取ったんだよ。そんな簡単に今のあなたたちに渡すわけがない。いつでもいいです、いつでもやります」
宮城「あっ、やるんだ」
響「ハハ、ウヘヘヘ、ヒャヒャヒャ!やるんじゃん!やるんだったら早く言えよ。話なげーんだよ。決まったから。帰ろ」
(※響&宮城は「やるならさっさと言えよな」「かえろーぜ」など愚痴りながら退場)
彩羽「オイ、黙れ。ウチもいいですか?チサコさん、10月1日に、後楽園ホールやります。仙女のベルト、タイトルかけていいですか?あと、AAAWのベルト、10月1日、後楽園、組ませてください。この7月19日から約1ヶ月で、お客さんがこんなに……減りました。このご時世とは言え、橋本選手も仙女の後楽園で言っていたように、自分も……負けたくないです。10月1日、お客さん入れるんで、是非お願いします。チサコさん、よろしいでしょうか。お願いします!」
チサコ「チャンピオンがそう言ってるし、私も匠と橋本のシングル、戦いを見たいと思ってたから。10月1日、お願いします」
彩羽「ありがとうございます。10月1日、10月1日、10月1日!皆さんまたここで、Marvelous、そしてWAVEさんの興行もありますけど、リベンジします!絶対いれます!皆さん是非見に来てください!よろしくお願いします!岩田選手、自分は隣で組むんじゃなくて、対戦してみたいです。是非いつかまたここのリングでシングルマッチやりましょう。よろしくお願いします」
岩田「よろしくお願いします!」
彩羽「こんな大変な世の中なのに、皆さん後楽園まで足を運んでくれて本当にありがとうございました!そして……」
(※長与千種が本部席で彩羽を応援していた宮崎、みぃへ「お礼を言いなよ」と助言)
彩羽「宮崎さん、みぃさん、今日の試合……Marvelousに新しい刺激を与えてくれてありがとうございました(笑)10月1日、WAVEさんも一緒に後楽園やらせていただくので、よろしければみぃさんも出てほしいですよね。新しい刺激をまた是非。みぃさんの試合、実は初めて生観戦だったんですよ。皆さんはどうでしたか?!(※観衆が大喝采)また、よろしくお願いします。配信、テレビ、画面の向こうで見てくださってるMarvelousファンの皆さん、ありがとうございました!それでは、こんな世の中なのに来てくれたお客さんがいるので、Marvelousからもちょっとプレゼントを用意してます。Marvelousの皆さん、リングに上ってください。本日はご来場本当にありがとうございました!KAORUさん!声が聞きたいです!」
KAORU「皆さん、本日はご来場誠にありがとうございます。私は元気です。……あ、涙が出そうなのでもういいですか?(笑)復帰までお待ち下さい。ありがとうございます。すみません」
彩羽「それでは、いつのようにアイラブMarvelousで締めたいと思います!そのあとに皆さんにボールを投げさせていただきたいと思います!……あの、ごめんなさい!サインボール投げたかったんですけど……サイン入れるの忘れました!ごめんなさい!今、書きながら!書きながら投げますので!すみません!今ホントにビックリしました!(笑)すみません!(笑)それでは10月1日も皆さん、後楽園に来てください!アイラブMarvelous!」
<試合後コメント>
彩羽匠&岩田美香
彩羽「ありがとうございました!自分は響、もういいです。多分、旬なものに付きたい気持ちはわかると思うんです。復帰するって言ってから。もう響は2連敗してますからね。もうそうそう簡単には組まれないでしょう。響が結果を残すまでね。自分はずっと欠場からためてたフラストレーションを、BANGBANG!と出していきますんで、見ててください。こっから快進撃です。コロナに苦しめられる日々もありますけど、響みたいに足を引っ張ってきますけど、そこにずっと付き合ってられないんで。自分は自分の夢をしっかり叶えます。どんな状況だろうと。夢を、お客さんみんなに見せていきます。岩田選手も長期欠場をしてて、復帰されて、多分試合後に表情を見たときに、すごい自分の中でグッと来るものがあって。多分悔しいんだと思います。自分から見てね?分かんないですけど。全然スッキリした顔をしてなかった。どう思ってるんですか、実際は。自分は岩田選手の悔しさがなんとなくわかるし、隣に立つよりも対角に立ちたいって気持ちはすごくあります」
