【試合詳細】5・22 新日本プロレス後楽園ホール大会 ウィル・オスプレイvsエル・ファンタズモ マーティ・スカルvs鷹木信悟 田口隆祐vsロビー・イーグルス ロッキー・ロメロvsYOH

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『BEST OF THE SUPER Jr. 26』
日程:2019年5月22日(水)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1679人(満員)

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
[BULLET CLUB]○石森太二【4勝0敗=8点】
4分56秒 ブラディークロス→片エビ固め
[鈴木軍]●TAKAみちのく(フリー)【0勝4敗=0点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○バンディード(ROH)【2勝2敗=4点】
6分19秒 21プレックス
●成田蓮【0勝4敗=0点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●ティタン(CMLL)【1勝3敗=2点】
10分55秒 オクトバスクラッチ
○ジョナサン・グレシャム(ROH)【2勝2敗=4点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS/ROPPONGI 3K]●ロッキー・ロメロ【1勝3敗=2点】
13分29秒 スターゲイザー
[CHAOS/ROPPONGI 3K]○YOH【2勝2敗=4点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●タイガーマスク【2勝2敗=4点】
8分59秒 デスヌカドーラ→片エビ固め
○ドラゴン・リー(CMLL)【3勝1敗=6点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]○BUSHI【1勝3敗=2点】
7分13秒 エムエックス→片エビ固め
[鈴木軍]●DOUKI【1勝3敗=2点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS/ROPPONGI 3K]●SHO【1勝3敗=2点】
4分1秒 リングアウト
[鈴木軍]○金丸義信【1勝3敗=2点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
●田口隆祐【3勝1敗=6点】
11分13秒 シートベルト
[BULLET CLUB]○ロビー・イーグルス【3勝1敗=6点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Aブロック公式戦 30分1本勝負
●マーティ・スカル(ROH)【2勝2敗=4点】
14分7秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め
[L.I.J]○鷹木信悟【4勝0敗=8点】

▼「BEST OF THE SUPER Jr. 26」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]●ウィル・オスプレイ【3勝1敗=6点】
26分40秒 CRⅡ→片エビ固め
[BULLET CLUB]○エル・ファンタズモ【4勝0敗=8点】

ファンタズモがオスプレイとの壮絶空中戦を制して無敗の4連勝!鷹木がマーティ&ブロディを蹴散らし貫禄勝利!YOHが師匠・ロッキー超え!金丸が頭脳戦でSHOに完勝!

シルバー・キングさん追悼セレモニー


 試合開始前、今月11日に亡くなったシルバー・キングさんの追悼セレモニーが行われた。

 シルバー・キングさんはドクトル・ワグナー・ジュニアを兄に持ち、兄と同じ“ドクトル・ワグナー・ジュニア”の名で1987年に全日本プロレスへの参戦で初来日。
 新日本プロレスには2001年に3代目ブラックタイガーとして参戦し、BEST OF THE SUPER Jr.にも2度エントリーし、ドクトル・ワグナー・ジュニアとの兄弟タッグでジュニアタッグに挑戦するなどの活躍を果たした。
 そして今月11日にロンドンでの試合中に心筋梗塞を起こし、51歳で帰らぬ人となった。

 BEST OF THE SUPER Jr.の参戦選手を始めとした各選手たちがリングに集まり、シルバー・キングさんの冥福を祈った。

第1試合


 ゴングが鳴ると首の取り合いから互いにロープに押し込んでいくが、TAKAが離れ際にサミングからグラウンドに引き込んでクロスフェイスを狙っていくが石森は即座にロープへ。TAKAは首投げからグラウンドヘッドロック、顔面をかきむしりながら首4の字と攻め立てていき、石森がブレイクするとコーナーに押し込んでランニングニーからフォール。石森のキックアウトに合わせて再び首4の字、さらにアームロックも重ねていく熟練の技術を見せる。
 石森がブレイクするとTAKAは石森をコーナーに振っていくが、石森はエプロンに出て回避さらにスワンダイブ攻撃を狙うが、これを回避したTAKAが逆にスワンダイブ式のニールキック。さらにフェイスロックへ移行し、石森がロープへ伸ばした手を取って足関節を極めながらの首4の字。石森はなんとかブレイク。
 TAKAはボディスラムからロープに振っていくが、石森はハンドスプリング式延髄斬りで一矢報いるが、TAKAもスーパーKからトラースキック。さらにみちのくドライバーを狙うが、これをこらえた石森がブラディークロスでカウント3を奪った。

第2試合


 クリーンに握手してからゴングが鳴るも、バンディードがガットショットで先制しロープワーク合戦。ハンドスプリング式オーバーヘッドキックをかわした成田がドロップキックからコーナーを背にするバンディードに串刺し攻撃を狙うが、バンディードはジャンピングブートでカウンターし、フェイヤーマンで担いでから前に放り捨てバックエルボー、低空ドロップキックとスピーディーな連撃。さらにエルボー連打からロープに走るが、成田がキャッチしてボディスラム。
 成田は串刺しバックエルボーからショルダータックル、さらにブレーンバスターを狙うがこらえたバンディードが振り払って突撃するが、成田はカウンターのフロントスープレックス。成田はフロントスープレックスホールドを狙うが、これを振り払ったバンディードが突撃しエプロンから延髄斬り。さらにバンディードはエプロンからスワンダイブ攻撃を狙うが、成田は飛ぶ前に組み付いてトップロープ越しのフロントスープレックスを狙う。バンディードが抵抗するとエプロンまで出ていってエプロン上でエルボー合戦。これを制したバンディードが突っ込んでいくと、成田はエプロン上でフロントスープレックスを決めて見せ、プランチャで追撃するがバンディードはこれをキャッチし、ボディスラムの形でエプロンの角目掛けて放り投げて叩きつける荒業を繰り出す。
 大ダメージを負った成田は場外カウント19でリングに戻るが、バンディードはキックのコンビネーションから水面蹴り、更に丸め込みを狙っていくが、成田もバックスライド、スモールパッケージなどで抵抗。しかしバンディードはランドスライドのように旋回させながらの変形go2sleepからの21プレックスでカウント3を奪った。

第3試合


 両者はクリーンに握手を交わしてからゴング。
 距離を詰めて首の取り合いから腕の取り合い、ジョナサンが無駄のない動きで次々に腕を取っていけばティタンはスピーディーな返し技で抜け出し一旦ブレイク。
 再び組み合った両者はグラウンドで足を極め合い、ジョナサンがカエル倒立のようなかたちで足を極め、ティタンが上に乗ってフォールすると勢いよくブリッジして跳ね飛ばしアームドラッグで放り捨てる妙技を見せる。
 一旦ブレイクした両者は改めて握手を交わすが、ティタンがソバットからジョナサンの腕を決めながら丸め込みを狙う。これを返されるとティタンは逆水平チョップ。ジョナサンも負けじと打ち返していくと両者は足を止めてチョップ合戦へ。ティタンがこれを優勢に進めると、ジョナサンをコーナーに押し込んで膝蹴りを入れていき、串刺しラリアットも、ジョナサンはラリアットで迎撃を狙う。これをスウェーしてかわしたティタンは延髄斬りでこの攻防を制すると、ロメロ・スペシャルでジョナサンを釣り上げる。ジョナサンは力技で両腕を外すと追撃を狙うティタンに丸め込みから腕への低空ドロップキック。さらに走ってミスティカ式フェイスバスター。さらにティタンの腕を取りながらエルボー合戦で打ち合っていき、ジョナサンが走るがティタンは追走して組み付いてレッグロールクラッチ。これを返したジョナサンはエプロンに逃れるが、ティタンは攻撃を食らったフェイントからネックスプリングで跳ね起きて延髄斬り。さらにコーナー上のジョナサンを追って行くが、ジョナサンはコーナー上でティタンをアームロックで絞り上げる。これを振りほどいたティタンはコーナー上でジョナサンを旋回式サイドバスター。
 リングの上で痛みにのたうち回りリング外に逃げようとするジョナサンをティタンが追っていくが、これを読んでいたジョナサンは丸め込みで反撃し、攻守が目まぐるしく入れ替わる回転エビ固め合戦からジョナサンが組み付いてオクトバスホールド。ティタンがロープに向かって腕を伸ばすとその腕を取りながらグラウンドに倒れ込み、腕も極めながらオクトバスクラッチ反り上げていくと、ティタンは無念のギブアップ。
 試合後、ジョナサンはセコンドから受け取った氷嚢をティタンの首に当て、その心意気に応じたティタンはジョナサンとガッチリと腕を組んで健闘を称え合った。