岩田「彩羽選手、ありがとうございました。自分はこの試合が決まったときに対抗戦をしてたMarvelousの彩羽選手の隣に立つってことで、そこは上手くできるのか、そして相手も相手だったのでどうなることかと思ってたんですけど、まあそこは欠場期間もあったし、あの2人が対角だしってことで、多分彩羽選手と気持ちは、その部分では一緒になったのかなって思います。ただ、自分が決めたかったっていう。自分も結果が、欠場から明けてできてるんですけど、結果がついてこなくて自分としては不甲斐ない。そこに黒いやつらが出てきて、なんとなくですけど、自分のなりたいイメージが出来てきて、アイツらをぶっ飛ばすっていう自分の意気込みが今上がってきてるので、まずアイツらを好き勝手させないように。何考えてるかわかんないですけど。自分は27日に仙女のホームで2人と対戦が入っているので。一筋縄では行かせないように自分もしっかり結果にこだわっていきたいと思います。そして彩羽選手とはやっぱり隣じゃなくて、今は橋本が目の中に入ってると思うんですけど、岩田美香の存在もどんどん植え付けていきたいと思います」
彩羽「今日、ズバズバ入ってきました。正直、自分の欠場前は橋本選手しか見えてなかったですけど、グっと入ってきました。なんか、わかりますよ。この気持ち。同期ですよね?」
岩田「橋本は同期です」
彩羽「上に上がってきてください」
岩田「待っててください」
彩羽「自分も橋本選手のベルト、絶対取るんで。狙ってきてください。橋本選手とは10月1日、やっと。ほんとは橋本選手の立場からしたら、あのビッグマッチであんな過酷な試合をしてきて取ったベルトを、復帰早々で『はい、挑戦してきていいですよ』って言わないかと思ったけど、快く承諾してくれたのがまた、余裕なのかなっていうのも見えましたね。でもしっかり自分も、なんだかんだ試合が無くなったりして悔しい思いをしたけど、身体は休めてないので。しっかりいつでも、24時間プロレスラーでいるので、しっかり取りに行きます」
――「橋本選手のベルト」という言葉がありましたが、センダイガールズのシングル王座を指している?
彩羽「AAAWです。流石に向こうもあのときは2つのベルトをかけてくれましたけど、そう簡単にはリスクのある試合を、自分が復帰して早々じゃ『2つかけてください』とは言えないです。ホントはそうしたいですけどね。なので、まず自分はAAAWを狙って、仙女のベルトも、色んな団体のベルトも持ってきます!」
――彩羽選手の希望としては、AAAWの全権をかけての試合を望んでいる?
彩羽「全権欲しいですね!そこはちょっと……なんも言ってないですからね、なにに承諾してくれたのか分かってないですからね。ちょっと、また話を詰めたいと思います。自分は全権ほしいです。全権もらいたいです。もらいます」
――その決戦は10月1日後楽園で決定ですか?
彩羽「はい!WAVEさんとの後楽園ってことなんですけど、ホントだったらWAVEさんとの試合も組みたいところなんですけど……それほど焦ってるってことです。早く獲りたい、客さんを入れたい、どうにかしたい。今日の客入り状況を見て、仕方ないです。これで『皆さん来てください』と言う方が逆にアレだと思うんですけど、なんとかして頑張って。これも結果ですから。勝ち負けとかじゃなくて、お客さんの入りも結果ですから。そこも努力していきますので、10月1日にすぐリベンジさせてくださいって気持ちです」
――いよいよスターダムでの5★STAR GPの試合が始まります
彩羽「5★STAR GPは、もちろん10月1日は5★STAR GPが終わってる頃かな?ペース的によく進めば、コロナのアレの関係もあるので。でも10月1日の前にあるので、そこの結果も残しつつ、後楽園も結果を残してという形で。もちろん優勝しか見てないですよ。あとは全部、話題をかっさらっていきたいと思います」
――岩田選手、彩羽選手は同じくキック技を多用する選手ですが、組んでみていかがでしたか
岩田「中々、自分が言うのもアレですけど、息が合った場面もあったのでゾワゾワしましたけど、やっぱり対角にいたいなというのを今日改めて感じました」
彩羽「ぶっちゃけ、岩田さんいなかったら、今こうやって強がってますけど、危うかった場面もあります。響を認めるつもりはないけど。勝ったのは自分なんで。でも岩田さんがいなかったら……」
――スリーパーホールドを繰り出したのは意外でした
彩羽「……私、やってました?意識が朦朧としてた部分もあったんですけど、目が途中で全く見えなくなって」
岩田「アレはレフェリーがしっかり見ておいてほしかったですね」
彩羽「そういうやり方で来るんだったらね。あと、マイクで最後ガチャガチャ話してたんですけど、負けたらさっさと帰れですよ。あんまプロレスラーで、そんなカッコ悪い事する人いないですよね。負けてもなお喋り続ける人って。まあよくあそこまで生きてましたねって感じでしたけど。黙らせますよ、桃野&門倉が」