第4試合


 CHAOSかつROPPONGI 3Kの師弟対決とも呼べる両者の対決は、握手代わりの3Kポーズを合わせてからスタート。
 ロックアップから腕の取り合いからアームドラッグの応酬から一旦ブレイク。再びロックアップから腕の取り合いに移行するがロッキーが首投げからロープに走りガットショットを放つが、YOHはドラゴンスクリューでのカウンターを狙う。これをスカして走るロッキーだったが、YOHは低空ドロップキックでカウンターし、よろけるロッキーに低空ドロップキックを連発して追撃。さらにロッキーの足にストンピングを入れてレッグロックと足に狙いを定める。
 ロッキーはエルボー連打で突っ張っていき、YOHが打ち返すと強烈な逆水平チョップで反撃。さらにガットショットを放ち、YOHも再びドラゴンスクリューを狙うが、ロッキーも再びこれをスカして腕十字に入る。YOHは慌ててブレイクするが、ロッキーはYOHの腕に狙いを定めて腕へのストンピングやショルダーアームブリーカー、さらにコーナーに押し込んで腕を取りながらロープに上がり、そのまま腕へダイビングニードロップ。さらにコーナーに振って串刺しラリアット。反撃に転じようとするYOHのエルボーをキャッチしてアームロックDDT。さらにYOHをトップロープにぶら下げて腹部へフロントキック。そのままミサイルキックを狙うがYOHがこれをかわし、ロッキーは着地の際に序盤の足攻めが響いてバランスを崩してしまう。ロッキーはエプロンに立つYOHにフロントキックを放っていくが、YOHはキャッチしてロープ越しのドラゴンスクリュー。さらにロッキーの足へのミサイルキックから足4の字を狙うが、ロッキーが下から足を取って首固め。これをキックアウトされるとロッキーはコーナーに上るが、YOHは下から足を取り雪崩式ドラゴンスクリュー。さらにニーロックで固めていくが、ロッキーが体勢を入れ替えてクラッチを切ると腕十字へ。YOHはなんとかブレイク。
 互いに腕と足にダメージを負った2人はふらつきながらもリング中央でYOHが足へのガットショット、ロッキーが腕へのミドルキックを放っていくが、YOHがジャンピングニーで一撃入れると、ロッキーもジャンピングニーからのラリアットと対抗。さらに飛びつき式のリバースDDTから不知火を狙うが、YOHがこれを耐えてキャッチしファイナルカット。YOHはフィニッシュ宣言からドラゴン・スープレックスを狙うが、ロッキーが抵抗するとジャーマン・スープレックス。これを返されると再びドラゴン・スープレックスを狙うが、ロッキーはサムソンクラッチ。これを返したYOHはレッグロールクラッチに移行するが、ロッキーもすばやく腕十字に切り返す。これを上から押しつぶしてフォールしたYOHだったがカウントは2。
 ロッキーはヨーロピアンエルボーから「ナカスゾ!コノヤロー!」と叫んで顔面に強烈な張り手。さらにロッキーはラリアットを狙うが、ダッグしたYOHが足を取って、スターゲイザーでタップを奪った。
 試合後、YOHがロッキーを助け起こすと、ロッキーはYOHの腕を掲げ上げて勝利を祝福。その後2人は軽く抱き合って健闘を称え合い、リングを降りた。

<試合後コメント>
YOH
「ロッキーから2勝目!獲りましたね!ロッキーがいなかったら今の俺もSHOもないから。無限大、無限大の感謝っすね。こうやって戦えて、シングルでやって、思い切り試合やってね、なんか仲がもっと深まったというか、肌と肌を合わせて感じたこともあるし、ロッキーと組んで、ロッキーと友達で良かったなって神速思います。これからもROPPONGI 3Kと一緒に成長して強くなっていきます。……ROPPONGI 3Kが青春っすね」

第5試合


 両者はクリーンに握手を交わしてからゴング。
 手4つからバックの取り合い、腕の取り合いに発展してブレイク。再び組み合ってタイガーがグラウンドに引き込んでキーロック、腕十字と狙っていくがリーはクラッチを切って跳ね起き、一旦距離を取る。
 ロックアップからヘッドロック、ショルダータックルから互いにソバットを打ち合い、リーがコルバタを狙うが、耐えたタイガーがパワーボムの形で叩きつけ、場外に逃れたリーへトップロープからプランチャを投下して追撃。
 場外カウント13でリーが上がってくると、タイガーは即座にコーナーに上ってダイビングクロスボディ。しかしリーはこれをキャッチして倒れ込みながら首固めに移行。タイガーがこれをキックアウトするとリーはロープに走るが、タイガーは風車式バックブリーカーでカウンター。タイガーはリーをコーナーに上げて雪崩式ダブルアームスープレックスを狙うが、エルボーで振り払ったリーがコーナーからぶら下がるタイガーへダイビングフットスタンプ。タイガーはこれをギリギリで回避するが、リーは串刺し低空ドロップキックの2連発で追撃し、ダブルアームバックブリーカーからスライディングキック。続けてデスヌカドーラを狙うが、振り払ったタイガーが担ぎ上げてパイルドライバーからタイガードライバー。これを返されるとタイガーはタイガースープレックスを狙い、カサドーラで切り返そうとするリーを上から押しつぶしてフォール。これをキックアウトされるとスリーパーホールドから両腕を極めていくが、リーはなんとかブレイク。
 タイガーは再びタイガースープレックスを狙って組み付くが、リーに抵抗されるとハイキック。これをキャッチしたリーはそのまま引き倒してSTF。タイガーはなんとかロープへ。
 リーはタイガーのバックを取っていくが、バックを取り返したタイガーがバックスライド。これを後転して即座に起き上がったリーはランニングニーを2連発。最後はデスヌカドーラでカウント3を奪った。
 試合後、リーは倒れたままのタイガーに駆け寄ると抱きしめながら助け起こし、タイガーもしっかり抱きしめる。リーはさらに土下座までしようとするとタイガーが慌てて止めるが、最後は2人で正座で向き合って頭を下げあった。

第6試合


 BUSHIが奇襲しようとすると、これを読んでいたDOUKIが逆に奇襲。不意を突かれたBUSHIだったがコルバタでDOUKIを場外に放り捨てるとプランチャの形で場外に飛んでいって足から組み付きフランケンシュタイナー。
DOUKIがリングに戻るとBUSHIはTシャツを脱いで首を絞めあげていく。これをレフリーに咎められるとロープを背にしたDOUKIにBUSHIが突撃するが、DOUKIがこれをかわすとBUSHIは場外に転落。DOUKIはこれを追っていって客席になだれ込むとBUSHIを痛めつけていく。
 DOUKIはBUSHIをリングに戻すと助走をつけてダブルフットスタンプ。さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、ブートで反撃したBUSHIがコーナー上から飛びついてフランケンシュタイナー。さらにBUSHIはブレーンバスターを狙うが、DOUKIがブレーンバスターで投げ返す。DOUKIはフォールに入るが、BUSHIがキックアウトする際に腕関節を取っていくがBUSHIはなんとかブレイク。
 DOUKIはスワンダイブ攻撃を狙うが、BUSHIは地対空ドロップキックで場外に叩き落とし、リングに戻ってきたDOUKIとエルボー合戦。BUSHIは速射からの延髄斬りでこれを制してロープに飛ぶが、DOUKIはラリアットでカウンター。さらにDOUKIはどどんを狙うがBUSHIはカサドーラ。キックアウトしたDOUKIはロープに走るがBUSHIがドロップキックでカウンターし、ロープを使ってエプロンに頭を突き刺すDDT。さらにコードブレイカーからのエムエックスでトドメを刺した。

第7試合


 あとから入場してきたSHOの選手コールの際に金丸が奇襲して試合開始。
 負傷しているSHOの耳を掴んで絞り上げていく金丸だったが、SHOはロープワークで翻弄してドロップキック。さらにエプロンに出た金丸を低空ドロップキックで場外に落とすと、エプロンで助走をつけて空対地ランニングミドル。場外で距離を取る金丸を追っていくSHOだったが、場外戦に一日の長がある金丸は南側観客席2階になだれこみ、客席でのブレーンバスターを狙うが、SHOも対抗してパワーボムを狙う。金丸が抵抗するとミドルキックで吹き飛ばして突撃するが、金丸はこれを避けて壁にSHOを叩きつけると観客席で高速ブレーンバスター。
 金丸は先にリングの前まで戻り、大ダメージを負ったSHOがギリギリでリングまで戻ってくるとトラースキックを放って素早くリングイン。ここで場外カウント20が数えられ、金丸が鮮やかなリングアウト勝ちを収めた。

第8試合


 ロックアップから腕取り、グラウンドでイーグルスがヘッドシザースで捕らえるが、田口は倒立から足を前後に動かす余裕を見せてからブレイク。
 イーグルスはロープに走るが、田口はこれをかわしながら何往復もイーグルスをロープを走らせ、ヒップアタック、逆水平チョップと打ち込んでいく。イーグルスが突っ込んでいくと田口はこれをいなしてイーグルスをエプロンに出してヒップアタックを放っていくが、イーグルスが回避しロープの間にケツが挟まってしまう。イーグルスはこれを見逃さずに619の形で田口のヒザ裏を蹴飛ばし、足への低空ドロップキック、さらにトゥーホールド、田口のガットショットをキャッチしてロープに引っ掛けて下から膝裏を蹴り上げるなど田口の足に狙いを定める。
 イーグルスはコーナーを背にする田口に突撃するが、田口はこれをキャッチして火の玉ボム。場外に逃れたイーグルスを三角跳びプランチャで追撃した田口は、イーグルスをリングに戻すとスワンダイブ式ミサイルヒップ。これを返されると田口はスリー・アミーゴス。続けて田口はプルプルと震えてギタると「オヤァイ!」と叫ぶが、イーグルスは田口のケツにドロップキック。さらに足4の字を狙うが、これを下から足を取った田口がオーマイ・アンド・ガーアンクル。これを振り払ったイーグルスのバックを取ってどどんを狙うが、イーグルスも回転エビ固めで切り返し、田口のキックアウトに合わせて足を獲りニーロック。田口はなんとかブレイク。
 イーグルスは田口をコーナーに振って串刺しダブルニーから串刺しランニングダブルニー。これを返されるとイーグルスはコーナーに上がり、ファイヤーバードスプラッシュを放つが、回避した田口がイーグルスの足を取ってオーマイ・アンド・ガーアンクル。回転して足を取り、バックを取り、と体勢を入れ替えたイーグルスはネックブリーカーで田口を叩きつけ、ハイキック、ソバット、延髄斬りと首にダメージを畳み掛けて走るが、田口が延髄斬りでカウンターしどどんスズスロウン。続けてどどんを狙うが、イーグルスがバックを取り返し、シートベルトで丸め込み電光石火のカウント3を奪った。

第9試合


 ゴングが鳴ると、マーティはゆっくりと鷹木に握手を求めるが鷹木は拒否。
 ロックアップからロープに押し込み合い、鷹木が離れ際にチョップを放つがマーティはこれを回避。距離を取ってから手4つで組み合い、マーティがガットショットも交えて上から潰していき、腕を取りながらグラウンドに引き倒しヒジへのフットスタンプを狙うが、これを回避した鷹木がショルダータックル。さらにショルダータックルを狙うがマーティはバックエルボーでカウンターし、場外に逃れた鷹木を追ってエプロンに出て地対空バックキック。さらに場外で鷹木の腕を取ってエプロンに固定すると肘関節へフットスタンプ。
 マーティは鷹木をリングに戻すと鷹木を腕固めに捕らえ、肘関節を固定してからなおもフットスタンプ。鷹木がよろよろと起き上がると逆水平チョップ、エルボーを交互に放っていき、鷹木にも打ってこいと挑発。鷹木は恐ろしい速度で逆水平チョップ、エルボー、ナックルを連打していくが、マーティはこれをキャッチしてスイングDDT。
 マーティはロープに走るが、鷹木はバックエルボーで動きを止めてからラリアット。さらにロープに振りながら追走してニーリフト、ブレーンバスター、スライディングラリアットと畳み掛けてフォールも2。鷹木はバックドロップを狙うが、マーティが抵抗すると後頭部にラリアット。さらにラリアットを狙うが、これをキャッチしてバックを取ったマーティがハーフネルソンスープレックス。 マーティは鷹木に串刺しエルボーからコーナーに上げて雪崩式ブレーンバスターを狙うが、鷹木がエルボーで撃ち落とす。それでもマーティはメゲずにコーナーへ上がっていきトップロープを踏み台に雪崩式ブレーンバスターで叩きつける。
マーティはフィニッシュ宣言も鷹木がショルダースルーで切り返し、顔面に張り手からパンピングボンバーで試合を決めに行くがマーティもラリアットで迎撃。ラリアットとパンピングボンバーの打ち合いとなり、マーティがトラースキックのフェイントからのエルボーでクリーンヒットを入れランニングニーを叩き込むが、鷹木もパンピングボンバーで反撃し、両者互角。
 2人は足を止めてエルボー合戦で打ち合っていき、鷹木が左右のエルボー連打からパンピングボンバーを狙うが、セコンドのブロディが下から足を引いて鷹木を倒すと、レフリーはそちらに気を取られる。そのスキにマーティは鷹木を傘で殴ってラリアット。鷹木はなんとかこれを返してマーティに向かっていくが、マーティはレフリーを盾に。鷹木はすんでのところで攻撃を思いとどまるが、マーティがレフリーを鷹木にぶつけるとレフリーは昏倒。
 ここでブロディが再びリングに上がり串刺しラリアットからスクラップバスターを叩き込み、マーティがパワーボム。さらにマーティが鷹木を押さえ、ブロディがラリアットを放つが鷹木が回避しマーティに誤爆。鷹木がブロディをパンピングボンバーで蹴散らしてマーティに串刺しラリアットから正調パンピングボンバーを狙うが、マーティがカサドーラ。これを切り返した鷹木がバックスライドの体勢から熨斗紙。さらにパンピングボンバーを叩き込むも2。ならばと鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンでマーティを突き刺しカウント3を奪った。
 鷹木は退場していくマーティを睨みつけながらマーティの傘をヒザで叩き折り、力の差を見せつけた。

<試合後コメント>
鷹木信悟
「あぶねぇ!マーティ・スカル……ジュニアシングルのベルトを持ってた時期もあって警戒してたけど、まさかブロディが入ってくるとはな。ただ、そのおかげで俺は!……燃えたぜ。俺はああいうデカい奴を見るとぶっ飛ばしたくなるんだよ。流石マーティだ。まあ、月・火オフだったから大分回復したと思ったけど、流石だな、BEST OF THE SUPER Jr.!肉体的にはまだきついが、精神的にはモチベーションが高いままキープされてるからな。明日だ、明日!“ザ・ドラゴンvsドラゴン・リー”!日本のドラゴンとメキシコのドラゴン、どっちが凄くて強いか……明日の後楽園メインイベント!ドラゴン・リー、真っ向勝負でやろうじゃないか!」

第10試合


 ゴングと共にオスプレイがドロップキック。不意を突かれたファンタズモも場外に転落するが、オスプレイは即座に追撃し観客席で乱闘し、トペ・スイシーダでさらに追撃。続けてオスプレイはエプロンで助走をつけて空対地ランニングミドルを放つが、ファンタズモはこれをキャッチして足を思い切りすくい上げるとオスプレイは後頭部をエプロンに強打。ファンタズモは氷嚢を頭に当てながら挑発する余裕を見せるが、オスプレイは下からファンタズモの顎を蹴り上げ、エプロンから助走をつけてセントーンアトミコ。逃げるファンタズモを追ってオスプレイは南側客席に雪崩れ込むが、ファンタズモは南側客席の階段ゲートの上からムーンサルトプレスという離れ業を見せ、さらに階段からオスプレイを蹴り落とす池田屋攻撃。さらに客席フェンスを踏み台にジャンピングエルボーを叩き込む。
 ファンタズモはオスプレイをリングに戻すとマウントエルボーを連打し、コーナーを背にするオスプレイの顔面を踏みつけながら観客の声援を真似て「オスプレ~イ!」と叫んで見せる挑発。
 これに怒ったオスプレイはトラースキックから逆水平チョップと打ち込んでいくが、ファンタズモも掌底連打で応戦し、拝み渡りからロープを踏み台に飛びついてフランケンシュタイナー。さらにチンロックから首筋へのナックル、後頭部へのエルボースタンプと変化をつけながら痛めつけていくが、オスプレイはエルボー連打で抜け出して距離を取る。しかしファンタズモは即座にドロップキックで追撃し、コーナーを背にするオスプレイの顔面にランニングブート。
 オスプレイはエルボー連打で突っ張っていき、ファンタズモにロープに振られるとハンドスプリング式オーバーヘッドキックで一閃。反撃に転じたオスプレイは延髄斬りからトップロープ越しの619、さらに串刺しヨーロピアンエルボーから滞空時間の長い串刺し低空ドロップキック、その場飛びのムーンサルトプレスと畳み掛け、串刺しスライディングキックを狙うが、これを回避したファンタズモがスワンダイブ式のクロスボディからトップロープを踏み台にブファドーラ。オスプレイが反撃に転じようとするたびにトラースキックを入れて攻撃の機会を潰していくが、オスプレイはサマーソルトキックからのトラースキックでファンタズモを場外に叩き落とすと、コーナー上からエアーアサシン。さらにスワンダイブ式でレフトハンドラリアット、ロビンソンスペシャルからオスカッターを狙うが、ファンタズモはバックスライドで切り返しフィニッシュを狙うが、オスプレイはストームブレイカーで試合を決めに行く。これをカナディアンデストロイヤーのような形で叩きつけたファンタズモはセカンドロープを踏み台にトップロープに乗り、そこから跳ねてムーンサルトプレス。フィニッシュを狙うファンタズモを振り払ってハイキック。両者ダウン。
 消耗した2人は打撃を打ち合い、オスプレイがエセックス・デストロイヤーからコーナーに上げてアイコノクラズムを狙うが、ファンタズモが抵抗すると地対空バックキックを連発。さらにファンタズモを肩車した状態でセカンドロープに乗ったオスプレイは雪崩式のファンタスティックフリップという形で叩きつけ、後頭部へのハイキックからスライディング式での後頭部へのバックエルボーを放つがファンタズモはこれを回避。オスプレイはファンタズモの両手を掴んでカミゴェのような形で膝蹴りを速射していくが、ファンタズモが下からオスプレイの顔面にツバを吐く。
 これにぶちキレたオスプレイはステップキックからバズソーキックを連打し、オスカッターを狙うが、ファンタズモはリング内からプッシュしてオスプレイをエプロンに叩き落とすと、エプロンまで追っていって2人でエルボー合戦。これを制したオスプレイがエプロン上でのストームブレイカーを狙うが、ファンタズモが抵抗するとエプロンから場外へのスパニッシュフライを狙う。これを暴れて抜け出したファンタズモはエルボーを一撃クリーンヒットさせ、オスプレイをエプロンにCRⅡ。
 オスプレイがなんとかリングに戻るとすかさずコーナートップからフライングボディプレス。そしてファンタズモがレインメーカーを放つが、オスプレイがこれをキャッチしてオスカッターを狙うが、キャッチしたファンタズモが腕極め式旋回式ネックブリーカー。これで3カウントが入らなかったことでファンタズモはレフリーに激しく抗議。胸ぐらをつかまれて怒ったレリーがファンタズモを突き飛ばすと、オスプレイがキャッチしてスパニッシュフライ。さらにシューティングスタープレスを放つが2。ならばとオスプレイはストームブレイカーを狙うが、ファンタズモはレフリーを巻き込んでこれを妨害すると、レフリーが倒れた隙を突いてローブロー。そして最後は腕極め式旋回式ネックブリーカーからCRⅡでカウント3を奪った。

ファンタズモ「お前ら、ようやく俺にも声援を贈るようになったのか。もし今、L.I.J、CHAOS、ニュージャパン本体の帽子を被っているやつは今すぐ脱げ!それを脱いで今すぐBULLET CLUBの帽子を買ってこい。そして俺は約束しよう。BEST OF THE SUPER Jr.はこの俺、“ヘドバンクラブ”のものになるということを!」

<試合後コメント>
エル・ファンタズモ
「いい気分だ。マスコミ共が俺のコメントを聞こうとこんなにたくさん詰めかけたということか。俺の存在がようやく知れ渡ったかな?それともここでもう一度言わなきゃダメか?このシリーズで俺が4勝0敗であること、もしくは、この俺が新日本でのデビュー戦と今日と既に2回もオスプレイに勝っていることを。もうAブロックで誰が勝ち上がろうとどうでもいいことだ。BEST OF THE SUPER Jr.26、その栄冠は“ヘドバンクラブ”にもたらされるだろう!(ヘッドバンギングをしながら)」

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